今日は故・北公次さんの75回目の生誕日です。フォーリーブスの曲をこんなに聴くことはなかったのですがYouTubeで流しておりました。ここ何日か前向きに物事を考えられるようになっていますが北さんに関しては色んな意味で考えるものがあるかなと。これだけ死後利用されたら何らか補償してあげないと。


★自分では思い出したくないことでたがしっかり記録に残していた北さんの告白本とLIVE活動のこと。


ジャニー喜多川氏が亡くなった直後に男性アイドルエンタメの礎を創ったとともに今回の性加害のことについても話題になり、外国一部メディアも紹介していました。



当時某大学教授が北さんの告白本を題材にネット記事を投稿していました。またさらにツイッターで北さんが書かされた本を題材にジャニー氏の私生活を批判。


北さん自身がLIVEの最後どんな思いで幕を下ろしていたか、ゴーストさんの取材に応じたことをどれだけ後悔していたか。そんなことを知りもしないで。


大きい事務所に刃向かえず悔しくてやめたわけではなく、LIVEに集まった同志仲間の裏切りで幕を下ろしたこと。


元はシャイで少年ぽくて優しい人だったのにLIVEの回数をますごとに性格が変わり見に来たファンをも敵に見えたかもしれません。


最後のライブから数年後フォーリーブスを再結成するまでの道のりも知っています。再結成すれば公ちゃんは立ち直ると信じて活動をされていたFLファンのこと、その苦労も考えないで何をこの教授は書いているんだろうと思うのでした。


少しでも北さんの気持ちが後輩タレントファンの皆さんに伝わることを願いつつ当時の様子をできるだけ思い出しながら綴ります




1978年、フォーリーブスを解散しその後不祥事が原因でテレビからも舞台からも姿がなかった北公次さん。


ドラマ 映画に出演するも中々芽が出ません。そしてある本を執筆(後にゴーストライターがいたと自ら告白)しています。


いわゆる暴露本。1988年発売、当時人気アイドルだったJグループの名をタイトルにした本はシリーズ5冊で関連本もあり、衝撃的でとても売れました。事務所側の対応はテレビでタイトルになった当時人気のグループが不買運動の声かけをするほどでした。


本の出版する詳細は当時あるAV監督が自分の手掛けたタレントと、Jタレントの恋愛報道で話題になりそのジャニーズ側の対応に腹を立てます。


仕返しにゴーストライターを使い、かつてのJ所属看板タレント北公次さんに、ライブと再デビューを条件としてジャニーズ所属時代とアイドル時代と解散後の活動などを綴った自叙伝を依頼して執筆発行しました。そして第一弾にはチケット引換券があってLIVEを見ることができるのです。


わたしも買って読み、かなりショックを受けました。

そして北公次さんが活動していたそのLIVEも行きました。北さんにというより大好きだった元ジャニーズの後輩タレントを気にしてです。


最初のLIVEは楽しかった、本当に気さくで人柄もとっても良かったのです。この人があの公ちゃん?? と思うくらい腰が低くて。


LIVE内容は自作の新曲あり、ジャニーズ時代の曲もあり、懐かしい洋楽曲のコピーあり。かつてのファンの方にもお会いしたり、友達も増えてライブハウスも関東 愛知 関西まで何回も行きました。大きな市民ホールでのLIVEは300人から400人くらい来ることもあり、写真OKだったのでたくさん撮った。


活動仲間も増えて後輩にあたる元ジュニアだった子もいて。彼らのジャニーズ時代を綴った関連本も出していますが、後で聞いたらジュニアじゃない子もいたという。このメンバーの中には後にジャニーズタレント事務所研究会とか追っかけマップなど書いている方がいます


昨年性加害問題の中で報道番組に流された北さんの告発ビデオはLIVE復活後1年くらいでしょうか。本格的にジャニーズぶっ潰すとか行って同士を増やしていた頃。ジャニーズJr.だったという5人組も本を出してレコードを出させていました。


何枚かのレコード(CD)が売れたはいいけれどLIVEの回を重ねるごとに雲行きが怪しくなっていきます。いわゆる内部衝突、外に訴えかけるのに告白人が増えるといろいろな年齢層もあって年齢層の考え方のちがいから仲間内でもめごともある。そんなのが垣間見えちゃうとファンも離れていきます。


