健康におけるプロテインの是非については日々考えています。
前にもこのブログでお話した事があると思いますが、それでもまだ考え続けています。
なぜ健康においてプロテインが必要なのか…
なぜ健康においてプロテインが必要でないのか…
ちょっとだけ答えが出たので、皆さんにお伝えしたいと思います。
思いつきで書きなぐってるので拙文、お許しください。
「プロテインが必要な理由」
健康においてプロテインが必要だと考えられる唯一の理由はただ一つ。
それはタンパク質不足。
ただただこれだけです。
「美容のために」とか謳ってるプロテイン商品もありますが美容のためならビタミンCや抗酸化物質を摂取するべきですからプロテインじゃ直接的な効果は栄養失調でもない限り見込めません。
じゃあ実際にタンパク質不足、今の日本において起こり得るのでしょうか?
私が思うにそれは限りなく0に近いのではないかと思うのです。
日本はアフリカやお隣の○朝鮮じゃありませんからね。
普通に2~3食食べていれば、過剰になることはあっても不足することはまずありえません。
あ、いや、すいません。世の中にはもしかしたら菓子パンばっかり食べてまともに魚や肉、豆類を
食べていない方もいるのかもしれませんね。
そういった極端な偏食の方においては必須アミノ酸が摂取できていない可能性があるので
プロテインで栄養補給する必要があると考えられます。
が、だからといってプロテインが健康にいいわけではありません。
例えば菓子パン+プロテインでは食物繊維が圧倒的に不足します。
食物繊維の量、そして便の量の少なさは便が体内に存在する時間を長くする結果、腸疾患、リーキーガット症候群、便秘、長期に渡る場合においては最悪、大腸がんなる危険性があります。
なら、食物繊維であるセルロースを添加すればいいのか?
これは実際に自分でも試した事があります。確かに粉状のセルロースを摂取すれば
便のカサこそ増えますし、腸内でのV.B1の産生量が増加するとの研究結果もありますが
ここでも問題が生じます。それは微量栄養素やミネラルなどが不足するという問題です。
じゃあミネラルはサプリで補えばいいんじゃないか?
って思うじゃないですか。そうすると今度は必須脂肪酸が足らないんですよ。笑
つまり、なにかの栄養素に限って特化した加工品を摂取しても本来摂取すべき栄養素の何かが必ず補えなくなるってことなんです。
プロテイン飲みながらオメガ3脂肪酸飲んで、ミネラル剤飲んでます、なんて人に私一度も会ったことがありませんしそれなら魚食べればどうですか?と言いたくなります。
ボディビルダーであればプロテイン+抽出油を摂っている人もいるかもしれません。
ですが、ボディビルダーは決して健康であるとは言えません。
彼らの食事は疾病リスクだらけです。
確かにあの異常な食事に耐えられる強い内臓を持った人も世の中には存在します。
しかし、それは確実にごく僅かな人たちだけです。マイノリティです。
100人が同じことをしたら半数異常の人が体調不良、もしくは病気になると思います。
実際にボディビルダーで40半ばにしてガンを発症した人もおります。
つまり、「健康になるため」にプロテインでタンパク質を摂取する必要があるケースは
非常に稀であるってことなのです。
普通に魚や肉などを食べている人においてはプロテインはまず必要ない、と言えます。
いや、むしろ病気を退けて健康になりたいのであれば必須脂肪酸もタンパク質も豊富な青魚を食べるほうがよっぽど効率的ですし、安全です。
筋肉を肥大化させたいなら飲んでもいいと思いますし、実際に効果もあると思います。
でも健康と筋肉肥大は関係ありません。
運動はするべきだと思います。身体を動かした方が脳が活発化しますので。
でもプロテインで肥大化させた筋肉がなくても健康は維持できます。
筋肉は普段の生活に応じた量があれば十分です。
もし、通常の食事で全く筋肉がつかないとするならば生まれつきテストステロンの量が少ないか
腸内細菌のバランスが悪いなどの可能性が考えられます。
いずれにしてもプロテインで解決できる問題ではありませんし、プロテインで解決すべき問題ではないと私は考えます。
「カゼインプロテインの危険性」
チャイナスタディでお馴染みのC・キャンベル博士が行った実験では牛乳のタンパク質の約80%構成する「カゼイン」を抽出し、このカゼインを多く含む食事を遺伝子的に大腸がんを発生するマウスに飼料として与え続けた結果、かなりの割合で大腸がんの腫瘍サイズが悪化し、生存率も著しく低かったとする研究結果があります。これは人間でも同じ症状が現れるそうです。
それとは逆に大豆から分離したタンパク質ではガン腫瘍の拡大はほとんど見られなかったそうです。
それなら大豆プロテインなら問題ないのでしょうか?
