”オプジーボ奏効例の患者さんの談話のみ流すテレビは混乱の原因そのものなのでは”大津秀一緩和医 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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時々リブログさせていただき、直近でも


をリブログ紹介させていただいた、

「早期からの緩和」普及活動をされている、
また、マスコミの偏った癌報道への警告を
発信して下さっている、

緩和医・大津先生の記事を
リブログさせていただきます。


医療機関は患者さんの体験談を掲載することが難しくなっています
 
もちろんこれは元々は、怪しい治療を体験談付きで勧める医療機関への対策でしょう。
 
しかしそのおかげで、まともな医療機関が、正当な治療を行って、良くなりましたという体験談も載せることが難しくなっています

仰る通りだと思います。
患者としては(少なくとも私は)
体験談を知りたいです。

※私自身は、よい体験談だけでなく、
  結果が出なかった体験談、副作用の体験談も
  両方知りたいけれど、
  結果が出なかった体験談、副作用の体験談は
  知りたくない患者や家族も多いのかなぁ…

本来的には、体験談を規制するのでなく、
体験談とともに、
奏効率(治療実績母数と成功数)や、
害(副作用)の情報も、
きちんと載せていただくことを
義務付けていただければいいのになぁ
と思います。

それくらい、医療機関には厳しいのに……
 
たまたま、テレビ番組が、オプジーボで良くなった患者さんの体験談を報じていました。

 (中略)

そして、このような取り上げ方をすれば、誰だって受けたいと思うのが当然なのでは?ちゃんと勉強されている患者さんやご家族以外は
 
(中略)
 
なぜ大手メディアが成功例だけ、景気が良いエピソードを流すのはOKなのか、と。
 
(中略)

ただ一視聴者の感覚として言えば、あのような素晴らしい成功例を流せば、使いたくなり、勧めたくなるのは当然だろうと
 
意図せずとも成功例を集めた宣伝そのものであり、混乱の一因そのものと感じました。
 」

オプジーボの開発・販売会社の小野薬品工業
の株価が急上昇しました。

是非、それを、適応拡大のための臨床試験
または奏効率UPに投資するか
薬価を下げる方向に使っていただきたい
ものだ、と思いました。

※パイオニアとしての利益は当然享受して
  しかるべきだとは思いますが、
  ノーベル賞受賞による利益は、
  次なる進歩を待ちながら今を生きている
  患者のために、更なる医療の進歩に
  還元していただけたらなぁ、
  と思いました。

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