これがPanasonic DVDレコーダーDMR-E30のトレイの開閉トラブルを全国的に起こしている原因の一つ、トレイの部分にある小さなベルトである。これのためだけに僕は2台のDMR-E30の修理を1台目が8,700円、2台目が17,000円。そして1台目が再びトラブルを起こしたときさすがにPanasonicから来た修理の人にまた金がかかるということで文句を言い観察していたら、実はこのカクベルトを外側から簡単に交換するだけで修理ができたのである。つまりプレーヤー部分を丸ごと交換するというのが普通のメーカーのやり方だったが、こんなに簡単に修理できるのである。常々何で電気製品の修理は新品が買えるほど高いのかと疑問に思ってきた。我々消費者はもっと賢くなるべきである。ちなみにこのカクベルトを注文して、値段はたったの90円なのだ。先のことを考えて複数枚手に入れた。ヤフーオークションではこのDMR-E30のトレイが開かない例が山のように出ている。これはリコールの対象ではないか。一度電話したことがあるが、そんな症状は他では出ていないというような答えだった。ありがちの答えだ。他の部分が壊れるならしかたあるまい。しかしトレイが開かないというのはバカみたいな故障である。原因はこのベルトが伸びたせいであるが、毎日使っていると約1年で開閉しなくなる。まだ当面はこのマシンを使い続ける予定だ。アナログが終了しても使い道は十分にあるのだから。さて修理の方法であるが、まず外枠をはずす(裏と横のネジを外す。合計7個)→DVDドライブの上のプラスチック(黒)のねじを取ってはずす→そうすると金属のふたがあるので、よく観察すると黒い爪にひっかけてある(2カ所)ので両側にひっぱるような感じではずすと簡単に外れる→次にDVDトレイを手で移動させると、入口にベルトが見える→これを新品に交換する。大きい輪車にまずかけて、その後小さい輪車にひっかけるような感じではめていく。これで完了。あとは逆の作業をすればOK。なおこの機種はDVD-Rメディアによってはエラーを起こすことが多かった機種だ。ヤフーオークションなどで購入するときは気をつけないといかない。4倍速記録対応DVD-Rで録画・再生した際、「録画が途中で中断する」、「録画後正常に再生できない」などの症状が出る場合がこれだ。また、4倍速記録されたDVD-Rディスクを再生した場合「“U11表示”が出て正常に再生できない」症状、4倍速での記録はできない機種は「DMR-E20」「DMR-HS1」の全機種と「DMR-E30」「DMR-HS2」の一部。DMR-E30は製造番号の4桁目がB、C、D、E、F、Gが対象。DMR-HS2の対象機種は、製造番号の4桁目がG、Hの場合だ。メーカーは「これらの機種は4倍速規格の決定以前に発売されたため、録画・再生の互換を保証していない」としている。これを解決するにはファームウェアのアップデートが必要だ。メーカーからファームウェアアップデートDVD-RAMを取り寄せ、アップデートする。僕の全てのDMR-E30はすでにアップデート済みだ。ちなみに
電器屋さんでカクベルトを注文するときの品番は、RFKNE30BELT、品名はカクベルトである。