★私の法律の師匠【増木重夫】さんののフェイスブック書き込みより
皆さんは「NHKから国民を守る党（代表；立花孝志）」をご存じだろうか。
私は個人的に立花氏と懇意なのでよく知っている。今から１０年ほど前になるが、
私はNHKの偏向報道反対の運動をかなり積極的にやっていた。
丁度そのころ立花氏は長年勤めたNHKを、「これでは国民のためにならぬ。
NHKを改革する」とNHKを退職し、「NHKの受信料を払うのは止めよう。」
と声を上げ始めた。私は偏向報道の禁止。放送法を守れという主張。彼は、NHK
を見ない人にまで受信料を取るのはおかしい。と若干主張は違っていたが、共に
NHKの糾弾は同じ。私は性格的にあまり細かいことは言わない。立花氏も全く同じ。
妙に気があった。彼は保守ではない。左翼でもない。しかし一つ一つの案件で
意見を言いあうと「お前立派な保守やで」「そうかなー」ってな調子。
彼は極めてクレバーな奴・・・ひょっとすると選挙を意識して、保守色は消して
いたのかも知れない。
そして当初から政界進出を口にし、国会進出も口にしていた。当時の私の思いは
「このホラ吹き野郎」。彼の最初の選挙は確か大阪の摂津市。オレの愛車（ハイエース）
とうちの居候（嫁の子分）を選挙カー、ウグイスとして持っていってしまった。
まっ、いいか。
ところがあれよあれよで、現在全国に7名の市会議員を擁し、年内に10名にすると
豪語している。いや壕語ではなく予定だろう。
というのは、昨日、兵庫県川西市で街頭演説会があった。
同市から、「おつるさん」こと中曽千鶴子氏が10月の市議選で「NHKから国民を守る党」
から出馬を検討している。彼女は女性ながらも日の丸の褌をしているような女性。
立花氏は（私の理解だが）「国民に被害を与えることは許さない」これだけは守ってくれ。
おつるさんも公認をためらった（当たり前だけど）ようだが立花氏との行動を決断した。
私は、「立花は細かいことは言わないから。貴女のいろいろな活動の軸足を
置かせてもらったらいいんじゃないの。」と助言させてもらった。
立花氏の選挙は事務所、選挙カー・・・どうでもいい。ネットで情報、意見を流しまくる。
私の選挙は、堅牢な後援会を作ること。180度手法が違う。立花氏は言う、
「後援会は皆お年寄りやろ。未来がないで。」
そこを突かれるとたしかに弱い。オレは20年先を行っている。と立花氏は言う。
丁度、立花氏と私の年の差か。
そこでで昨日の阪急川西駅前の街頭演説（ビラまき）会。私は2時間ほどいたが、
武原尼崎市議を先頭に参加者10名ほどでその間で通行人に手渡したビラ1000枚。
普通1時間で50枚もまければいい方。ひっきりなしに立花氏とのツーショット写真を撮りに来る。
「ツーショットは有料ですが」などとジョークを飛ばし、その整理に汗だく。
私の選挙人生30年。橋下さんや安倍さんは別にして、こんな光景見たことない。
今までうわの空で聴いていた立花氏の政界進出戦略。偉大なる社会実験。
研究する価値はあるのではないだろうか。
特に若い人。先輩議員の後援会を禅譲・・・時代錯誤かも。 （文責 増木重夫）