病院から電話が来た次の日
足の悪い父には3歳の息子を
1人で預けられないので
母に息子を頼んで
父と2人で病院に行きました。
里帰り中で、夫とはかなり距離がある
地域にいたため、夫は来ていません。
むしろ、まだしこりの存在すら
遠くで心配させてもな、と思い
話していませんでした。
外科外来に行くと
看護師さんが私が来たことを
すぐに先生に話した様子で
直後に診察室に通されました。
針生検をしたときの先生は
良性っぽいなと言っていたし
妊婦の大きな私のお腹を見て
「少子化に貢献してくれてありがとう!」
なんてにこにこして言っていました。
あのときの顔とは、全然違う。
座ってすぐに先生から
「よくないものが出てしまいました」
「癌でした」
と言われました。
前日の電話で
かなり覚悟はしていたので
告知をされてもそのときは
涙は出ませんでした。
やっぱりな
と思ったことと
今ちゃんと覚えているのは
このとき
絶対に治す
死ねない
子供たちを残して絶対死ねない
生きることしか考えない
せめて、子供が成人を迎えるまでは
絶対に生きたい
そう強く思っていたことだけ。
そしてまずは私には治療よりも先に
やらなくちゃいけないことがある。
お腹の子を元気に産むこと。
この告知の時にはまだがんの詳細は
出ていなかったのですが
出産を控えた私に
今後の治療を早くする為にも
まずは早く一報をと先生が
配慮してくれた為でした。
出産後すぐにMRI、CTを撮る
予定を組み込んでくれ
MRI、CTの検査結果のときには
癌の詳細もでているだろうと
この日はとりあえずの
癌告知
となりました。
この日
忘れもしない
妊娠39週0日
※この記事に書いているのは
2019年12月始めの出来事です