医師がインフォームド・コンセントを考える 中山祐次郎医師 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

直前の、大津先生(緩和医)のリブログで
ご紹介させていただいた、
中山祐次郎先生(消化器外科医)は

日経ビジネスオンライン(日経BP社)
のコラム
「一介の外科医、日々是絶筆」
も執筆されていますが、

2018年7月5日の  

  ないか

で、本音を書かれています。


外科の主業務は「手術」ですが
説明に相当な割合の時間を取られる
(取っている)。
しかし、
素人の患者に分かりやすく説明するには
時間が足りない、と。

そこで、補助説明用の動画ビデオ
作成しようと考えていらっしゃるそうです。

これ、是非、他の病院、先生方も
取り入れていただきたい、
いいアイデアだなぁ、と思いました。


私は主治医から、

(他の先生も同様かな、他院でも
そんな感じだったと聞いたことがあります、
乳腺外科では整容性も重要だから、
どこの病院でも、かな?)

術後の写真例を見せてはいただきましたが
手術中のこととかは、
素人は見る機会もなく、
さっぱり分からないから、
動画があると、分かりやすいですよね。

※乳癌の手術は、
  生命維持にに直接影響のない臓器だったし、
  半年間の術前化学療法のおかげで
  主治医への信頼も増していたので
  私は手術への不安は、ほとんどなく、
  最重要な念押し確認は
 「主治医が執刀するんですよね」
   だけでしたが…。

   (過去記事に、確認の模様は細かく書き
    本記事の主題ではないので省略しましたが
    念のため補記しておくと、以下の点は
    確認した。動画は必要ない件ですが。

    ・胸骨傍リンパ節まで含む拡大手術は
       出来ないのか
          (私はして欲しかった、癌は手術で取り除いた方が
           安心だから、という素人患者の感覚。
           術前には、某国立大学病院乳腺外科の先生が
           お書きになられていた、重度のリンパ浮腫、
           画像と、患者から、手を切り落としてくれと
           泣かれた話も読んだ上でも。)
       は、術前化学療法前にも、術前にも、
       2度確認し断られた。
       今、する医師はいない。
           (結果論として、私は今まだ目に見える転移は
            していないし~正確には、影が転移とはっきり
            していないし~、リンパ浮腫に悩まされること
            もなく~正確には、時々右腕の方が左腕より
            明らかに太くなっている時があるが、その程度~
            4年経過したので、主治医の・医学医の判断は
            私のケースでは、正しかった)  

       ※温存は検討の必要なし(拡がりから
         全摘しかあり得ない)、
         たとえ早期でも私の希望も全摘。

    ・術前化学療法後のセンチネル生検の
        有効性は確認、学会として結論が
        出ていない。

    ・レベル3リンパ節はcCRしていたので
        郭清しない。
        (若干の迷いはあったが、どのみち、
          胸骨傍リンパ節が郭清できないし、
          リンパ浮腫リスクとの見合いで)
     
     ・手術で想定し得る最悪な事態は
         麻酔から覚めないこと。
         (その他、術後、発生する可能性のある
           後遺症は、手術前日の説明で細かく
           書いてもらった上で~私の場合、
           主治医の手書きでした~署名した。)
     
      ・さすがに私でも聞けなかった
          「失敗したことありますか?」と
          娘が聞き(^^; 「乳腺ではないな」と
          主治医は即答。

      ・乳房がなくなることを何度も
         気にしていた娘が、
         再建できないか聞いた
           (乳房への拘りが一切なかった貧乳の
            私は、ほぼ無関心だったので聞いた
            ことすらなかったが、娘が独自に
            調べていたようだ)
         暫くは(転移リスクが高いから)
         しない方がよいと答えてたかな、
         再建する気のない私はスルー。
         術後、娘はマジマジと、元が小さいと
         なくなっても目立たないね、と、
         満足そうに言った。
          (大きめの自分基準で気になっていた
           だけらしい。娘は心配しなくても、
           遺伝性じゃないことは言ってあった
           のだが、私の胸がなくなることを
           気にしていたのは娘だけ… 。
           私は、とっくに娘に使い終わって
           立派に?役目を終えた臓器だから、
           まったく気にしていなかった…。
           そんなことより、転移リスクと命…。 )

   心臓、脳、呼吸器、消化器となると
   やはり怖さや不安は大きいです。
   胃癌、心筋梗塞を外科医に救って
   いただいている父を見ているので、
   外科医信仰がありますが、それでも。