純粋に音楽を演奏したいというだけで参加したバンドマンも去っていき北さんも2年くらいで突然終わりを告げてまた姿を消します。「この本は俺が買いたんじゃねぇ!」と5冊の本をステージに投げ捨てた姿と叫び声は忘れていません。色々あって金銭的な問題(北さんサイドがジャニーズを倒す軍資金としてファンから金銭を集めたり、ファン同士での貸し借りなど)もあって嫌気がさしていた私も北さんへの嫌悪感しかありませんでした。


そして4冊目の本で ファンから(告白本を読んでの)感想文を綴った内容にジャニーズ当時のことから当時頑張っていると紹介されていた元ジャニーズの中に畠山久さんを見つけます。



私自身HPを開設していた当時フォーリーブスファンの方が再結成を願ってファンHPを開設していて仲良くなりました。告白本LIVEのことも楽しかった部分だけお話しして。有志でフォーリーブス再結成の要望をとあるリクエストサイトに送りました。


私もFLは好きだったので協力しましたがファンの方が送り続けること2年、期間限定で再結成が決まります。2002年フォーリーブスが再結成。そして2003年テレビに登場。それを見届けるように後輩にあたる畠山久さんがガンでこの世を去りました。


テレビで観た北公次さん。告白本LIVEのことを思い出して辛いものがあり正直受け入れることができなくて許せませんでした。あの本でFL時代創世記の後輩たちがバックバンドやバックダンサー、スタッフになって支えた たのきん時代を否定されたようで許せなかったのです。


ここから私のテレビ音楽番組拒否が始まります。ファン投票に協力したのに北さんがいるフォーリーブスが出ると思うとゾッとしたし、ジャニーズのタレントが出る番組も嫌でした。いわゆるフラッシュバックです。テレビドラマや劇団四季や東宝ミュージカルに走りました。


ただ、元々歌や音楽が好きだったからこの番組には出ることはないだろうとNHKのPOPJSMUを流していたと言えましょうが、ちゃんと見ていたら堂本光一くんジュニア時代のKAT-TUNや現役のジャニーズタレントが見られたのに残念です。 ← この番組ゲストアーティストがいたけれどメインはジャニーズの番組だったと後に知りました。


そしてフォーリーブスで青山孝さん、北さんの訃報を知りました。北さんの死後フォーリーブスでいる北さんの姿をLIVEHPなどで見かけました。とても幸せそうで、あの人は最後までフォーリーブスでいたかったと思ったものです。


あれだけどん底でののしってても告白本の復活ライブで散々ジャニーさんやメリーさんにとどまらず、後輩にまで悪態ついても、最後にはフォーリーブスの仲間とファンが支えになっていたのですから。


北さんほどフォーリーブスが大好きだった人はいなかったと思います。ジャニーさんに魅入られてスカウトされて唯一のメンバーですから。



北さんだけではない、他の元ジャニーズアイドルさんも同じ。ジャニーズアイドル時代の自分を捨てきれなかったじゃない。独立するといっても昔の自分を捨てきなかったでしょう。


ジャニーズの看板があったからジャニーズジュニアとしてスタートし、デビューしてタレントさんがある。ファン泣かせなことをすることもありますが、ファン泣かせはジャニーズ事務所側もそうですが元ジュニアや元ジャニーズデビュー組も同じです。









個人のオフィシャルHPに北さんは亡くなる直前メッセージにジャニー喜多川氏、メリー喜多川氏への感謝の言葉を遺しました。そして、ご家族には北公次を死なせないでとおっしゃっていたそうです。


北さんの気持ち思うと今のジャニーズにかかわるすべての人に語り掛けたい何かを感じるのです。

口下手なのにきちんとした文章。短いながら温かいメッセージがそこにありました。

 

告白本第一弾最初のライブでお会いしたあの公ちゃんがそこにいました。


 北公次さん

   青山さん 畠山さん 林さんに逢えましたか?

   眞家さん中谷さんに逢えましたか。


 ジャニー氏もメリー氏もいかれました。どうか皆さんのサポートで無事会えることを願っています 


北さんのライブテープも写真も以前はあったんですが、自伝本の関係のことで、どうしても許せなくて全部破棄してしまいました。当時は一生許さないと思っていました。でも、仕事で最期に住んでいた場所に降りたってすべて気持ちよく許せました。

北さんの遺言 原文



したの動画は公式に残っている再結成当時のものです。この笑顔を見て、再結成を喜んでFLに戻れたことへの幸せを感じずにいられません。2002年から亡くなる2012年の10年間ソロLIVEを含めて活動をされていました。


繰り返しますが冒頭にも書いたように北公次さんは性加害の被害者であることは告白されているけれど、告白本の出版や告白本LIVE活動については後悔していたと認識しています。