(菊口の投稿です)
大寒波の新潟からお送りしております。
マイナスの世界ですが、気持ちはホットですよ〜。メラメラしてます!
前々回のカネセ商店が海外へ日本酒を販売するということの本当の意味について。
簡単に言えば
日本酒の蔵元の為
ということです。
はあ?← って感じですよねw
では、説明します。
(でも説明がまた下手なんだな、僕は。でも頑張ります!やれば出来る子です。)
前々回のブログで述べた通り、蔵元で4年間働いていたこともあり、
その時に酒作りと人作りと、大事な原価計算を勉強しました。
はっきり言って、蔵元でお金に余裕があるハッピーな蔵元って、悲しい事にほんの数%です。(T_T)
蔵元って本当にお金がかかります、設備投資にしても平気で1000万レベルばかり。
中古品のタンクや機器でも莫大はお金がかかります。蔵元はシンドいと思う。
そこに最近疑問な蔵見学。
飲食店様の蔵見学はよくあります、蔵元は正確な情報を伝えて欲しいという熱い想いがあるので、
快く受けてくれます。
ただ!飲食店様に問いかけたい事があります。
時間を割いて蔵見学をさせてくれた蔵元の酒、年間でどれくらい伝えて売ってくれてますか?
露骨な質問します、蔵見学させてもらった蔵のお酒を年間でどれくらいの本数を売ってますか?
気持ちの繋がりも大切です、1本を大切に売る伝える、ほんと大事です!
でもそれだけでは、蔵元は救えません。
ある蔵元と二人で話しをしたことがあります。
「グッさん、言えないけどそこほんと大事なんだよね!蔵見学=遊びじゃないでしょって言いたい。
僕らの思いを伝えてくれる飲食店様だと信じてるから、僕らも蔵見学の時は気合が入るし本気で
伝えているつもりです。でも結局最初だけ置いてくれて、僕らが出張でその店に行くとメニューにも
載ってない。悲しいだけですよ。僕らの伝え方が悪かったのかもしれませんけどね…」と。
蔵元が可哀想すぎる!このように思ってる蔵元、多いです!でもみんな言えないんです。
僕も長岡駅前で飲食店をやってるからわかるけど、確かに色んな蔵元があって、
目新しい蔵元などを応援するの良いと思うけど、何か忘れてないかな〜と、某蔵元と話してます。
何故こんな話をするかというと、蔵元を盛り上げていかないと、日本酒の未来は無いと思います。
カネセ商店は蔵元に目をしっかりと向けて、蔵元をハッピーにして行く努力をします。
僕らは蔵元が淘汰されていったら、弾切れで勝負すら出来ない。
現状の小さなパイをつついても、必ず誰かがどこかで泣いてます。
業界全体がハッピーになるには、国内ではもう無理です!!
(国内は無視っていうんじゃないですよ?海外でのエネルギーを国内にも落とし込めるはずです。)
だからこそ僕らは海外へ市場を求めて行くんです。
国内で日本酒を盛り上げるのも大事、でも外からの日本酒を盛り上げるのも大事なんですよね。
日本酒のこと、いや蔵元をほんとに応援するんだったら、海外市場はマスト!
内需だけの動きでは蔵元は救えません、絶対に。だから、僕らは身銭を切って一歩踏み出しました。
蔵元が盛り上がる=市場が健全に拡大している証拠=大きなパイでカネセ商店は勝負出来る。
色んな人が、最近グッさんは海外ばっかりに目を向けてる、国内はもう要らないんじゃ?!などたまに聞く。
そんな事を言われたとき、思い出しことがある。20代後半だったかな?
新潟県の田舎の市場から、中央市場(東京)を目指したときに同じような事を言われた(笑)
カネセ商店は地元を捨てた!東京ばかり行ってる。あの若造は何も商売の事をわかってない。
インターネット?第二の自動販売機じゃねーか!足並みを揃えない若手の酒屋がいる。などなど。
20代だったのもあって、不安いっぱいで孤独だったけど、徐々に出会いが出会いを呼び、刺激的な日々が待っていた。
僅かかもしれないけど、新潟にも恩返しが出来たかと思ってる。
今度は海外だ!言い切ります!海外です!不安もいっぱいだし、身銭も相当突っ込んでる。
でも誰かがやらないといけないことであり、このプロジェクトを絶対に成功させる。
それをしないと日本酒市場はガチでヤバイと思ってます。
誰がなんと言おうと、自分を信じて突っ走るしかないのです!(←ちょっとカッコイイじゃんw)
そして蔵元を、日本酒を、盛り上げたい!
その結果、先ほど言った通り、日本酒市場が、我々小売店が盛り上がると思ってる。
失敗しても、しつこく、粘り強く、前のめり!
俺たちに負けはない!
ってことで、どんどん市場調査の中身をご紹介していきます、戴社長が(笑)
戴社長はここの所、月一で海外へ飛んでます。
僕らのキャッシュアウトが半端じゃないーー(笑)
こんな僕らに賛同してくれる蔵元、募集してます。
気軽に声かけて下さい。
新しい市場を一緒につくりましょー!
つづく…