追記)この度、成田市民である事業者の方からのご相談を受け、栄町の町役場にご相談させて頂いた。ブログを既読された方から一部誤解もあったようだが、おかげさまで、栄町シルバー人材センターから相談者の方へは謝罪があり、ご相談者さんとの距離が少し近くなられたとのこと。ありがとうございました(2021.6.1)。
成田市在住の方で、千葉県印旛郡栄町で事業を営んでいる方から相談を受けた。相談内容は、「栄町のシルバー人材センターから嫌がらせを受けており非常に困っている。営業妨害もあり、成田警察刑事課及び生活安全課にも相談しているが、町が動いてくれないので平行線のままとなっている。どうにかならないだろうか」(ご相談さまからの直接の声)。
栄町では、廃校となった酒直(さかなお)小学校の利活用として、事業者にリーズナブルな賃料で空き教室を貸出しており、相談者の方も旧酒直小学校の3階を利用して事業を営んでいる。1階の旧職員室を「シルバー人材センター」が賃借しているが、この「栄町シルバー人材センター」によって、様々な問題が発生しているようだ。賃借人である「シルバー人材センター」が本小学校跡地の管理者を兼ねている。
相談者の話では
①玄関口に置いてある看板が、いつの間にか目立たないところに動かされていることが多々ある。
勝手に動かさないよう申し入れても、のらりくらりと埒があかない(私もやり取りの音声データを確認させてもらった)。
②営業中の3階の廊下の電気がよく消されている、とのこと。
③教室はたくさん空いているのに、相談者の事業場所の隣の教室でカラオケ、卓球など非常に騒がしいとのこと。何度か相談者がシルバー人材センターに抗議したところ、今度は事業場所の真下の教室を使われ、音や振動が真上に響いていたとのこと。
④その他、相談者によると細々した嫌がらせを受けているとのご相談だった。
そこで、栄町にいる知人に伺ってみたところ、その知人は、酒直小学校の出身であり、当小学校が廃校となる時に記念イベントを子ども達と行った。その後は、旧酒直小学校を拠点に子ども達のために各種イベントを主催していこうと考えていたそうだが、管理者である「栄町シルバー人材センター」に追い出されたとのこと。
他の方からは、
①賃借人兼管理者として会計処理を適正に行わなければならないのに、使途不明金が多く決算内容が杜撰である。
②一昨年秋の台風時、避難者が旧酒直小学校にやって来たが、管理者である「栄町シルバー人材センター」が設置したロープがそのまま張られており、避難者の多くは学校敷地内に入ることが出来ず、強風の中他の避難場所へやむなく避難することとなった。人命に関わる事でもあり管理面について地元では問題となっている。
③本施設内は契約上、転借(又貸し)が禁止されているにも関わらず、「栄町シルバー人材センター」は借りている部屋を転借(又貸し)をして使用料を徴収している。明白な契約違反である。
という話だった。
そこで、成田市在住の相談者の方が栄町役場の財政課の課長にアポをとり、当日一緒に栄町役場に行って来た。課長は不在だったが、担当課の方からお話を伺うことができた。契約に反して転借(又貸し)をしていることについても伺ってみたところ、はっきりとした返答は伺うことは出来なかった。
成田市在住の相談者の方に、栄町の町議会議員に相談されてはどうかと伺ったところ、「何人かの町会議員に相談してきたが、話が進まなかった」とのこと。
栄町が行なっている廃校の利活用事業はとても良い事業だと思っている。町外町内問わず栄町の廃校利活用事業に参加される方がいるのであれば、何とか上手く活性化して頂きたいものである。
成田市 市議会議員
星野慎太郎
旧酒直小学校