実験1土中の微小な生物のはたらきを調べよう(大日本図書P123)を実施した。 | ラスカルのブログ

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日々の実践記録でした。2016年3月で理科授業記録は終了しました。

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 台風19号のため明日の給食は中止で、弁当持参で授業である。授業形態がどのようになるかは今後の台風次第で、明朝、緊急連絡が来ることになっている。現状予想では明朝は台風一過であろう。
 
 今回は、土中の微生物(菌類、細菌類)のはたらきを調べる生徒実験である。この実験は1回で終わらないで数日から1週間かかる。そのため今まで生徒実験を行わなかったが、本校にはペトリ皿が80~90もあり、この実験1を行う環境が整っている。
 寒天培地作りから初め微生物を培養させようと思う。
 
 
↓今日の内容
 

 

 
↓まず、大日本図書教科書P123実験1にしたがって説明する。
 

 

 

 

 

↓今日の実験道具
 

 

 
↓ペトリ皿は熱湯であらかじめ滅菌操作を行い、各班に2セット配布する。
 

 

 
 
次に写真で実験方法を説明する。
 
↓泥水作りは班内の男子が行う。

 

 

 

 

↓寒天培地作りは女子が担当した。

 

 

 

 

 

 

教科書では寒天培地を100ml作成するようになっていたが、半分で十分なので、実験スケールを2分の一で行った。

↓寒天が固まった後、上澄みをスポイトで5~6滴加えたが、寒天が固まる前に上澄みABを寒天に混ぜる方法もあるらしい。
 

 

 
↓上澄み液B内の微生物を殺菌するために加熱をするが、指導書では10分間加熱するように記載している。生徒実験では試験管に入れ、ジリジリと水温上昇が伝わり、数回沸騰したら良しとした。時間にして数分である。これで十分滅菌されると思うのだが、科学的根拠はない。指導書推奨の10分は長すぎで、危険である。(実際数分加熱で問題はなかった)
 

 

↓上澄み液A、B(加熱した)を間違いなく寒天培地に載せる。

 

 

 

 
↓シールを貼り、ロッカーに格納して本日は終了である。
 

 

 

 実験1の①~③まで行うのに40分ぐらいだった。余った10分間はテスト勉強などにあてた。次回は実験1④ができる良いのだが、カビが生えるまで1週間以上かかるため(寒天に加えたのがデンプンだけだったせいかもしれない)先に分解者や物質循環の勉強をすることにした。