おはようございます、ラクモです。
題名からして、ただならない感じですが、
残念ながら、我が家で施工不良が起きてしまいました。
実は我が家は現在、6月後半の上棟に向けて
基礎工事が進められています。
基礎コンクリートの作業が終わり、
昨日か今朝から水道業者による作業が始まりました。
ことは この水道業者との間で起こりました。
今日の14時位に建築現場を見学しました。
水道業者の作業者は3人
若い2人のお兄ちゃん と おじさんでした。
おじさんは基礎の外で雨水排水管の作業
若い2人のお兄ちゃん・・・
茶髪で腰パンのお兄ちゃんと
帽子を後ろ前にかぶったお兄ちゃんとで
基礎の中で冷水と温水の配管の敷設作業をしていました。
私は この2人のお兄ちゃんに とても違和感を感じました。
基礎の外のおじさんはヘルメットをかぶっているのに
基礎の中のお兄ちゃん達はヘルメットをかぶっていません。
そこで私は早速、一条工務店の基礎担当の監督さんに
「水道業者はヘルメットをかぶらないで作業するのか?」
という旨のメールを送り、現場を去りました。
過去に何度か書かせてもらっていますが、
私はビルの保守管理の仕事をしています。
私にとって現場でヘルメットをかぶって作業をすることは
基本中の基本です。
実は現場でヘルメットをかぶることには色々な意味があると
私は思っています。
まずは自分の安全の為です・・・当たり前です。
次に家族の為です・・・
現場でヘルメットかぶっていなかったが為に大怪我をした場合、
家族に大きな迷惑をかけてしまいます。
現場でヘルメットをかぶることはルールですので、
そのルールを守っていなかったが為に怪我をした場合、
ちゃんと保険会社からの保障が全て受けられるのか?
私にはわかりません。
最後に会社と家族と自分の為です。
現場で怪我をした場合、
往々にして会社は怪我をした状況の報告書を作成しなければなりません。
特に仕事をもらっている現場では客先に報告書を提出しなければなりません。
『 そこで作業中にヘルメットをかぶっていなかったから怪我をした。 』
となった場合、どうでしょうか?
現場ではヘルメットかぶるという最低限の作業ルールですら
守れない会社に今後も仕事を任せたいと思うでしょうか?
施工会社なんて世の中にいくらでもあります。
ルールを守れず、会社に損害を与えた社員を会社は守ってくれるでしょうか?
会社に守ってもらえなかった場合、
社員は自分の家族を守れるでしょうか?
『 現場ではヘルメットをかぶる 』 という最低限のルールには
以上のように色々な意味合いがあると私は思っています。
大げさに思うかもしれませんが、
私の会社では、特に家族を持っている者は
このことを良くわかっています。
さて、基礎担当の監督さんにメールを送ってからしばらくして
監督さんから返信がありました。
「申し訳ございません。すぐに是正させます。ご連絡ありがとうございます。」
(原文のままです。)
2時間後の16時、
私は建築現場に戻りました。
そこでみたものは
先ほどの水道業者のお兄ちゃん達
頭にヘルメットを載せているものの
あご紐をしていません。
つまり頭にヘルメットを載せているだけです。
下向きゃ 落ちます。
それを見た瞬間、
『 あ~ この子達、ダメな子なんだな・・・ 』
と悲しくなってしまいました。
どういう意味かわかりますか?
仕事の依頼元である一条工務店の監督から
「お前ら、施主にヘルメットかぶらないで作業してるの見られているぞ!
はよ、ヘルメットかぶれ!!!」
と指摘されても、それを守れず、作業する。
我が家の建設現場は妻の実家の目の前です。
家の中からでも、現場はみれます。
施主から見られていることがわかっているのに・・・
仕事の依頼元である一条工務店からの指導でもあるのに・・・
ヘルメットひとつ 満足にかぶれない。
そんなやつらに
妻の実家の目の前で我が家の作業をされる・・・。
どれだけ残念に思ったことか・・・。
あ~ この子達 ダメだと思いつつも
監督に再度メールしました。
『 これが一条工務店の現場作業ルールですか? 』 と。
その後、私は保育園に子供を迎えに行き、
また、妻の実家(建設現場)に戻ってきましたが、
水道業者のお兄ちゃん達の状態は変わっていませんでした。
むしろ、態度が悪化しているようにも感じられました。
きっと、再度 一条工務店の監督から連絡があったのでしょう。
ちなみに、後から聞いたのですが、
この水道業者の若いお兄ちゃん2人のうち
どっちかが、この現場の責任者だそうです。
もう1人のおじさんが責任者かと思っていました。
私はいたたまれなくなって、
水道業者のお兄ちゃん達も
建築現場も見る事が出来ませんでした。
その後、17時半頃に一条工務店の監督さんから
電話がありました。
「申し訳なかった・今後 厳しく指導管理していく」という内容で。
私は人に直接 厳しい言葉をかけることは ほとんどありませんが、
監督さんに静かに言いました。
「作業ルールを守れない奴に 施工ルールを守れるのか?」と
つまり、
最低限のルールであるヘルメットをかぶる
ということですら守れない奴が
一条工務店の施工ルールを守って丁寧に作業 出来るのか?
