『局所進行乳癌』 初受診前に調べたこと1 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

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2014年6月16日(月)~19日(木)のメモより

6月16日(月)に乳癌検診を受けたH病院で
乳癌の告知を受けたその足で、
紹介状を持ってM病院に行った話は
既に書きました。

M病院受付で一旦返された開封済紹介状。

元来、リケジョの私は、そこで、
ようやく、ネット検索して調べました。
調べた結果のメモ書きが残っていたので、
ブログにも残しておこうと思います。

▼悪性腫瘍
  発生した場所とは無関係に、
  細胞が増殖していくこと。
  1回の細胞分裂に24時間(1日)。
  実際には、癌の種類や免疫システムに
  よるので、そこまで速くない。
  目に見えるようになるまで育つのに、
  一般的には5~10年。

▼癌の種類
  最初に発生した身体の場所(原発部位)で
  癌を呼んでいる。
  癌が転移しても、名前は変わらない。
  乳癌が肺に転移しても、
  肺癌とは言わない。
  肺にできても、
  「乳癌」の性質を持った「乳癌」。

▼『乳癌』
  乳癌の発生、増殖には、
  性ホルモンであるエストロゲンが
  重要な働きをしている。

   ~後日記~
         でも、私の乳癌は、ホルモン非反応性

  乳癌の癌細胞は、比較的小さい時期から
  乳腺組織からこぼれ落ち、
  リンパや血液の流れに乗って、乳腺から
  離れた臓器(肺、肝臓、骨、脳など)に
  転移巣を作ると考えられている。

★そっか、乳癌も臓器転移して、
    増え続ければ死ぬんだよね、
    と、今更ながらに気付いた私。

『局所進行乳癌』とは?
   最大径が5cmを超える腫瘍(T3)、
   胸壁または皮膚への直接進展を示す
   腫瘍(T4)
   あるいは腋窩リンパ節が相互にまたは
   周辺組織と固定している(N2)乳癌。

   癌が皮膚や胸壁に及んでいるため、
   そのままでは手術できない乳癌。

★エッ? もう取り除けないレベル?
   皮膚を突き破る前に、
   手術で取り除けばいいのよね、
   とのんびり構えていた私が
   初めて深刻なショックを受けた一言
   でした。

   もうちょっと先の遠隔転移より、
   とりあえず、今、触って分かる、
   パンパンに張った、
   急に大きく固くなった(ように感じた)
   乳房のしこりを、
   皮膚を突き破る前に、取り除いてもらう
   ことしか考えていなかった
   私だったので。

▼局所進行乳癌において、
   外科療法(手術)のみが単独で行われた
   場合の遠隔転移や局所再発率は
   30~50%と極めて高率。
   5年生存率は20%以下。

   局所治療としての放射線と外科療法
   の併用では、
   局所制御率は著明に改善するが
    (局所再発率は著明に下がるが)、
   生存率への寄与は少ない。

   したがって、
   局所進行乳癌は全身病
   であるとの認識のもと、
   必ず全身療法(抗ガン剤や
   ホルモン治療)を併用すべきである。

▼術前化学療法でpCR
    (癌細胞が病理学的に完全に消失)
   となった症例には、腋窩を含む照射、
   残存した症例には、郭清含む切除と照射
   さらに両者に6サイクルの術後化学療法。
   ステージⅢAの
   全生存期間中央値は 12.2年、
   無再発期間が9年、
   15年の生存率がⅢAで50%、ⅢBで23%。

 最大の治療をして、
 ⅢAで半分が、
 ⅢBで4分の1が、
 10年~15年ほど生きられる
  って感じでしょうか、

  と、数値は数値なりに理解しました。

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生存率は2014年時点の数値です。
その後出された統計では、
生存率は上がっています。
(2019/10/27 紫字追記)