6月16日(月)に乳癌検診を受けたH病院で
乳癌の告知を受けたその足で、
紹介状を持ってM病院に行った話は
既に書きました。
M病院受付で一旦返された開封済紹介状。
元来、リケジョの私は、そこで、
ようやく、ネット検索して調べました。
調べた結果のメモ書きが残っていたので、
ブログにも残しておこうと思います。
▼悪性腫瘍
発生した場所とは無関係に、
細胞が増殖していくこと。
1回の細胞分裂に24時間(1日)。
実際には、癌の種類や免疫システムに
よるので、そこまで速くない。
目に見えるようになるまで育つのに、
一般的には5~10年。
▼癌の種類
最初に発生した身体の場所(原発部位)で
癌を呼んでいる。
癌が転移しても、名前は変わらない。
乳癌が肺に転移しても、
肺癌とは言わない。
肺にできても、
「乳癌」の性質を持った「乳癌」。
▼『乳癌』
乳癌の発生、増殖には、
性ホルモンであるエストロゲンが
重要な働きをしている。
~後日記~
でも、私の乳癌は、ホルモン非反応性
乳癌の癌細胞は、比較的小さい時期から
乳腺組織からこぼれ落ち、
リンパや血液の流れに乗って、乳腺から
離れた臓器(肺、肝臓、骨、脳など)に
転移巣を作ると考えられている。
★そっか、乳癌も臓器転移して、
増え続ければ死ぬんだよね、
と、今更ながらに気付いた私。
▼『局所進行乳癌』とは?
最大径が5cmを超える腫瘍(T3)、
胸壁または皮膚への直接進展を示す
腫瘍(T4)
あるいは腋窩リンパ節が相互にまたは
周辺組織と固定している(N2)乳癌。
癌が皮膚や胸壁に及んでいるため、
そのままでは手術できない乳癌。
★エッ? もう取り除けないレベル?
皮膚を突き破る前に、
手術で取り除けばいいのよね、
とのんびり構えていた私が
初めて深刻なショックを受けた一言
でした。
もうちょっと先の遠隔転移より、
とりあえず、今、触って分かる、
パンパンに張った、
急に大きく固くなった(ように感じた)
乳房のしこりを、
皮膚を突き破る前に、取り除いてもらう❗
ことしか考えていなかった
私だったので。
▼局所進行乳癌において、
外科療法(手術)のみが単独で行われた
場合の遠隔転移や局所再発率は
30~50%と極めて高率。
5年生存率は20%以下。
局所治療としての放射線と外科療法
の併用では、
局所制御率は著明に改善するが
(局所再発率は著明に下がるが)、
生存率への寄与は少ない。
したがって、
局所進行乳癌は全身病
であるとの認識のもと、
必ず全身療法(抗ガン剤や
ホルモン治療)を併用すべきである。
▼術前化学療法でpCR
(癌細胞が病理学的に完全に消失)
となった症例には、腋窩を含む照射、
残存した症例には、郭清含む切除と照射
さらに両者に6サイクルの術後化学療法。
ステージⅢAの
全生存期間中央値は 12.2年、
無再発期間が9年、
15年の生存率がⅢAで50%、ⅢBで23%。
最大の治療をして、
ⅢAで半分が、
ⅢBで4分の1が、
10年~15年ほど生きられる
って感じでしょうか、
と、数値は数値なりに理解しました。

生存率は2014年時点の数値です。
その後出された統計では、
生存率は上がっています。
(2019/10/27 紫字追記)