ということです。
監督には
「今回は厳重注意で良い。次回 見つけたら連絡するから人を変えて欲しい。」
と伝え、電話を切りました。
その後、どうしても不安になり、
営業さんに
「監督には伝えたが、今後、水道業者がちゃんと作業してくれるのか不安だ。
どうしたらいいのか?」
とメールで助けを求めました。
営業さんにメール後、
いたたまれない気持ちに包まれながら、
一応、今日の現場確認をしました。
そこで見た物がこれです。
本来、このシーリングは基礎コンクリートに刺さっている配管と
コンクリートの隙間から蟻が入ってこないように
コンクリートと配管のつなぎ目(赤い点線部)にする
もう一度言います
コンクリートと配管のつなぎ目(赤い点線部)にシーリングする
とのことです。
(コンクリートと配管の間に隙間があっても・無くてもです。)
ホンマ、何の意味があるんだい? このコーキング??
こんな感じが ほぼ全ての配管で行われていました。
また、冷水・温水管の集合部でこんなの見つけました。
ピンクや青の保温材がちゃんと配管を覆っていない。
温水は この保温材無しの部分でお湯が冷えること
冷水は この保温材無しの部分で最悪 結露して
保温材がカビることが予測ざれます。
その他、探すと色々な施工不良がみつかりました。
もしかしたら、
妻や義父や義母にはわからない施工不良
私だけがわかる施工不良かもしれませんが、
見ていて とても悲しい気持ちになりました。
また、最悪なことに、この施工不良を見ていて
わかってしまったことがありました。
この全ての施工不良
私が「ヘルメットかぶっていない!」と監督に指摘した後に
施工したものと思われます。
私が彼らを見た時の作業状況や
実際の施工状態をみて推測される施工手順から
そのように感じることが出来るのです。
思い違いかもしれません。
しかし、この2日後には一条工務店の監督による
配管の施工検査が入る予定なのに
この雑な施工具合。
監督に指摘されるのはわかっているのに
この雑な施工具合。
つまりは若者にありがちな
何も考えずに、「やってらんねーよ!」という気持ちで
施工されたもの
つまりは施主(私)に対して
「なんだよ、ちくりやがって」というような怒りに近い
感情で施工されていることが感じられました。
思い違いかもしれません。
でも、監督に怒られたあとに
バレバレな感じで
わざわざ手を抜きます?
普通に考えて、
こんな仕事してたら、次は仕事もらえないですよ。
私も職場に若い子が何人かいますので、
何となく彼らの気持ちはわかります。
しかし、許されることではありません。
私たち家族は特別なことを願っているわけではありません。
私たちにとっては大きなお金を払い、
自分達の色々な思いを詰めて設計した我が家を
普通に丁寧に作って欲しいだけです。
営業さんは以前
施工には自信があるのでお任せください!と
私に約束してくれました。
水道業者の彼らは
そんな私たちの気持ちをくんで 作業してくれたでしょうか?
その後、営業さんから電話があり、
現場に来て、一緒に状態を確認してくれました。
営業さんからは
水道業者を変えます。
木曜日に監督に現場を確認させてから
今後の対応を考えます。
との言葉を頂きました。
見えている部分の施工不良は直せばいいですが、
地中に埋まっている配管の状態確認は どのようにするのか?
