★インフォームドコンセント(患者も学習しよう) 消化器外科で胃癌・(故)西村元一先生 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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ご訪問ありがとうございます。

今年の5月末にご逝去された、
故西村元一医師
  ※生前  
    金沢赤十字病院副院長・第一外科部長
    (消化器外科)
を、ご存知の方も多いかと思います。

胃癌に罹患し、余命半年の宣告後、
抗がん剤治療、手術など、2年強を
癌患者である癌治療医師として、
精力的に生を全うされた医師です。

その西村先生も、ヨミドクターの連載で、
について、
次のように書かれていました。

医師は少なくとも治療方針に関しては
医療の基本的な教育を受けていない方にも
分かるように可能な限りかみ砕いて、
専門用語を使用しないような
説明をする必要があります。
    ↑私は認識のズレが発生しないように
        専門用語も教えておいて欲しいと
        思いますが…少数派なのだろう…

その一方で、
患者も情報を集め、
そして事前学習するなど、
ある程度努力する
ことによって、

 現在の単なる形式にしか過ぎないICから
 脱却し、・・・(中略)

 治療の選択はある意味、
自分の命をかけた選択である
ことを考えれば、もっと
医師、患者双方がIC
というものを重要視すべき
だと思います。

 (中略)

ICはある意味
『信頼関係の証明書』かつ
『命の契約書』みたいなものです。

自分のように根治できないがんの場合、
治療はある意味エンドレスに続きます。
そして、その経過のなかで一生
〝説明を受ける″⇒〝選択する″の 繰返し
になることは明らかです。

単にお任せしますの考え
でいた場合には
よほどの信頼関係がないと、
どこかで納得できず、
人を恨みたくなるのが人情
だと思います。

少しでも自分が納得して
選択した方が
自分としてはある意味やむを得ないという
感じなのかもしれませんが、
ある程度スッキリとした最期を迎えられる
ような気がします。
 
私が過去記事で書いてきたようなことを
西村先生も書かれています。

医師には説明責任はありますが、
結果責任を負ってくれるわけでは
ないですよ。

患者も、医師のせいにしないで、

  (確かに、残念な医師もいらっしゃるし
   相性の問題もありますが)

自分で責任を持って、
少し学習して、よく考え、
納得のいく治療を
選択しましょうね!!

西村先生は発見時に既に「根治できない
癌の場合」と書かれていますが、
どのステージであっても、命のかかった
病である癌患者であれば、
同じことだと思います。