ハリボテ社会 | K-POP(勝手に)うんちくブログ

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韓国芸能、K-POP、新曲について勝手に語る。

 

 

韓国では今、別名「ソルリ法」についての議論が加速しているようですね。政治家たちは世論の声を聞いて、新法を通すことをアピールしまくっています(むしろそっちに世論の目を逸らそうとしている?)

 

 

<「ソルリ法」への動き>

悪質なコメント作成者に対する処罰を強化したり、インターネット上の実名制などの導入、悪質コメント防止法(別名=ソルリ法)を導入すべき、との声が高まっている。キム報道官は「ソルリの死は社会的他殺と相違ない。青年たちの日常をめぐり、マスコミは検索語商売に乗り出し、ポータルなど情報通信事業者はこれを放置している。「表現の自由」という仮面をかぶったまま、多くの悪質コメントは彼らの人格を踏みにじっている」

 

 

>社会的他殺

 

という言葉、確かにそうかもしれません。でも、私が感じるのでは、悪質コメントは世界中の芸能人、有名人に日々、浴びせられている言葉です。もっと言えば、世界的に活躍するアーティストなら、ソルリより多くの心無いコメントが届いているかもしれません。

 

それでも、全ての人が自ら命を絶つわけではないし、彼らには本当は、その悪質コメントの何倍、何十倍もの、愛ある応援コメントが届いているはずなのです。

 

 

頑張って!大好き!応援しています!素敵です!いつも可愛いよ!コンサート楽しみにしています!

 

 

などなど、こんなに応援してくれる人がいて、もっと言えば、SNSにコメントを書き込まないだけで、ずっと応援している「見えないファン」もいるのに、それでも、心に刺さるのは、一部の、人を傷つける言葉なことが悲しいです。

 

 

日本は今、台風19号の爪痕に苦しんでいます。

多くの方が亡くなり、命は助かったものの、多くの方が家はもちろん、丹精込めて育てた田畑を流されたり、今後の復興にはまだまだ時間が必要です。さらに、次の20号、21号が発生、なんてこともあるので、これで終わりなんてこともなく。自然災害なので、人間の力では防ぐことにも限界があります。でも、それでも「希望」を持って生きていくしかない。

 

 

ここからは、超個人的な意見なのですが

 

韓国は日本への賠償をずっと叫んでますよね。とりあえず、過去ばかりを振り返る国民性なのかな、と。前を向く気が全然ないのか?と、日本人の私から見ると、そこにはいつも「希望」というイメージがわかない、それって、やっぱ絶望ですよね。

 

 

1度の失敗も許さない、というか、完璧を求め過ぎる国民性、なのか・・・それって、日本に対してだけでなく、自分たち自身をも苦しめているように感じます。

 

 

韓国のアイドルは男性でもメイクが濃いです、ドーランどころか、コンシーラー処理までされており、アイラインから、アイシャドウ、口紅までバッチリメイク。アメリカの一般の人から見れば「ドラァグクイーン」にしか見えない、と言われるほど。

 

 

それぐらい、肌のキメ細やかさを含め、男性にまでそれを求めている証拠でもありますよね。日本のアイドルは、無精な姿もさらけ出すし、全員が「王子様」って感じでもない、私なんて、K-POPアイドルにハマった後、日本のアイドルが出ている番組を見ていると「もう少しクマ、ニキビ跡、ヒゲの剃り跡、消してあげればいいのに」と思ってしまうほど(^_^;)

 

 

以前、キム・ヨナさんと、浅田真央さんが、フィギュア界の女王争いをしていた頃、韓国の人が「日本は浅田真央さんへの扱いが酷い」と言っていたのが印象的でした。韓国ではヨナさんは英雄、女王、神!なので、いつも完璧でないといけないそうです。お2人ともCMや広告に大活躍なわけですが、ある日本の広告で、真央さんが綺麗に映っていなかったそうです(肌のキメとかかな?)、韓国で、もしこれをヨナさんで公開したら、大バッシングが来る、と・・・なぜ全力で修正しないのか!!!!と。

 

 

「リアルな姿」がどうか、ではなく、修正してでも、嘘でも、見せかけだけでも、綺麗に見せることが大切なのだ、と。

 

