本日、羽田空港都心上空ルートに関する勉強会がありました。 | なかまえ由紀オフィシャルブログ「仲間へ勇気!」Powered by Ameba
2019-09-04 10:08:55

本日、羽田空港都心上空ルートに関する勉強会がありました。

テーマ:ブログ

 国は、首都圏の国際競争力強化を図るため、来年3月より羽田空港に離発着する国際線の増便を予定しており、そのために港区を含む都心上空を旅客機が飛ぶルート案が示されています。

 人口密度の高い地域です。騒音や資産価値への影響も心配ですが、部品や氷の落下など、安全面で不安材料が増えることは経済効果には代え難いと思います。

 本日の勉強会では以下の3点を国交相の方に質問しました。

①(質問)8月30日よりなされている飛行検査(試験飛行)は、小型機を早朝飛ばすということで、空港保安施設等の稼動確認の視点で行われており、上空を飛んだ場合の疑似体験を住民にしてもらうという視点ではなされていない。住民に体験してもらう視点での飛行検査をお願いしたい。

(回答)来年1月からは民間旅客機を使って飛行検査を行う予定。早期の実施を目指す。

②(質問)住民は都心ルートが固定化され、第5滑走路の増設により、さらなる都心上空便の拡大につながるのではと危惧している。都心上空ルートの実施に際しては、間接民主主義ということで、区長や副区長など行政トップからの意見聴取をもって住民の理解を得たと判断されたのは大変残念。第5滑走路増設の際には、環境アセスメント等の手続きをとることになると思うが、今回と違って、住民の意見をより反映できる仕組みをお願いしたい。

(回答)第5滑走路増設に関しては読売新聞でそのような報道が出てびっくりしている。都心ルートのオリンピック後の対応や第5滑走路に関しては現段階では白紙。

③(質問)羽田空港飛行コースホームページでは飛行機の位置や型番くらいしかわからない。イレギュラーに飛行している飛行機を見た時に、それがゴーアラウンドによるものなのか何なのかわかるような情報提供を羽田空港飛行コースホームページかその他で行ってほしい。

(回答)イレギュラー運行発生時には航路下の13区に情報提供する。

 

 国交相は住民の理解を得たと考えていると明言しており、そこについて議論しても平行線だと感じました。

 その他、車輪を出すことと氷塊の落下に相関関係はない、資産価値は様々な要因で総合的に決まるので、都心ルートと資産価値下落の相関性は不明。

というようなことも言及されてました。 

 

住民からの個別の質問への回答は

https://www1.mlit.go.jp:8088/hotline/cgi-bin/u_hotline12011.cgi

で受け付けるそうです。