【ゲーム評価】ゴッドハンド | ゲーム脳のクソゲー人生(ベリーハード)

ゲーム脳のクソゲー人生(ベリーハード)

ゲームメインの話がしたかったが、これからは何でも言う

テーマ:

究極のドMゲー

 

 

 

 

 

 

 

この作品は悪魔がはびこる世紀末と化した北斗の拳のような世界で、神の右腕を手に入れたドM主人公が戦う神アクションバカゲーである。

事実主人公の第1声は「Wa・・・Water・・・」である。

開発元が解散したのか、PS2でしかプレイできないのが非常に残念だ。このゲームはぜひPS4でリメイクしてほしかった。

このクローバースタジオは「大神」や「ビューティフルジョー」も手掛けている。

 

神の手を持っているが、それ以外の体は生身の人間であるためタイマン戦なら何とかなるが通常状態でザコ複数に囲まれるとボコボコにされるという、ある意味リアルファイトに近い難易度である。

 

さっきから色んな表現を使っているが、このゲームのジャンルは多岐に渡る。

神ゲー

良ゲー

バカゲー

ドSゲー

ドMゲー

少なくとも5つはある。

 

難易度はクソ高いが、コマンドさえ覚えれば操作性は快適である。

右スティックで回避動作ができる(前でダッキング・左右でサイドステップ・後ろでバク転)が、これでほぼ全ての動作をキャンセルできるので必ずマスターするべきだ。

 

技は買い物や宝箱で入手できるが、全ての技が使えるわけではなく、技をセットしなければならないのが面倒。

パンチラッシュや足技など、自由に技や通常コンボをカスタマイズできるという楽しみはあるものの、いちいちポーズメニューを開いてセットするのはテンポが悪いと言わざるを得ない。

技は使いやすいものもあるが、当たりにくいものの方が多い感覚。

とりあえずコンボの最初は出が速く隙の少ないジャブにしておくのが無難か。

敵の上段攻撃を回避しながら攻撃しやすい中国拳法(酔拳か?)も面白いだろう。

キック系の技は隙が多く避けられやすいので使いづらい。

 

敵は回避だけでなくガードも使う。何度も攻撃していると弾かれて軽い隙ができ、反撃されることがある。

ガードをはじかれる瞬間に回避行動を取ると隙なく攻撃を続行できるのでこれも覚えておいた方が良い。

ガードブレイクという技なら敵のガードを崩して有利になれるが、これも大抵避けられて反撃されることが多い。

いずれにせよ自分の攻撃は避けられるかガードされるかという前提で考え、何発か攻撃したら即ダッキングした方が隙を作りにくい。

 

しかし敵はガードできるのに自分はガードできないというのは欠点である。

囲まれると回避が困難になるためガード機能は欲しかった。

 

難易度はイージー・ノーマル・ハードの3つがある。

ゲーム中ではプレイヤーの行動に応じてレベル1・2・3・DIEの4段階があるがこのシステムはバイオ4と似ていて、死ぬとレベルが大きく下がる。難易度ハードは常にレベルがDIEであり、これがドMゲーと呼ばれる原因と言ってもいい。とは言え初心者にはノーマルでもキツいと思われる。

レベル1だと攻撃も当たりやすいし敵をブッ飛ばしやすいが、最高レベルだとほとんど攻撃が当たらなくなり、打ち上げ系や吹き飛ばし属性の攻撃を当てても全然飛ばず、爽快感が薄くなる・・・と慣れない内は思うかもしれないが、カウンターがヒットすればいとも簡単に敵がブッ飛ぶようになる。敵の攻撃中にアッパーを当てると3メートルぐらい上に飛ぶので、そこにブッ飛ばし属性の攻撃を食らわせれば周りの敵も巻き込みやすいし、敵の叫び声ばかりがこだまするようになり超爽快である。もっとも、そこまで上達できればの話だが・・・。

敵にカウンターを当てられるタイミングを覚えることが上級者への道になるだろう。

 

テンションゲージ

敵に攻撃したり、回避したりするとテンションゲージが上がっていき、一定以上になるとゴッドハンドの力を解放できる。

ゴッドハンド解放中は完全無敵、攻撃スピード超上昇、敵への攻撃が全て必中+カウンター扱い(2倍の威力)になり無双できる。

継続時間は10秒ぐらい。溜め攻撃をチャージしている間はゲージが減らなくなることも覚えておいた方が良い。

また、挑発することでもゲージは上がるが敵が怒り状態になる。挑発があるのはやはり嬉しいことだ。

逆に敵もこちらを挑発してくることが多いが効果はない。プレイヤーはムカつくだろうが・・・。

 

