術前化学療法② ドセタキセル+ハーセプチン | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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2014年9月26日(金)

FEC4回を予定通り終えて、
9月26日(土)から次の抗がん剤
ドセタキセルとハーセプチンに変わりました。

FECで白血球値が2千ずつ落ちていたから、
白血球(好中球)を増やす薬G-CSFの注射を
しないといけないんだろうなぁ、
最悪、延期かなぁ、
と覚悟していたのですが、
白血球が踏ん張ってくれてて、ギリギリ、
G-CSFは免れました。

▼ドセタキセル

  先発薬の商品名はタキソテール
  タキサン系の抗がん剤。他には、
  パクリタキセル(タキソール)がある。
  ドセタキセルはヨーロッパイチイ、
  パクリタキセルはタイヘイヨウイチイの
  樹皮の菌から合成されたものらしい。

  植物性だから身体に優しいというわけでは
  決してないはず。
  癌細胞も正常細胞も区別なく攻撃する
  所謂、細胞毒のアンティーク抗がん剤です。

  でも、多くの乳癌患者にとって、
 アンスラサイクリン系よりは
 タキサン系の方が
 副作用が軽く感じるようです。

   (おそらく、ほとんど反応しなかった私は
     副作用も、すごーく軽微でしたが、
     例外かも、、。)


▼ハーセプチン

  HER2タンパクを標的にして、癌細胞を
  兵糧攻めにする分子標的薬
  抗がん剤について、議論の分かれる医師も
  皆さん口を揃えて、画期的な薬だと言う。

  どの医師の言葉を引用しても大差ないです。
  『「抗がん剤は効かない」の罪』(勝俣範之著)
   から引用させていただきます。

  「HER2発現のある乳がんは、抗がん剤
    にはそこそこ効果はあるものの、ほとんど
    の場合、すぐに再増大していく
  たちの悪いがんであることを、
    現場の医師たちは経験して知っていました

   「実際に、私が経験した転移のある乳がん
    患者さんでも、ハーセプチンによって
   転移がんが消失し、その後、
 5年以上もがんが消えたまま
   の患者さんが何人も。
    このようなことは、
    それまでHER2陽性の乳がん患者さん
    にはあり得なかったこと
    従来の抗がん剤とは効き方がまるで違い
    ます。
    まさに画期的な治療薬なのです」

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私のHER2強陽性乳癌は、術前化学療法の
ドセ+ハーセプチン(after FEC)では
ほとんど縮小せず、pCRしませんでした。
でも、「1年以内の転移の可能性が最も
高く、次いで3年、5年転移しなければ
とりあえず一安心かな。」という
主治医の見立て(諸結果から私もagree)、
1年経過した時に、主治医も私もかなり
ホッとした状態から、
術後5年が近づこうとしています。
ので、ハーセプチンは、
「従来の抗がん剤と効き方が全く違い」
私にも効いてくれていたんじゃないかな?
(勝俣先全否定の活性化自己リンパ球療法も熟慮の上、
 効果は藁と分かっていても、ハーセプチンとの併用で
 微小転移の撲滅になら役立つかもしれない、
 抗がん剤、放射線で減って弱った白血球が早く戻れば
 いいな、くらいの感覚、~でも免疫力UPに強く期待は
 しましたが~  で併用しましたが…)
やはり夢の新薬だった、と、
感謝しています。

(2019/10/27  紫字追記)