 

韓国は整形大国ですし、政治家などの、権力者は子供を裏口入学で、学力もないのに有名大学に入れていることも珍しくない、国民性なのか、はたまた、政治がそうしたのか?は分かりませんが、本当のリアルな姿より、とりあえず「見せかけだけ」取り繕うことばかりを、重視するあまり、「リアルな自分」が苦しみ出したら、希望が持てなくなり、ただの絶望だけが残る。

 

 

K-POPアイドル界で言えば、中学でデビューした子ですら、デビューした段階からパフォーマンスは完璧です。本当にビックリするわけなんですが、じゃ、小学生の頃から練習生として必死にやって来たのか?と驚くばかり。日本より厳しい学歴社会である韓国では、アイドル練習生から突然、受験モードになることは難しく、アイドルの道を選んだ時点で、ほぼ一般的な学生生活に戻る道を絶ったことになる。

 

 

ソルリは子役出身です。10歳から芸能活動を始めており、その延長でSMの練習生になっているため、いわゆる、韓国の学歴レースからは10歳から抜けていることになります。

 

 

現状は辛く

進むことも苦しく

戻ることもできず

別の道を選ぶ選択肢もない

 

 

本当の自分を隠すことにも疲れ、ありのまま生きてみても、「アイドルらしくない!」と責められ、やること全てに、悪質コメントが殺到してしまう状態。

 

 

>社会的他殺

 

という言葉、引き金となったのは、確かに悪質コメントだったのかもしれませんが、韓国社会は、完璧を求めすぎるあまり、「第2の人生」や、「やり直し」などが出来ないイメージがあり、どこにも逃げ場がない、追い詰められていくようで、最後、最悪の選択をしてしまう人が多いのではないかと。

 

 

K-POPアイドルの代名詞でもある「完璧なパフォーマンス」は、彼らのその貴重な時間が全て詰め込まれている、努力の結晶なんですよね。

 

 

でも、それで成功できる人は、ほんの一握りです。またさらに、成功した後も長く芸能界に居座れるかどうかも分からない。常に不安と隣り合わせ、太ってはいけない、イメージを壊してはいけない、空白期間を作ってはいけない、次はもっとすごいパフォーマンスを見せなければいけない、(男性)入隊しなければならない・・・などなど。

 

 

練習生の時代ですら「修学旅行に行けなかった」と、聞くぐらいなので、それぐらい、全ての時間を全力投球して、デビューに向けてみんなが必死に努力しているわけなのですが、結局は、大人たちが彼らの時間を身勝手に利用し過ぎなのではないか・・・それでも、アイドルになる夢を持つ若者が後を絶たない理由は、それほどまでに、韓国社会が就職難だからです。

 

 

 

悪質コメントは

 

>人格を踏みにじっている

 

確かにそうです。

 

しかし、今の「プロデュース X 101」問題もそうですが、ヤラセで通過した後、バレてしまった時、傷つくのが、全ての参加練習生であること、加えて、X1はデビュー後にこんな騒動になってしまって、一体どうすればいいのか?なんて、後のことは何も考えていない。

 

SMのSuperMもそうですよね、彼らの「禁じ手な売り方」については、アメリカの有名誌「ニューヨークタイムズ」「BUZZFEED」「THE ROLLING STONES」などが、こぞって記事で取り上げています(ビルボード1位!を褒めている書き方ではないです・・・)

過去記事参照 → ★ 「全米」という意味

 

 

 

ハリボテ、見せかけ、だけを重視するあまり、中身がない、これだって、メンバー自身の「人格を踏みにじっている」と、言えるのではないでしょうか。

 

 

「悪質コメントが原因だ!」と、原因をそのせいにするのもいいけど、仮に「ソルリ法」が通ったら、芸能人の自殺を食い止められるのか?と聞かれれば、私はそうでもない気がしています。なんとなく、政治家や、芸能事務所、テレビ局、側が、そのせいにして幕引きを計っているかのように感じるからです。

 

 

もう悲しいニュースは聞きたくないですね。

 

ソルリ、クシャっとなる笑顔が印象的な、可愛いらしい女性でした。

心よりご冥福をお祈りいたします。

 

 

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