皆様、新年あけましておめでとうございます。

 いつもご訪問いただきありがとうございます。水蓮です。

 さて、先日混沌の騎士団の集会がありまして、水蓮も参加してまいりました。 

毎回集会では集団儀式を行ったり、講習も行ったりといろんな企画があるのですが、今回は修験道の方が線香護摩の講習をして下さるという非常に珍しい企画でした。 

元々その企画があったというのは耳に入っておりまして、「滅多にない機会だから絶対参加するように」と言われていたのでした。

 さて、当日。いよいよ講習の開始です。 穏やかな物腰の阿闍梨さんがいらっしゃり、丁寧に仏具を並べていかれます。 ボウルと塩と(ボウルは百均のでもいいですよとのこと) あとは灯明の蝋燭とか、ご本尊代用のもの、樒、水、錫杖、榊(写真参照) そして大量の御線香…… 「これ全部は使わないですよ」と笑顔で語る阿闍梨さん。 

「それでも市販の御線香の箱の中身全部は使いますねえ」 結構な量です。

 そして開始です。 

宗派の関係もあり、内容ははっきり書けないのですが、簡単に線香護摩を説明すると、あの大きな護摩壇がコンパクトになり、護摩木の代わりに線香を燃やして行います。 

 

 

 

本物の護摩壇よりは炎は小さいものでしょう。それゆえに一般家庭でも行えものと解釈してました。 

そしてまた非常に簡単に流れを書きますが、法螺ー三拝ー祓から始まり、あとは宗派のこともあるので割愛します。 そして順に作法を行っていき、御線香を組んでいきます。 

ボウルに塩を敷き詰め、そこに御線香を立てて組んでいきますが、これも宗派によって違うとのことです。 数十本の御線香を立てた後、作法通りに着火していきます。 炎と煙が結構出ます。炎の高さが気になり、思わず「天井燃えませんか?」と聞いてしまったほどでした。 そして、真言を唱えながら線香を投入していきます。燃える燃える。 

 

 

そしてまた、宗派の作法にしたがって終了まで続きます。 おなじみの観音経や般若心経なども唱えます。 燃え尽きた御線香の下の塩はまるで塩釜焼のようにかたまってしまい、阿闍梨さんはそれを耕すようにほぐされてました。 これを毎日行う場合は塩は捨てないとのことです。 家の新築の祈祷とか、依頼があって行った場合はこの塩の使用は一回きり。 お清めに撒いたり、四隅に盛ったりするそうです。 一般家庭内でも行える行法ではありますが、炎の大きさ、煙の量などで火災報知機が反応してしまうことはあるそうで……それを防ぐために換気扇の下に護摩壇を持って行って行う方もいらっしゃるそうです。 

そして、固まっていた塩もほぐし終わり、「どなたかやってみますか?」とのことになり、そこで水蓮が行うことに……緊張しまくって噛むわ作法抜かすわで散々な結果でしたが、非常に貴重な体験でした。ありがとうございました。 それに、水蓮の行った後は御線香が全部燃え尽きず、ボウルの中にバラバラに残ってました。 阿闍梨さんがされた後は全部灰になっていたのに、これが修行している方と初心者との大きな差なんだなと思いました。 そのバラバラの線香をかき集め、三たび祈祷をされるとのことで、希望者がガンガン線香投入して祈願されておりました。

 集会ルームは線香の熱気と香りに満たされ、普段オカルト現象もよく起こっていた場所だったのですが、その日はそれ以降全くそういう現象も起こらず、どうも浄化されてしまったようでした。 

 

おそるべし線香護摩供養! 

 

さて、簡単ではございますが、線香護摩体験レポートでございました。 

またこのような機会も度々設けていただけるとのこと、混沌の騎士団すごいなあって思いますね! 水蓮も頑張ってついていきたいと思います! では、今回はこれにて! 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。