卒業

テーマ:
今日は娘のことではなく、私の卒業話。

私は娘たちと同じ小学校を卒業しました。

友達は多かったような気がします。

5組あったけど、おとなしい子や不登校気味の子を含めて話したことない子はいなかったかも。

とにかく放課後は遊んだし、塾通いもした。

好きな子もいて、毎日楽しかったなー。

仲よかった女子に集団で無視されたこともあったな。

そうなると、周りの男子まで無視するという、人間の怖さを知った。

まぁ、この性格だし負けじと毎日通って、もっと気の合う友達を見つけられました。

その子に借りた少女小説を読んで、看護師になるのがいいかもしれないって思って、一緒に目指そう!って話したな。

その子や好きな男の子と中学が離れる事が本当に嫌だった。



中学は、学級委員だったのかな。

全員で卒業式むかえるぞ!って感じだった。

小学校で仲よかったのに、急に無視した女の子、その後和解したものの、中学でヤンキーになり不登校気味に。

同じクラスで、来てくれるか心配したけど、卒業式は制服に刺繍が入りまくりで来た。

お母さん、泣きながら恥ずかしいからと、しばいて連れて帰ろうとしていた。

担任と一緒に、最後だから一緒に卒業したいって列に連れて戻ったものの、その子のコサージュが無くて、帰る!と言い出した。

私のあげるからって胸に刺してあげたら、笑顔で列に戻ってくれて嬉しかったなぁ。

卒業式に来ていた私の母に、帰宅後私がコサージュを付けていなかった事をとがめられて、イラッとしたけど。

高校は、マジで覚えていないな。

看護学校は答辞を読む担当になっちゃって、それの事で頭がいっぱいで終わったな。
大学みたいに華やかじゃなくて、白衣で卒業式なんですよ。
地味だわー…。



卒業って、一区切り、通過点、イベント。

人により受け止め方は違うと思う。

別れがつらくて号泣する人もいれば、すでに次に自分が進むべき道の事を考えている人もいるし、達成感で満ち溢れてる人もいる。

参加したくても、参加できなかった人もいるんだよね…。

いろいろだなぁ。



私が今日なんとなく書きたかったのはこれから書くこと。

私は同級生が4人も亡くなっています。

1人目は骨腫瘍で中学2年で亡くなった男の子。
野球がとても上手だった。脚を人工骨に入れ替えて、抗がん剤もして、杖をついて頑張っていたけれど、肺に転移してしまったって。

2人目は高校生の時に交通事故で亡くなった男の子。剣道の部活を頑張っていた。運悪く自転車と車、ぶつかってしまった。

3人目は中学3年間、陸上部で一緒に泣いたり笑ったり遊んだりしていた女の子。
とても賢くて美人で面白くて、優しい両親に囲まれていた。
19歳で川で溺れて亡くなりました。助けに行った男の子も亡くなってしまった。
なかなか見つからなくて、近くの川までみんな探しに行った。
ご両親が泣き崩れていたのが忘れられません。

4人目はさっき出てきた、私が小学校6年の時に好きだった男の子。
21歳で海で溺れて亡くなりました。
とても優しくて、人なつっこい、子犬みたいな雰囲気の人でした。


人は、自分を含めいつ亡くなるかわからない。

学生時代にどれだけ毎日心を通わせていても、進路が違う為、連絡を取れずに自分の道を頑張ってすすんでいるうちに、卒業式に別れたまま、そのまま会えなくなることがあるんだって、そうなってみてわかりました。


最近、中学の同級生からLINEが来て、40歳になる歳だからと、大きな同窓会があるそうです。

どんどんグループLINEにさそってって感じで、便利な時代だなぁと思いました。

今年は何となく、行ってみようと思っています。

もしかしたら、次の時にはまた二度と会えない人がいるかもしれないし、後悔したくないなぁと。


娘よ。

卒業を前にどんな気持ちでいるかな?


きっと、卒業式が最後のお別れになる子がいるかもしれないなんて、そんな事、想像もできないよね。

でも、そんな事があるんだよ。




今の時代、卒業しても繋がれる時代。

だけど、何故か4人の同級生を思い出してしまった夜なのでした。