思っている方々も、
稀にはいらっしゃるでしょうし、
乳癌の場合、罹患しても、
天寿を全うする(他の病で死ぬ)まで、
転移しない癌も
実際あるんじゃないかな、
とも思います。
でも、
エミコさんがお書きになられている
心情と同じく(だと思います)、
その稀な方法で
「癌が治る」「癌を治せる」
と他人に勧めたり、
商売にしたりするのは、
本当に危険なので、
やめて欲しいなぁ、と思いますし、
流されて後悔する方が減ればいいなぁ
と思います。
ーーー
「
でも、それが本物のがんであったかどうか、
細胞を調べて
がんと確定したのか
確認しましたか？
と聞きたいところです。
押川先生は、
自然療法でがんを治したという人には
「病理診断書があるのか？
あるなら見せてくれと言え」
と言います。
がんだったかどうか証拠を見せろ、
ということですね。
言えません～～
」(引用させていただきました)
記事の内容もさることながら、
別の意味で、嬉しい内容でもありました。
私は乳癌についてブログを書いており、
応援し合える気持ちを共有できる方々に
読んでいただきたいなぁ、
気持ちが繋がれたらなぁ、
と思ってブログを公開していますので
※癌患者、癌罹患者をターゲットにした
怪しい療法や癌ビジネスの押し売り
(カウンセリング、セラピー、ヒーリングといった
心を扱う方々の押し売りが最も不快、厄介で
辟易しています、私は… )
はお断りしたいし、
詐病ブログの方々も、関わりたくはないですし…
逆に、私は、
乳癌患者、乳癌罹患者ですよ、
怪しい者ではありません、
と信用していただくためにも
術後病理検査結果の画像も
公開しています、笑。
※まっとうな乳腺専門医、乳癌治療医、
病理医の先生方が見れば、
浸潤性乳管癌、乳頭腺管癌由来の硬癌、
高悪性度、までは容易に診断できる
術後病理検査結果の画像です。
(術後HER2 2＋の画像も付けていますね
治療前の3＋の画像ももらっておけば良かった
ですかね、まさに規約掲載と同じでしたが…)
自分の抗がん剤効果の画像を持っている
患者は珍しかろう、と思い、
こちらは貴重かな？ と、
参考までにUPしています。
しかし、最近、
開業医を名乗る癌患者？が
ブログで私を詐病だと中傷し、
さらに、昨日かな、初めて掲示板で、
私のブログ記事の一文を引用した上で
(たから、私のことを指していると
思われますが)
「乳がんのフリしたブロガーが 」
との中傷書き込みまで現れました…。
※逆に、私の術後病理検査結果の画像は、
それを見て癌と見分けられない方々は、
少なくとも、
乳癌を診断できる能力に欠ける方々、
怪しい方々であろう、
との識別に使えるような画像かな、
と、苦笑。
※因みに、私の場合、
針生検(何本か、採っています)の画像も、
ほぼ同じでした。抗がん剤治療前なので、
抗がん剤効果部分はない、癌細胞がさらに密集
している箇所の画像ですが…。
私も素人患者であり、告知直後は、今ほどの知識も
なかったので、 5cm超の、おまけに腋窩リンパ節
もしこり形成していた、明らかな癌でありながら、
誤診であってくれないかな？ と、
ネット検索もしました。
素人目に見ても、希望的観測で見ても、
儚い願望は、簡単に打ち砕かれるくらい、
明らかな癌細胞の画像ではありました…。
ーーー
「
■「病理診断書があるか聞いてみないと
自分で治したかどうかわかりませんよ」
（押川先生）
」(引用させていただきました。)
私も同じことを思いました。
私は健全な猜疑心を持っていた、いる、と
自分を肯定できました、笑。
私は同じ猜疑心を、
抗がん剤にも持っていたので、
抗がん剤の効果も
(術後病理検査結果で術前化学療法の効果を)
知りたかったのです。
MRI、CT画像では高度の効果に見えました。
でも、病理検査結果は中等度でした。
かなり落胆しました。
腑に落ちなかったので追求もしました。
(リンパ節の件でなく、原発巣の話)
病理検査結果が間違っているんじゃないかな
そうであって欲しい、という患者心理も
強かったとは思います。
でも、病理医の先生の真摯な説明を受けて
(すごい数のプレパラートも見せていただき)
病理検査が間違っていたわけではなく、
抗がん剤の効果が、
MRI画像から自分が想像していたより
小さかったんだ、
ということに気付けるだけの、
論理的思考力と冷静さも持ち合わせて
いました。
抗がん剤の実力、
少なくとも、私の
癌を「治す」(根治させる)力は、
標準治療の術前化学療法
アンスラサイクリンのＦＥＣ
➡タキサンのドセタキセル＋ハーセプチン
にはなかったこと、
(私の原発巣の癌を消したのは手術です)
を自分の癌に試した結果で悟りました。
量を追加したら消せたのではないか、
という素人感覚での誤解、錯覚
(過去の研究医、癌治療専門、乳腺専門医の
先生方も、同じ誤解をして、間違いに気付き、
現在の医療に行き着いています…)
に陥りましたが、
(乳)癌治療の専門医の先生方、皆さんから、
正していただいた結果として、
私は、
(昔ながらの)抗がん剤で
癌が「治る」「治せる」
わけではない、
という医学的に正確な知識を
持つに至ったのです。
そして、
がんを抱えていても、共存して生きていく、
ことの大切さを悟るに至ったのです。
ーーー
(昔ながらの)抗がん剤治療も、代替療法も
それだけで癌を「治せる」治療でないこと
は同じです。
でも、
抗がん剤には、少なくとも私の癌の
増大を抑える(縮小させる)
実力があった(ものもある)ことも、
経験して知っています。
多くの乳癌患者が体験しています。
手術、ピンポイント照射の放射線といった
局所治療では如何ともし難い、
全身に散った(遠隔転移した)癌に対しては、
抗がん剤、中でも標準治療として
推奨される抗がん剤が、
癌の増大を抑える確率が最も高い
治療であることも、
また、確かだと思います。
確率の世界なので、
個々の患者が、
自分の癌の状態と、
その確率を、自分の価値観で捉え、
標準治療や代替療法についての
正確な知識を持った上で、
後悔しない治療選択の判断が出来れば
いいなぁ、と思います。
繰り返しになりますが、
代替療法で癌を「治した」「治せる」とか
(昔ながらの)抗がん剤で癌を「治せる」
とか、
を、
他人に勧めたり、広めたりすることや、
「治らない」ことを受け止めることが
絶望やネガティブであるかの如く
叩くことは、
本当にやめていただきたいと思います。