
どーも、はるきちです♪
年号の「平成」が変わるときも、そう遠くない未来に近づいている現在ですが
そんな中にあっても、いまだ「昭和」を感じさせる食堂が福岡の室見にございます。
お店は、「ふくみや食堂」さん。
暖簾は出ておりますが、外からでは中の様子がまったくうかがえず
木戸がぴしゃりと閉じられ、いちげんにはかなり開けにくい雰囲気。
図々しさが取柄なワタクシも、すこし(2秒くらい)入るのを戸惑いましたよ。

店内へ入ってみますと、まさに昭和へタイムスリップしたような空間がそこにありました。
ちょっとガタがきている椅子に座ると、客かと思っていたおばあちゃんが
おもむろに横のテーブルからよいしょっと立ち上がり
ストーヴの上で温めていたやかんからお茶を出して持ってきてくれます。
笑顔がとってもキュートなおばあちゃん。
注文をすると、笑顔で聞き入れ、そのまま奥の厨房にいるおじいちゃんに伝えにいきます。

しばし待つと、距離感のだいぶおかしいおばあちゃんが
僕の注文したラーメンを持ってきて、耳元で「はい、ラーメン」と言ってくれる。
ということで、いただくのは「ラーメン 400円」です。
他のメニューもほぼすべて500円以内で、一番高級なメニューが肉丼の550円。

さ、いただきましょうか。
スープをすすってみると……あ、美味い。
なんだろ、ちゃんと旨味を感じるぞ。
豚骨スープの上には、最初からコショウがかけられていて
チャーシューなんてオサレなものはなく、塩茹でしただけの豚バラ肉が2枚のっている。
何十年もこの場所で、このラーメンを、このおばあちゃんが運んできたんだと思うと
目の前の一杯にかるく感動を覚えてしまう。

耳が遠いのだろう、常連客のおじいちゃんとお店のおばあちゃんが
店内に響き渡る声量で、NHKを見ながらなんてことはない会話を続けている。
そうすると、また常連のおじちゃんが店にやってきて
「またいらんこと言うやつが来たばい」と常連のおじいちゃんがうれしそうに芋焼酎を傾ける。
好きだなあ、この感じ。
ラーメンが美味しかったから、次は500円玉握りしめて
チャンポンやチキンライス、焼きそばなんかも食べに来たいな。
味だけをとことん追求する(評価する)ような方にはオススメしようと思いませんが
きっと好きな人はすごく好きなお店だと思います。
気になる方は、どうぞ今のうちに。
ではでは♪
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