手のひらサイズのエビフライ
美味しそう♡
こちら
徳島鳴門にある『びんび屋』さん
とっても人気なお店
なにか旅行案内にあるのか
他府県ナンバーの車が多く泊まってる
びんび屋の『びんび』とは
徳島弁で『魚』のことらしい
徳島内陸部では
ほぼ新鮮な魚は手にはいらないけれど
淡路島近くの鳴門までくると
海近しで美味しいおさかなが食べられる
ということで、
私たちは
それほど魚が好きな夫婦ではないけれど
時々
新鮮なお刺身を求めてここまで食べにきます
(車で約1時間)
夫息子家族帰省の最終日
ここでランチを食べてから夫息子一家は
京都へ戻る計画でした
夏休みということで
長蛇の列
駐車場へ入るのも長蛇
暑いなか待ってやっとのことで店内へ
子ども三人の食べれるもん・・とメニューをみたら
エビフライや
天ぷら盛り合わせがあるやん
大人はやっぱり新鮮なお刺身定食ね
と勝手に考えてたら・・
小3の孫娘のチョイスは
『アワビ』
あ、あ、あわびー!?
あわび、あわび
メニューからあわびを探すと
『時価』
お寿司やさんでよくある
こわいやつやんこれー!
店員さんにお値段聞いてみた
「小さいもので3000円」です
「大きいものはおいくら?」
「5000円です!」
にっこり笑って去ってった
もちろん”単品”
定食とかない
これって大人が
思いっきりがんばって頼むやつちゃうん?
べつにここでアワビ限定で頼まなくても
メニューにはいーーっぱい美味しそうなものが並んでるやん
9歳の子どもが
「じゃ、私はアワビ!」
親が
「はいはい、アワビね!」
ていう類のもん?
そう思った私
夫の顔を見ても考えてる
ちなみに孫娘の注文が
なぜアワビになったかというと
お並び中
食べたいものを子どもに聞いてた親
「私は貝が食べたい!」娘
「貝か~
貝はさざえかあわびしかないな~」
さざえは苦いからアワビにする?と聞く親
「じゃ、それ」になってた
で、
席につくなり
「私はアワビ!」
そのやりとりを、車にいた夫は知らない
親たちは涼しい顔よ
滞在中、すべて”おさいふ係”のじーじが払う前提だもんね
しばらく考えてた夫
「貝が食べたかったら、今度”海賊焼き”に連れてったる」
(別場所に美味しい海鮮を食べれるところがある)
アワビはさすがに子どもが気楽に頼むもんじゃない
と思ったのだろう
親は無言を貫いてる・・
この流れ
アレと同じ空気やん
数年前
おもちゃの値段を知らずに、じーじ
「買ってやる」と言ったばっかりに
孫3人
それまでは安いもの手にしてたのに、
じーじが払うと言った途端、
慌てて高いものに持ち替えさせてた親(見てしまった私)
あの光景・・
忘れもしない・・
レジにて表示された数万円の金額に驚く夫
(おもちゃなんてせいぜい数千円だと思ってたのだろう)
喜んでる孫の手前
やめるとも言えず・・
(高額旅行費用を支払った後のできごと)
ニコニコの親・・
その頃、夫はまだ過去の負債を返済中
移住費用、住むための改装費、その他
ほんとに厳しい中、
旅行を計画し楽しませてあげようとしたというのに・・
まさか、
たかがおもちゃ
一週間で飽きるおもちゃに
+数万円を支払わされるとも思わず・・
という苦い経験あり~の
今回はおもちゃではなく食べ物
食べ物くらいええか・・と逡巡するが、
これ、ちゃうやろ・・
なんでも子どもの言いなりになったらあかんやろ・・
お金の大切さを教えるのも教育やろ・・
いろいろ思ったであろう夫
「今日つれてってくれるの?」孫娘
「来年な」夫
「じゃ、私なんも食べない」孫娘
親には通じる脅迫は
じーじには通じないと悟った孫娘
結局、エビフライにして
ぜんぶたいらげてました笑
夜店のヨーヨー釣り、金魚すくいにも
手を差し出すと、お金を乗せてくれるもんという態度の孫たちにも
(親たちがそうする)
数回目には「もうあかん!」ときっぱり言ったじーじ
それでも、食い下がる男子孫ふたり
そういえば
去年のゲームセンターもそうやった
孫たち三人に
一回200円のゲームを何回も何回もさせてた親
(海で遊び、温泉に入り、お買い物をした後に)
(それあかんやろ)と思った私
どこにも連れていけなかった日にちょっと遊ばせるのならわかるけど、
違うやん・・
さんざん遊んで夕飯食べた後、
ゲーセン見つけて走り寄った子どもたち
そこは
「今日はいっぱい遊んだからあかん!」と親が言い切るのが筋
それを子どもに流されて、
手を出したら、お金をくれる最悪のシステムで
何回も何回も同じゲームをさせる×3人
はぁ??なにこれ?
こんなお金の使い方させてええの?
そりゃ、滞在中全部じーじが払ってくれたから
自分のお財布は減ってないんやろけど、
ゲーセンで
このお金の使い方って・・
毎回させてんの??
孫
私にも手を出してきた
とりあえず
大人を見つけては、手を差し出してる
言いました
「バーバーはあげへん!」
腹が立ってたのは、子どもに対してではなく親に対してだったと思う
お金を稼ぐのってしんどいのよ
それを教えるのが親違うん?
子どもを育てるって
最終的に
自分でお金を稼いで、
ひとりで生きていけるようにすること
そのための教育
自立へつなぐためのもの
親のみえのためにいい学校へ入れるんじゃない
教育を礎にして、食べていける術を身に着ける
それが目的
だから、べつに専門学校だっていいのよ
むしろ中途半端な大学に入れるくらいなら
専門職を身に着けて、社会への即戦力にするほうがいい
離婚して養育費なしで子どもふたりを育てなければいけなかった私が
子どもに課したものは
卒業したら即戦力で働いて生きていってね!
息子は在学中に専門職へのデビューをしたし、
娘は専門学校で身に着けた技術で今も稼いでます
遊ばせる余裕なんてなかった母子家庭
でも、必要な技術は身につけてほしい
そのギリギリの思いは叶いました
子どもを抱える余裕がなかった私がしたことは
「我が子を千尋の谷に落とした」のかもしれないし、
もしかしたら、私を恨んでるのかもしれない
でも、結果早くに自立してくれたこと
子育て終えたこと
周囲に”引きこもる子”をかかえ
もう子どもは30歳も半ばになり
自分は退職年齢になってるのに・・という人が多いのを見ると
結果よければすべてよし
ということかなと思ってます
子育ての最後なんて、みんな痛みが伴う
その最後の厳しさをしってるから・・
(この段階でこの甘やかしはちょっとな・・)と思ってみてしまうわけです
じーじもばーばも
孫は育てません
孫の教育なんてしたくもありません
年に一回のことだけど、
夫息子夫婦の子どもの有様を見て、
なんとも言えない危機感と危惧を覚えるこのモヤモヤは
夏が終わるまで消えません
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