↑のつづき。
さて、さらに防府市自転車の旅はつづく。

この神社の周辺は鞠生松原と言われ、
中世までは海岸沿いだった。
砂に生える松は、
静岡の三保松原を想起させる。
同じく山口県にある『麻里布(まりふ)』
と同じく、「麻」に関連する説がある。
麻といえば阿波忌部である。

長い参道を進む。


手水舎。

拝殿。
『松原厳島神社』
鎮座地 山口県防府市華浦
創健 西暦700年頃と伝わる
祭神 宗像三女神
宮島の厳島神社に参拝した後、
九州へ向かう途中で鞠生(まりふ)の
松原に立ち寄りました。
この時のことを記した
「鹿苑院西国下向記」には、
この地は宮島の厳島神社の神が
最初に天下った地として、
当神社の記述があります。
1699年(元禄12年)、
現在の新田や古浜などが干拓された
三田尻大開作(おおかいさく)の鍬初めの際には
工事の安全や完成を祈願しました。
完成した塩田による製塩業は藩財政を潤し、
明治維新を財政面から支えたと
いわれています。
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実は重要な神社である。

なんかカラフル(笑)



横から本殿。
朱色の造りが印象的だ。


そのとなりには、
『小烏神社』。
祭雷 建津見命 八咫烏
前日の福岡の小烏神社に続いて
この旅二社目の八咫烏。

鳥居の扁額も小烏神社。

こちらも
防府市観光情報サイトを引用↓
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1867年(慶応3年)11月25日、
薩長連合全軍が集結し、
必勝祈願の後、倒幕の途についたという、
鳥羽伏見の戦いと戊辰戦争の
口火となった神社です。
1908年(明治41年)4月7日、
現在の場所に遷座しましたが、
それまでは隣の華浦小学校の校庭に
あったと言われています。
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たしかにすぐ隣には小学校があった。薩長連合全軍が集結したとは、
幕末ファンにはたまらない神社。


横から本殿。





境内の『アサギマダラの里』。

アサギマダラは旅する蝶と言われ、
10月頃に山口県に飛来するのだそうな。
本州の高原地帯から南下し、
九州や南西諸島、台湾へと海を越えて
飛んでいくその距離はなんと
1000キロ以上。
たしかに「旅する蝶」である。
参拝日は2月だが、現在は10月。
もう飛来しているのだろうか。

冬晴れの清々しい日の
お散歩にビッタリ。
おだやかになれる神社でした。

さてさて、
次回は防府市最後の神社。
境内の古墳が興味深い神社である。
つづく。
ではまた❗

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