今後の連絡を待ちたいと思います。
大変 長くなりました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
2018年4月12日追記
こんにちは、ラクモです。
最近、この記事が多く見られるようになったなと思っていたら、
他のブロガーさんの お家でも同じことが起こってしまっているのですね。
とても残念です。。。
この記事を書いてから もう直ぐで1年になります。
未だに『 一条工務店 施工不良 』で検索すると
この記事が出てくるので
この記事を書いた者として
間違ったことを書いたつもりは無いのですが
日々 責任も感じています。
今回は これまでの約1年で
この施工不良について わかったことを追記したいと思います。
冷水・温水管のヘッダーの保温材に ついては
ただ単に雑な作業なだけだったので、
特に追記することはないのですが、
問題はコシシーラー(灰色・シーリング材)の施工についてです。
私が書いた記事では
コシシーラー(灰色・シーリング材)は
コンクリートと配管の つなぎ目(境い目)に施工すると
書いています。
インスタグラムの画像やブログを見ていると
大抵の お宅では ちゃんとそのように施工されているのですが、
(インターネットで 一条 基礎 配管 などのキーワードで検索すると見れます)
残念ながら 我が家と同じく つなぎ目(境い目)から離れた位置でコシシーラーを施工されている お宅も まれに見かけます。
昨年、一条工務店で建設中のある方から
「コシシーラーの施工が ラクモ家と同じようになっているので、監督に相談したら、コシシーラーは薬剤としてシロアリを防ぐ為に施工しているので、コンクリートと配管の つなぎ目(境い目)から離れた位置で施工されていても問題ない。」と 取り合ってもらえなかったとの相談を受けました。
そこで昨年末に改めて我が家を担当してくれた
基礎工事監督と建て方の監督に別々に確認してみたところ、
監督両名共に
「ラクモ家のコシシーラーの施工は施工不良と認識しています。」
との回答を改めて頂けました。
ただ、もうひとつ教えてもらったのが、
一条工務店のマニュアルには コシシーラーの施工について、
『この位置に こんな感じで この厚みで施工しなさいよ!』
等の明確な詳細の記載は無いそうです。
そういう施工の細かな部分については
先輩監督から後輩監督へと教育・引継ぎがされていく
とのこと。
(会話の中での回答ですので、不正確な場合は申し訳ありません。)
しかし、監督が言っていたのですが、
『防蟻処理として
配管にコシコート(青色薬剤)とコシシーラー(灰色シーリング材)を施工するにあたり、
コシシーラーという薬剤入りのシーリング材を
使う意味合いを考えたときに、
コシシーラーに入っている薬剤でシロアリを防ぐと共に
シーリング材の本来の役割である『塞ぐ(ふさぐ)』という機能を
もって 配管とコンクリートの間に あるかもしれない隙間を
塞ぐ為にコンクリートと配管の つなぎ目(境い目)に施工する
と教わったし、自身もそう考える。』
とのことでした。
なので、
我が家を担当してくれた監督さんは
コシシーラー(灰色シーリング材)の施工には
薬剤としてシロアリを防ぐ為に施工する
という意味合いと
配管とコンクリートの間に あるかもしれない隙間を
塞ぐ為にコンクリートと配管の つなぎ目(境い目)に施工する
という2つの意味合いを持って施工しているそうです。
この点について
一条工務店のマニュアルには明確な記載が無いため、
監督によっては1つ目の意味合いだけをとって
薬剤としてコシシーラーを施工しているから
つなぎ目(境い目)から離れた位置で施工してあっても
問題ないですよ。
となることがあるようです。
確かに、マニュアルに明確な記載が無ければ
これは施工不良では無いと判断されても
仕方がないことではあるのかもしれません。
ただ、いち設備屋の端くれとして 私が思うのは
マニュアルに明確な記載が無くても
防蟻処理としてコシシーラーという
ベタベタ・ネチョネチョしているシーリング材を
あえて使っている点を考えて施工して欲しいということです。
シーリング材ってベタベタ・ネチョネチョしている物なので
配管周りに綺麗に施工するのって
結構 面倒臭いものなのです。
我が家の監督さんとも
『コシシーラーにシーリング材の意味合いを持たせないのならば
配管周りにコシペレット(粒状の防蟻薬剤)を蒔くほうが、
施工が楽だし、効果的だよね!』
と冗談ですが 話しました。
コシシーラーの施工不良についてブログを書いた者として、
また、施工不良にあってしまった施主として
他の施主さんが 同じ事態にあっているのを見ると
心が痛むし、
同じような気持ちになって欲しくない!と
切に願っています。
また、別の話で
この記事中で
水道設備業者の お兄ちゃんに
私に対する当て付けとして施工されたと感じると
書いていますが
確かに 感情的になって当時はそのように
感じていましたが
今となっては そうでは無く
ただ単に
プロとしての技術も意識も低く
施主に対する配慮もない
お兄ちゃんに施工された
と今では思っています。
高いお金を出して、一条工務店で家を建てたものとしては
そっちのほうが むしろ残念ですが・・・。
とても長い文章になってしまっていますが、
最後まで読んでくれている方
本当にありがとうございます。
この記事を読むということは
家作りを検討されている方
家作りの途中の方かと思います。
皆さんに とって良い家が出来ることを願っています。
一条工務店の家
超ーーー 快適ですよーーー!!!
ありがとうございました。