10年と5ヶ月勤めた職場を去り、荷造りも終わって、明日は市内の新天地へ引っ越しです。
港町ヨコハマオブヨコハマの中区。
かつてこの街を守る仕事をした縁もあり、大型客船の汽笛が丸聞こえな、このうさぎ小屋でしたが、名曲の歌詞の通り何もいいことがなかった場所です。
自由気ままな生活。
保育士試験。
面接。
そして自ら吹き消そうとした命の灯火。
見捨てた人を恨んで生きるより、幼い心に秘めた、虚しい涙の捨て場所こそ、ここだったのでしょう。
住んだ期間はごく短かったですが、生涯忘れることはないでしょう。
命を繋ぎ、うさぎはさらに跳ねます。
私を真に必要としている多くの人の元へ。
ここにいた時期を思い出したい時は、また汽笛を聞きに行きたいと思います。
…え?
「遠くで汽笛を聞きながら」の汽笛って、汽車の汽笛のことなんですか?
客船の汽笛じゃないんだ…
うーん、しんみりとした記事に盛大なオチがつきました。
谷村新司先生、どうか安らかに。