電磁波攻撃という主張はネットで見かけるのですが、
あまりにも荒唐無稽であり、信憑性が全くないことが多いのです。
信憑性がない記述があまりにも多いと、
電磁波攻撃が存在するという主張に説得力が全くなくなります。
被害の存在を流布したいという意図があるのかもしれませんが、
実際には逆効果ということです。
さて、レーダーからマイクロ波ビームを人体に照射したり、
レーザーから赤外線ビームを人体に照射することにより、
痛みを与えることができます。
ビームを細くして、皮膚を加熱するエリアを極端に小さくします。
直径1cmというレベルでなく、
直径1mm以下のビームにするのです。
そして、限られた範囲の皮膚の温度を
瞬間的に8℃~10℃、加熱します。
8℃などの温度上昇は1秒以下に設定します。
すると、暖かいとか熱いと感じるのでなく、
痛みを感じます。
このような条件において、
皮膚感覚が熱さでなく、痛みを感じるというのは、
生理学の専門雑誌を丁寧に調査すると発見できますが、
町医者レベルではここまでの知見はありません。
更に、加熱する範囲を小さくすると、
人体に与えるエネルギーが小さくなり、
皮膚がヤケドしないのです。
ヤケドの痕跡が残らないので、
犯行の証拠が残らないのです。
マイクロ波や赤外線を人体に照射して、痛みを与えた場合には、
電磁波攻撃という表現は適切でしょうね。
このようにマイクロ波や赤外線を人体に照射するとなると、
これは兵器、武器としての使い方であり、
電波、赤外線の民生利用とは全く異なります。
また、自宅内部であっても、被害に遭っているようですが、
壁透過レーダーを応用することにより、
このような被害を引き起こすことができるわけです。
電波、光を使った武器、兵器を所持できる機関が
加害者になるわけですが、
このような機関はどこでしょうかね?
日航や全日空であっても、戦闘機は購入できませんし、
自動車メーカーであっても、戦車は購入できません。
武器、兵器クラスのレーダーやレーザーを購入し、所持できる組織は、
防衛省、自衛隊に限られます。
防衛省情報本部が、レーダーやレーザーを担当していますが、
防衛省情報本部の任務は秘密です。
特定秘密保護法は、テロ対策を秘密にすることができますが、
気に入らない国民や外国人をテロリストとして断定して、
レーダーやレーザーで監視しているのではないでしょうかね。
テロリストにマイクロ波ビームや赤外線ビームを照射して、
その反射波を解析することにより、
テロリストの位置を監視できます。
ついでにマイクロ波や赤外線の強度を上げると、
痛みを与えることができるということです。
しかもマイクロ波や赤外線を検出できないように工夫して、
完全犯罪になるわけです。
電波兵器、光兵器の研究開発レベルです。
更に御用学者の精神科医が被害妄想と診断することにより、
迫害の事実が無かったことになる、ということですね。
電子戦は、電子攻撃electronic attack
電子防御electronic protection
電子戦闘サポートelectronic warfare support
に大別されます(文献1、文献2)。
電子戦にはレーダーやレーザーが使われますが、
電子戦の電子攻撃が人間にされたときには、
電波や光による健康被害が現れれます。
例えば、ミリ波レーダーを照射して、痛みを与えるというのは、
下記の文献にあります。
Heating and pain sensation produced inhuman skin by millimeter waves: comparison to a simple thermal model.
Walters TJ, Blick DW, Johnson LR, Adair ER,Foster KR.
二酸化炭素レーザーを照射して、痛みを感じるというのは、
下記の文献。
Pertovaara, Antti, Thomas J. Morrow, andKenneth L. Casey. "Cutaneous pain and detection thresholds to short CO 2laser pulses in humans: evidence on afferent mechanisms and the influence ofvarying stimulus conditions." Pain34.3 (1988): 261-269.
医者はモノを知らないので、現実に可能なことを空想、妄想と間違えます。
文献
1.デビッド・アダミー David Adamy
翻訳 河東晴子等
電子戦の技術 基礎編
東京電機大学出版局
2013年4月10日
2 米軍 Joint Publication 3-13.1
電子戦Electronic Warfare
2007年1月25日