ゴッドリール

ゴッドリールストックを消費して繰り出せる必殺技。イージーは最大で6、ノーマル5、ハードは4までストックがある。

強力な技ほど消費がデカく、最高コストは3である。

個人的にはドラゴンキックやゴッド本塁打で複数の相手を消し飛ばすのが爽快。

 

 

ドSアックスヒロイン

 

このゲームの主人公及びプレイヤーはドMが多いため、ヒロインに癒されるだろう。

 

 

元々主人公に神の右腕を与えたのが彼女だがいつも斧を所持しており、歯向かおうとすると(斧で)右腕を取り返そうとしてくる。

 


が、一応清楚可憐なヒロインであり人気は高い。

 

 

 

ボコる爽快感

相手のピヨり中、敵キャラに応じて特殊な攻撃ができる。

普通の敵なら「ボコる」という表示が出て、パンチかキックを○ボタンで連打できて気持ちいい。

大男は「スープレックス」ができるが、逆に相手に食らわされる場合もある。

女性キャラなら「おしおき」で、ケツを連打できる。

デブ系の敵なら「毒針スペシャル」

背の高い敵は「コブラツイスト」を使う。

ボコる前に通常攻撃や挑発を入れる時間も十分にある。

 

悪霊について

人間の敵キャラを倒すとたまに悪霊が出て来ることがある。

大体固定の敵に憑依しているがランダムで出ることもある。

この悪霊がかなり手ごわく、初心者は苦戦する。

まず動きが速く、瞬間移動もできる上に攻撃の出も凄まじく速い。見てからではまず避けられない。

かといって上段回避のダッキングばかり使っていると、それでは避けられない攻撃で襲ってくる。さらに遠距離攻撃も使ってくる。

その上背後に瞬間移動して掴み攻撃もしてくるのでそれも警戒しなければならない。掴み攻撃は○ボタンでカウンターできるのでそれは救いか。慣れればわざと背を向けてカウンター狙いもできる。

総じて慣れと反射神経の両立が要求される強敵である。

その悪霊は最初のステージからいきなり出て来るため初めてのプレイヤーはまずここで死ぬ。

とにかく速くて強い。

 

クリア後について

クリアデータをセーブすると2週目の最初からスタートするが、引継ぎ要素がないのが問題点だ。

店では最初からすべてのアイテムや技を買えるようになり、強力なゴッド通常技も買えるようになるという特典があるが、所持金も0からスタートするのでかなり不便。アイテムはまだしも、せめて技と金は引き継げるようにするべきだった。

 

 

制限プレイについて

 

 

 

 

序盤でヒロインが主人公の背中に「Kick me」と書かれた張り紙を貼って、敵に爆笑されるのだが、これを付けたままクリアする「張り紙プレイ」というドMゲーマー向けな縛りプレイが公式に存在する。この張り紙は1度でもゴッドハンドを解放するか必殺技を使うと剥がれて消えるが、張り紙がある内は一度も使用していない証明になり分かりやすい。

これをハードでクリアするのがゲーマーの腕の見せ所であるが、オレは途中であきらめた。またプレイしたいのだが・・・。

他にもキック系の攻撃だけでクリアとかやってみたいと思う。

 

 

このゲームは、アクション好きでPS2がプレイできるのなら是非やって欲しい。

難易度が高いのでストレスも溜まるが、慣れれば超爽快なスタイリッシュゴッドアクションができるため、DMCシリーズにも引けを取らない気持ち良さを味わえるだろう。

 

コンボ動画を紹介したいが、個人的にこの動画は芸術的だと思う。

相手の体力を半分にすると戦闘が中断するイベント戦なのだが、体力を半分にした時スローモーションになる演出が入る。

これを利用してボスの体力を調整しながら、ちょうど半分になる瞬間にカッコいい攻撃で敵を吹き飛ばしながらスローモーションフィニッシュするという、計算し尽くされた超イケメンコンボ動画である。

 

 

【総評】

熱中度:S

爽快度:SSS

操作度:S

難易度:SS

爆笑度:SS

変態度:EX

 

総合:SS+

 

バカゲー・マゾゲー・爽快アクションゲーをやりたいならこれ!

あーー、このゲームまたやりたくなってきたな

PS2はギリギリ起動はするはずだが、面倒だな

クローバー復活してくれ~そしてPS4でこのゲームリメイクしてくれ~

知名度は大神やビューティフルジョーに比べると低めだが、個人的におススメ度はこのゲームの方が高い。

 

 

 

 

 

 

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