「ソイプロテインの危険性
実は大豆って皆さんが思っているほど安全な食品ではないんです。
そもそも大豆は半栄養素と呼ばれるフィチン酸塩や酵素阻害物質、ゴイトロゲン(甲状腺腫誘発物質)などの人体に有害な植物性化学物質も同時に多く含んでいる食材です。
これらは発酵の過程で分解されるので納豆や味噌などの食品は問題ないのですがソイプロテインはどうでしょうか?
実際に私も大豆を食す為に反栄養素を抜き出す作業をたまにするのですが、ものすごく時間と手間がかかります。
①まず1~2日浸水させて発芽をさせます。(結構な量のアクが出ます)
②にがりを入れたお湯で茹でこぼします(ここですごい量のアクが出ます)
キレイな写真ではありませんが(笑)実際のアク抜きの時の写真です。
③再度にがりを入れたお湯で茹でこぼします。(アクはほぼ無くなります)
これで反栄養素を取り除く下処理は完成です。これだけやってもあくまでも下処理ですよ。
料理するのはこのあとです。笑
こんなことをわざわざやってるソイプロテインがあったとしても市場に出回っているうちの数%未満でしょうし、売っていても通常の物より遥かに高いです。
アマゾンで調べた限りではヒットしませんでした。
玄米も同じ様にして普段食べるときは発芽処理をしていますが実は発芽玄米を使ったプロテインも存在します。ものすごくマイナーですが売っています。(マイプロとか)
(たっけぇ…笑)
売ってはいますが玄米にしか含まれていない貴重なγ-オリザノールという脂質はプロテインに処理される過程でほとんどが除去されてしまっています。
γーオリザノールは非常に有益な成分です。(リンクは論文に飛びます)
えんどう豆プロテイン…これも試した事がありますがマジで不味いです。笑
字、おっきくなっちゃうくらいマジで不味いです。笑
それにとにかく臭い。笑
3年前に1kg買って10g使って諦めたほどに臭くて不味いです。笑
勇気と興味がある方はぜひ試してみてください。笑
まぁそこまでして安全なプロテン探すくらいなら、普通にちゃんとした食事した方を摂った方が話は早いですよね。笑
ちなみに私はホエイやカゼインはもちろん、ソイも玄米もエンドウ豆もヘンプもすべて自分で買って試した経験があります。笑
その私が言います。
プロテインを作ってる会社さんには申し訳ないですがプロテインはほぼ必要ありません。
アフリカとか貧困地域ならもしかしたら必要かもしれませんし、非常時にタンパク質が無いなどの時には役立つかもしれませんが日常における健康を研究する者から言わせて頂くのであれば、健康においてプロテインの摂取が必要な場面というのはほぼ0に等しいと考えられます。
もちろん、趣向品として、また筋肉を大きくしたい人が飲む分には結構かと思います。
ただ、それが健康かどうか聞かれたら私は食い気味に「No」と答えます。笑
プロテインで大きくした筋肉はプロテインを飲むのを止めたら小さくなりますからね。
維持すると考えらた先のリスクが日増しに増大します。(怖いですね)
それでも飲みたい人は飲めばいいと思いますが、私は間違っても日常でプロテインは飲みません。
タンパク質は納豆や味噌、煮豆や魚、貝類で十分です。
ちなみに、ちなみにですよ。
わたくしの運動量と活動量で見ると厚生労働省が推奨するタンパク質摂取量は60g/1日です。
ですがですよ、アメリカのFDAが推奨するアメリカ人における平均推奨量は54g/一日です。笑
あのデカイ身体で一日54gですよ?笑
それに加えて一日350gの野菜を食えって?笑
食物繊維も18g以上摂れって?笑
前に栄養計算して、厚生労働省が推奨する一日に必要な栄養素をきっちりすべて摂った事があるんですよ。まぁ見事に太りました。笑
巷では1日に体重×0.9~1.8g近いタンパク質を摂れとか言われますがそんなに必要ないですからね。
新鮮な野菜を食べて抗酸化物質を摂取していれば、タンパク質の再利用合成比率って最大で30gにも及ぶと言われています。
言うまでもなくわざわざ体外から新しいタンパク質を摂取して分解して人間の身体に作り換えるよりも、すでに人体と同じタンパク質を還元したり再合成するほうが容易です。
散々プロテインを試した自分も今ではタンパク質は一日に多くても25~30gです。
体内にはアミノ酸を貯蔵しておくシステムがあるので、一日二日タンパク質が少なくなっても
問題ありません。
体重69kgで摂取量が30gを下回る日も全然ありますが、筋肉は人より遥かにありますし、健康診断の結果もストレスチェックの結果もほぼすべてオールAです。
なので、不安からプロテインを飲む必要はなく魚が食べたいと思ったら食べて、肉が食べたいと思ったら食べればいいだけの話です。(肉は推奨していませんが)
ちょっともぉ出勤しなければならないので、また時間がある時にお話できればと思います。
質問など御座いましたら、ぜひお寄せください♪
ご精読ありがとうございました!