4/1に先進医療Bとして承認され、
4/9から検査が開始された、
『“がん関連遺伝子パネル(注1)検査
システム”(シスメックス株)を用いて行う
個別化医療に向けた』
マルチプレックス遺伝子パネル検査。
国立がん研究センターが開発した
遺伝子診断パネル(NCCオンコパネル)
~診断薬~と、
それを測定する次世代シーケンサー
~DNAの高速大量読み取り装置~
を用いて検体(がん組織)の
網羅的な遺伝子解析を行い、
治療方針の決定や投薬の判断に活用する
システムをシスメックス株と共同開発。
測定は理研ジェネシス(シスメックスの
子会社)。
対象は、厚労省の先進医療実施施設一覧
によると、
進行再発固形がん
(切除が困難で進行性のもの又は術後に
再発したものであって、
原発部位が不明なもの又は
治療法が存在しないもの、
従来の治療法が終了しているもの若しくは
従来の治療法が終了予定のもの
に限る)
「従来の治療法が終了」というのが
素人感覚では解せないなぁ、、。
検査なんだから、従来の治療法がある人も
含めて、従来の検査・判断基準があるん
だったら、それとの比較も兼ねて、
実施して早くデータを蓄積すればいいと
素人感覚では思うんだけどなぁ、、。
実施医療機関
・国立がんセンター中央
・国立がんセンター東
・京大附属病院
・東北大学病院
・岡山大学病院
8/29の薬事審議会を経てってことかな?
8/30に、シスメックスがプレスリリース。
従来、術後の治療判断に、
組織標本からの遺伝子検査を行う場合、
多くの手作業が必要なため
専門の検査センターに委託していたものを
全自動化した装置と試薬群。
ー◆ー◆ー◆ー◆ー
これとは別に、
東大のマルチプレックス遺伝子パネル検査
も先進医療Bに登録されている。
東大は、NCCオンコパネルではなく
独自のTodaiOncoPanel
(465種類、発現量比較125種類)
を試験中なのかな?
ー◆ー◆ー◆ー◆ー
おそらく、目的に記載されていること
からすると、遺伝子変異の解析で
術後治療(薬物療法)の判断や
転移後治療(薬物療法)の判断に
使えるようにするための研究開発だと
思われますが、
まだ、その段階までいっていない、
だから対象が絞られている
ってことなのかなぁ?
いずれにしても、組織検体からの検査の
ようだから、生検で組織を採取できないと
きっと話にならないんだよね…。
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