うちにはもうひとつ管理しているお寺があります。
泉妙院。
妙顕寺の塔頭で尾形光琳、乾山の菩提寺です。今でも光琳にご縁のある方がお参りに来られます。

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しかし、この門の後ろに見える大きな茶色い壁は実は変電所なのです。

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これが建つまでは門は妙顕寺の参道に向いていたのですが、通路を明け渡すため道路側に門を移動しました。

変電所はどんどん大きくなり、とうとうその電磁波障害で先代住職と義母は倒れて住めなくなってしまいました。廊下を手を添えねば歩けず、毎日眠れない辛い症状でした。

電力会社との話し合いも持ちましたが、変電所を撤去しない限り解決にはいたらず、その場所を離れるしか選択肢はありませんでした。
檀家様、特に子どもや妊婦さんの健康を考え、今は法務を概ね法泉院に移し無住で管理しています。
先日もお葬式で丸2日いたのですが、その後数日間頭痛が続き辛かったです。

今日はこの泉妙院に、息吹の笛のご縁で知り合った森羅風薫さんが『電磁波から守られるように』と大きなオルゴナイトを持って来てくださり、設置することが出来ました!

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置いただけで、電磁波による頭痛が軽くなり楽になりました。
何よりも、「これは、辛かったでしょうね。」と言って下さったこと。
寺に住めなくなった時、まわりにわかって下さる方がほとんど無く両親はとても辛い思いをしたので、このひと言がとても嬉しかったです。

苦労して辛い思いをして先代も義母も無くなりましたが、その後の原発事故…
もういろんな問題を見て見ぬ振りは出来ない時代になりました。
残された課題は重たいです。
今を生きる私たち、未来を生きる子孫たちのために何が出来るのか、考えていかねばなりません。難しい課題です。

奇しくもこういう被害にあった私たち、また寺という立場だからこそ出来ることを考えていこうと思っています。




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