はい、最終回!


さてこの「ロ*リ*コ*ン」、また話は少し戻って、犯罪的見地で見た場合、『ロリータ・コンプレックス』とは別に、『チャイルド・マレスター(child molester)』という言葉がある。

この老人(オイト)も、この一連の記事を書くにあたって調べ、そして実は始めて目にしたものである。


以下多少長くなるけれど、当記事の内容は、まんま「Wikipedia」から転載して、本シリーズのまとめにしたいと思う。

『チャイルド・マレスター(child molester)とは子供にみだらなことをする人間のことである。
日本語では小児性犯罪者あるいは児童性虐待者などと訳される。
ペドフィリアが医学的用語として多く用いられるのに対し、こちらは犯罪分析によく用いられる用語である。

チャイルド・マレスター(child molester)はペドファイル(pedophile)と混同されがちであるが、ペドファイルは子供に性的夢想を抱く人間であり、それらの概念は異なったものである。
小児性愛者だからといって必ずしも子供にみだらなことをするわけでもなく、また小児性愛者でなくとも子供にみだらなことをする場合はある。

もっとも、ペドファイルでない人がチャイルド・マレスターとなった場合、被害者の数は数人程度であるのに対し、ペドファイルがチャイルド・マレスターとなった場合被害者の数は数百、数千のレベルとなる。
基本的にペドファイルでないチャイルド・マレスターの方が数は多いが、子供が被害にあうのはペドファイルからであることが少なくないのはこのためである。』



$風俗浪漫☆老いぼれの遠吠え-ロリ2

アングラな部分での「児童*ポルノ」のサイトは依然盛況である。


『米、連邦捜査局(FBI)には児童性虐待者の類型論がある。
状況的児童性虐待者とはペドファイルでないチャイルド・マレスターであり、嗜好的児童性虐待者とはペドファイルであるチャイルド・マレスターをいう。』


ちょっと難しくて理屈っぽい?

いやいや、以下項目を見てみると、意外なことに「あ、あの人はこれに近い!」とか、「ヤバっ、もしかしてカレシが…」とか、男子にしてみれば、自分、そういうところあるかもしれない…と少々冷や汗をかいたりする内容でもある。
また、そうではなくても、「なるほど」と頷ける点が多々あるのではないだろうか。


■状況的児童性虐待者(性的行為の対象は児童のみに限定されない)

《退行型》
情緒的に未熟で社会的能力に欠け、子供を同等者とみなすタイプ。
本当は同等の成人と関係を結びたいのだが、それが出来ないので子供と行う。
短期的にセルフ・エスティームが低い状態にあり、自分の子供や身近な人物を標的にする場合がある。
主な犯罪方法は脅迫である。

《倫理観欠如型》
反社会的で手当たり次第に虐待を行うタイプ。
周囲を利用し暴力を振るうことが人生そのものであり、犯罪の罪悪感がほとんどない。
相手の弱さと犯行のタイミングを基準にして被害者を選び、子供を対象にするのは、たまたま条件に合ったからに過ぎない。

《性的倒錯型》
性的嗜好が曖昧で、あらゆるタイプの性行動を試そうとするタイプ。
精神分析学の用語では多形倒錯と呼ばれる嗜好である。
大量のポルノグラフィーや猥褻文学などを保有している可能性は高いが、児童ポルノの占める比率は低い。

《社会不適応型》
社会不適応者で、様々な障害などのある場合。
この特徴を持つ人の多くは無害であるが、積もり積もった衝動がそのような行為へと走らせる場合がある。
子供が弱いことを利用し、性的好奇心を満たそうとする。
被害者を殺害する場合もある。



■嗜好的児童性虐待者(性的行為の対象は児童のみに限定される)

《誘惑型》
子供を誘惑し、うまく丸め込むタイプ。
こういったタイプは子供への話し方や聞き方をよく理解しており、また大抵は秘密を漏らさないような子供を見分ける能力を持つ。
被害者になる子供は心の面や実際の生活面で放置されている子供である。

《内向型》
社会的スキルの欠如のため子供を誘惑できず、見ず知らずの子供か幼児を選ぶタイプ。
子供の集まる場所をうろつき、観察したり悪戯したりする。児童/買/春を利用する場合もある。
子連れの母親と結婚し、その子供を被害者にする場合もある。

《加虐型》
被害者に苦痛を与えなければ性的満足を得られないタイプ。
誘惑や強要で子供と接触する。性的暴行目的の誘拐殺人の事件を起こす場合もある。

このうち最も多くの児童性虐待者に見られる特徴は退行型と見られている(理由:ストレスを抱えている時に犯罪を犯しやすい傾向があるため)。
ただし、複数のタイプの特徴を持つ人も少なくない。
また、近年は倫理観欠如型が増加しているという。

嗜好的児童性虐待者ははっきりと子供への性的嗜好を所有していなくてはならないため、定義上少ない傾向があるが被害者の数は多い可能性がある。

また、内向型は従来の典型的なイメージに近いが、だからといって多いとは限らない。
加虐型は子供を誘拐する可能性が最も高く、最も恐れられるタイプではあるのだが、非常に少ない。


…ということであるらしい。

そして、『多くの加害者は児童性虐待さえしなければ普通の人間である』とある。

「Wikipedia」にはこの他、ついての「動機」、「傾向」、「原因」などについて詳しい記述があるので、ご興味のある方は是非転載元の記事をご参照いただきたい。


とにかく人の「性的嗜好」というのは様々で、仮にそれが一般的ではない(少数派という意味でも)場合でも、かと言っておいそれと矯正できるものでもない。

最低限、他人に危害を与えない、ということにおいて、ある程度は仕方がなく、また、見方を変えればそれもひとつの「個性」だとすれば、容認せざるを得ない部分、あるいは容認されて然るべき部分というのがあるのかもしれない。

人間社会として、皆が“優等生”であることが望ましいのだろうが、決してそうも行かないだろう。
「性癖」にしろ「性的嗜好」にしろ、それを抑圧すれば、その性的欲求はどこかに捌け口を探すものである。


何にせよ、性癖や性的嗜好に起因する性*犯罪について、その解決の糸口を探ることはもとより、それがまたどういうものであるのか、全体を解明するにはとても容易なことではないようである。

人間の「性」は常に複雑で奇怪である。



例えば風俗店において「コスプレ」を要求された。

そんなとき、女の子は取り敢えずは微笑ましさを持って対応してあげていただきたい。

案外そうしたことが、風俗の存在というものが、性*犯罪の抑止力になっていることは充分にあり得ることだとも思うのだがいかがだろうか。


お・し・ま・い



■参考記事一覧(ケイタイ閲覧不可、PCのみ)
『風俗と性犯罪』
性風俗と性犯罪との相関関係について。風俗が性犯罪に及ぼす影響などについて書いています。
『依存や症候群について』
依存や嗜癖など。また症候群と呼ばれる人の心理や精神的な部分に関わる部分について書いた記事。

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