腫瘍内のがん細胞は最初から色々な性質の
不均一ながん細胞の集団となっており、
最初の抗がん剤に弱いがん細胞だけ
消えていきますが、
耐性のあるがん細胞は残ります。
その耐性細胞が増殖すると
腫瘍は再増大します。
よって別系統の抗がん剤で二次治療を
開始すると、
その薬剤に弱いがん細胞が
また消えていきます。
」
ここまでは、私も初期治療で術前化学療法
という、見える状態で抗がん剤治療を
経験し、効いた抗がん剤も、効かなかった
抗がん剤も経験し、
効いた方を追加できないか、と追求して
何人もの経験豊富な先生方からお話を
伺い、理解したことです。
「
これを繰り返すと、いずれどの抗がん剤にも
強い多剤耐性細胞が増殖していき、
最終的にある一定数に増えると
命を落とすというのが、
転移進行がんの全治療経過となります。
そのため、全く別系統の新薬が増えるほど、
がん細胞の総数を抑えるチャンスが増え、
結果的に全生存期間が延長するわけです。
結局、使える全ての抗がん剤を使い切った
がん患者さんほど、もっとも生き延びられる
チャンスが得られるという研究報告が
良くなされています。
」
三好先生もセミナーで、
同じようなことを仰っていました。
副作用で体力を落とさず、
引き分けで、いかに長く持たせるか、
押川先生も梅澤先生も三好先生も、
多分、私の主治医も、
ステージ4の患者さんに治療してきた
経験豊富な医師は、
似たようなことを仰っていると思います。
この記事で書かれている分子標的薬は
乳癌治療のものではありませんが
「
よって、分子標的薬をずっと使っていると、
がんが変異してタチが悪くなるという
考え方はナンセンスで、
専門家の間でもそういう議論はありません。
」
おそらく基本的には同じなんだろうな、
と思います。
良いことを知りました。
明るい材料ですよね。
※乳癌の分子標的薬ハーセプチンも、
初期治療時に読んだ、東京医科歯科大の
HER2陽性の、転移後、肝転移や脳転移が
あっても治療が奏効し、10年以上生存して
いるという症例でも、ハーセプチンは、
腫瘍が増大しても使い続けていました。
増大速度を抑えてくれている可能性が
あるから、と書かれていたかと思います。
「
もちろん、ずっと使っていると結果として
がん細胞の耐性化につながるのは事実です。
しかしがん細胞が増えるほど、
変異細胞が増えるという常識からすると、
早期に効果的な抗悪性腫瘍薬を使って、
がん細胞の総数を増やさないという戦略は
理にかなっています。
」
やはり、そうなのですね。
押川先生が動画で仰っている、
筋肉を落とさないこと、も、
私は初期治療時、食に気を使った都合上、
一駅前のスーパーで買い物をするよう
変更し、ほぼ毎日、一駅分歩いたのも
良かったのかも
(副作用は軽く感じたし、FECは劇的では
なくても効いたし…)
とも思います。
やはり、生活習慣を早く取り戻さねば。
確実に歳もとり、三大治療後で体力も
落ち、一気に加齢も進んでいるわけなので
何とかしておかねば…。
なかなか、気力が沸かないのだけど…。
(ホント、ここ1年の体調の悪さに加えて
ネットイジメ、ネットストーカーに
追い討ちをかけられ、ストレスまみれ、
心身ともに参ってしまい、
良いわけがないですよね、、)
ーーー