FEC4回を予定通り終えて、
9月26日(土)から次の抗がん剤
ドセタキセルとハーセプチンに変わりました。
FECで白血球値が2千ずつ落ちていたから、
白血球(好中球)を増やす薬G-CSFの注射を
しないといけないんだろうなぁ、
最悪、延期かなぁ、
と覚悟していたのですが、
白血球が踏ん張ってくれてて、ギリギリ、
G-CSFは免れました。
▼ドセタキセル
先発薬の商品名はタキソテール。
タキサン系の抗がん剤。他には、
パクリタキセル(タキソール)がある。
ドセタキセルはヨーロッパイチイ、
パクリタキセルはタイヘイヨウイチイの
樹皮の菌から合成されたものらしい。
植物性だから身体に優しいというわけでは
決してないはず。
癌細胞も正常細胞も区別なく攻撃する
所謂、細胞毒のアンティーク抗がん剤です。
でも、多くの乳癌患者にとって、
アンスラサイクリン系よりは
タキサン系の方が
副作用が軽く感じるようです。
(おそらく、ほとんど反応しなかった私は
副作用も、すごーく軽微でしたが、
例外かも、、。)
▼ハーセプチン
HER2タンパクを標的にして、癌細胞を
兵糧攻めにする分子標的薬。
抗がん剤について、議論の分かれる医師も
皆さん口を揃えて、画期的な薬だと言う。
どの医師の言葉を引用しても大差ないです。
『「抗がん剤は効かない」の罪』(勝俣範之著)
から引用させていただきます。
「HER2発現のある乳がんは、抗がん剤
にはそこそこ効果はあるものの、ほとんど
の場合、すぐに再増大していく
たちの悪いがんであることを、
現場の医師たちは経験して知っていました」
「実際に、私が経験した転移のある乳がん
患者さんでも、ハーセプチンによって
転移がんが消失し、その後、
5年以上もがんが消えたまま
の患者さんが何人も。
このようなことは、
それまでHER2陽性の乳がん患者さん
にはあり得なかったことで
従来の抗がん剤とは効き方がまるで違い
ます。
まさに画期的な治療薬なのです」

私のHER2強陽性乳癌は、術前化学療法の
ドセ+ハーセプチン(after FEC)では
ほとんど縮小せず、pCRしませんでした。
でも、「1年以内の転移の可能性が最も
高く、次いで3年、5年転移しなければ
とりあえず一安心かな。」という
主治医の見立て(諸結果から私もagree)、
1年経過した時に、主治医も私もかなり
ホッとした状態から、
術後5年が近づこうとしています。
ので、ハーセプチンは、
「従来の抗がん剤と効き方が全く違い」
私にも効いてくれていたんじゃないかな?
(勝俣先全否定の活性化自己リンパ球療法も熟慮の上、
効果は藁と分かっていても、ハーセプチンとの併用で
微小転移の撲滅になら役立つかもしれない、
抗がん剤、放射線で減って弱った白血球が早く戻れば
いいな、くらいの感覚、~でも免疫力UPに強く期待は
しましたが~ で併用しましたが…)
やはり夢の新薬だった、と、
感謝しています。
(2019/10/27 紫字追記)