「薬の供給確保は安全保障の問題」
「薬の供給確保、万が一の際の救済、この2つができればパーフェクト。これができないのはおかしいと思う」
【中島】
新型コロナウィルス感染症第4波では、大阪、兵庫など1万5千人もの方々が感染確認されながらご自宅で療養され医者に診られず、薬も届いていない、経過の途中でお亡くなりになる方も出てくると、こういう目の前の危機的状況に対して、先ほどインドの話しが出ましたが、私やっぱり軽症の方が重症化するのをなんとか防がなければいけない。
私はやっぱり軽症の患者さんの重症化を防ぐためにイベルメクチンが必要なのではないかと思うのですが。
【大村博士】
私があまり言うと手前味噌になってしまうのだけれど、つい最近北海道が感染拡大してひどい状況でした。患者さんを完全に収容できず、自宅待機。自宅待機でも何もやることがなく、飲み水と解熱剤を配る程度だと、そんな状況ならなぜイベルメクチンを配らないのかと私は思いますよ。
今でもデータを集めてきてもそういう状態でもやっぱり効くんです。
これが一番いいのは予防と軽症者の患者さんに非常に有効なのです。
そして、中等度など後半になってくるといろいろな病気が併発してしまいますから、それはウィルスだけやっつけてもすぐ治るわけではないからね、それでもね50%以上に効くんですすね。
これを北海道のそういう状況のところに、お医者さんが行かなくてもいいんです、届けてやって飲んでくださいでいいわけですからね。
それができないのは、ちょっとどうなのかと思ってますよ。
【中島】
厚生労働省が「COVID19診療の手引き」というのを昨年から現在は第5版ですが、現在に至るまであって、この手引きに記載されている薬の中にイベルメクチンが入っているのです。
2月17日衆議院予算委員会で私、菅総理にイベルメクチンについて尋ねたら、菅総理は「我が国にとってイベルメクチンは極めて重要な薬で、最大限支援・努力する」と答え、そしてこの手引きにも記載されているといういことで、その後厚生労働委員会で度々最大限支援・努力の具体的な内容を示してほしいと何度も尋ねたのですが、具体的な支援の内容、そもそもそういう姿勢が全くない。
診療の手引きに記載されている以上、国が責任を持って供給の確保と、そして万が一、薬ですから、一定の副作用、これは薬である以上仕方がないのですが、万が一の時に国の健康被害救済制度の対象にすること。
これさえできれば恐らく多くの患者さんの手に届く、政府、厚生労働省がやらないなら僭越ながら私がやりますということで、この法律を作らさせて頂きました。
【大村博士】
問題は薬が入手するところがちゃんとなっているかどうかということ、それから副作用、(イベルメクチンの副作用)ほとんどないんんだけど、万が一の時には救済してあげる、この二つができればもうパーフェクトなんですね。
これができないのはおかしいと思うんだ。
私はまだ安倍総理の時、安倍総理にある議員さんに伝えてくれと、そして安倍総理に伝わって安倍総理が担当の大臣(西村大臣)を私のところに来させてくれたんです。
その時に申し上げたのが今の二つのことです。
まずできれば研究にこれが使えるようにしてほしいということと、もう一つは、薬は日本では作っていませんよと、だから海外からどういうルートで確保するということが大変問題ですよという話をしているんです。
これはイベルメクチンだけでなくて他の重要な感染症の薬でもですね、日本で独自に作れないんですよ、みんな外国に頼っている。だから日本の安全保障上の意味から、日本できちっとやれるようにしておかなければいけないじゃないかという話を一番最初のミーティングで私は申し上げている。
そして、私の弟子たちも具体的な例をもって説明しているですね。
その後(政府)は動いていないですね。
【中島】
先生とはコロナ感染初期段階から電話で何度もお話しをさせて頂いて、今まさにおっしゃって頂いた、薬剤原料も感染防護品も全て海外依存という状況で、改めて感染症が国家安全保障として対応をしていかなければいけない問題だと刻まれたのではないか、そんな状況ではないかと思います。
【大村博士】
この薬の良いところは、例えば今ワクチンでも大変ですよね。
会場を用意するとか、注射する人も用意しなければと大騒ぎになっている。
この薬はね、配ればいいんです。
アフリカでは村のボランティアさんに村人に配ってもらっている。
そのくらいの薬なんです。
いざ国が決めて、薬を用意しましたという、1日のうちに配り終わりますよ、それを今のワクチン大変でしょ。
こういう薬もあるんです。
そういうことあんまり言うと私が自分の息子のこと褒めているといわれるかもしれないけど。
【中島】
私も医者の端くれ、臨床医として患者さんに向き合っているとですね、今回、コロナで1人でご自宅にいて報道を聴きながら、私は第3波の時患者さんをオンラインで対応させて頂いたのですが、毎日軽症とはいえ、40℃近い発熱、強い咳き込みなど、不安で精神的にも参ってしまう。
そんな状況でイベルメクチンを処方したのですが、そうすると精神的にも非常に安心できますし、尚且つ効果が実感できた時に、イベルメクチンは40年も前からそして現在でも年間3億人近い人々に服用されていると、それだけでも皆さん安心ですし、しかも効果も実感できるということが実感でき、目の前にこういう薬がありながらそれを行き届かせられないもどかしさというか、そんな思いです。
【大村博士】
この薬は副作用どうこうとすぐに言う人がいるんだけど、まず先生が言ったようにアフリカで3億人が使っている。
日本では疥癬とか腸管糞線虫症とか、アフリカ以外、熱帯以外でまず皮膚科の感染症の特効薬ですから、もう1億何千人という疥癬の患者さんを治しているわけですから、アフリカではなくてですよ。
ですからもう3億人どころじゃないんですよね、もっともっと多くの人たちがイベルメクチンを使っているんですよ。
③につづく