リビングフード(ローフード)の母と言われるアン・ウィグモア創設HHI(Hippocrates Health Institute)の食事法の中で、朝晩必ず飲むのがこの「ウィートグラス・ジュース」(小麦若葉ジュース)です。繊維質の多い小麦若葉をジューサーで絞れなかった当時、ガレージセールで見つけた「肉のミンチを作る道具」を改良し、初めてウィートグラス・ジュースをジューサーで絞って飲んだのが彼女でもあります。
【健康効果】
・造血作用
・免疫力強化
・抗酸化+抗ガン作用
・腸内洗浄
・強力なデトックス作用(解毒作用)
・スタミナアップ
・92種類のミネラル(全102種類)
・米国で完全食品と認められる
・スーパーアルカリ性食品
・豊富な葉緑素
・選択的にがんを攻撃するB17を含む
・抗酸化酵素SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)を含む
・栄養バランスがとれることによる減量(ダイエット)効果
・毒性なし(動物実験ではいくら摂っても大丈夫だった)
「葉緑素」と人間の「血液」の分子構造がほとんど同じため、血液に容易に変換できます。また、草食動物を使った実験では、何世代にもわたってウィートグラスだけで健康的にすごせたという研究結果も出ています。
草食動物たちの多くが草だけで健康を維持していますし、1927-1970年代にかけて行われた葉緑素の研究では、地上でもっとも栄養価のある食べ物が小麦若葉・大麦若葉としているのですから当然ですよね。
さて、「ウィートグラス」を作るために用意するものは、
・有機栽培の小麦の種(2カップ)
・有機の土(2リットルぐらい)
・トレー2枚(30×60、カフェテリア・トレーでもよい)
・ガラス瓶(900ml以上)
・ネット
・輪ゴム
・水
です。
ウィートグラスが収穫できるまでの期間は、季節にもよりますが、だいたい7日~10日をみておいてください。最適な温度は15℃-26℃(華氏60-80度)と言われています。
10度以下になると育ちが悪くなるので、部屋のなかで育てたほうがよさそうです。
(1) まずは、小麦の種2カップをガラス瓶の中に入れ、水を注ぎます。
そして、約8時間水に漬けたままにしておきます。
寝る前に水につけておいて、朝起きて水を捨てるのが一般的です。
(2) 8時間水に漬けて、中の水を捨てます。
このとき、瓶の口のところにネットをかぶせて、輪ゴムで止めます。
こうすることで、水だけが流れ出して中の種は瓶の中に残ります。
(3) 水を捨てたあと、種の入った瓶はななめ45度にして直射日光の当たらない場所に置いておきます。
こうすることで、乾燥を防ぎ、中の種も呼吸しやすくなります。
朝晩1回ずつ中の種をよくすすいでください。
水を捨てたその日の夕方、または次の日には種から芽が出てきます。
(4) 芽が出だしたら種まきです。
トレー(30×60)と土(1.5~2リットル)を用意し、トレーの上に土を敷きます。
すべて半分の量•大きさでも大丈夫です。
深さは1~1.5㎝が目安です。
軽く上から表面を整えたあと、芽が出た小麦の種をトレーの上にまんべんなく蒔いていきます。
※冬場は育ちが悪くなるので、穴の空いていないカフェテリアトレーを使い、室内で育てることをオススメします。流し台で水をたっぷりやり、トレーを傾けて余分な水を流します。
蒔き終えたら、ジョウロであふれるくらい水をあげてください。
(トレーの下に小さな穴がない場合は、トレーを少し傾けて中の余分な水を捨てます)
※上から土をかぶせる必要はありません。
(5) 次に、乾燥しないようにフタをかぶせます。
このあとも、朝晩1回ずつ水やりです。
新芽が2~3㎝出てくるまでは、水やりのあともフタはかぶせておきます。
※風通しがよく、直射日光の当たらないところに種を蒔いたトレーは置いておきます。
(6) 新芽が2~3㎝の高さになれば、フタを外します。
根もしっかりはっているので、水をたっぷりかけてもマットが安定しているので大丈夫です。
(7) それから3~5日すると、高さがだいたい15~20㎝くらになります。
(8) その高さになると刈り取りです。
根元から、はさみで刈り取りましょう。
※刈り取ったあとのマットからは、水をやり続けると、またウィートグラスが生えてきます。
2度目に生えてきたものは栄養価が、50%以上減っているといわれています。
(9) 刈り取りが終わったら、水ですすぎ、低速回転のジューサーを使って中の汁を絞り出します。
ウィートグラスを飲む量は、1回、2oz(60ml)が最も効果があると言われています。
それ以上飲んでも効果は変わらないそうです。
だいたい150~180gで4oz(2人分)のジュースがとれます。
(10) ジュースができたら、15分以内に飲んでください。
それ以上放置すると、酸化してほとんどの薬用効果がなくります。
※刈り終わったウィートグラスは、草の状態であれば、冷蔵庫で1週間保存できると言われています。
スーパーで売っている冷凍のものより、やはり新鮮なもののほうが薬用効果は抜群です!
みなさんの一杯の青汁に加えてみてはどうでしょう!
