今日は、二宮と秦野の間にある中井町で「困った子には訳がある、発達障がいってなんだろう?」というテーマの座談会というかサロンがありました。場所は中井町役場からほど近い子育て支援センター。里親仲間のKさんが主催で話を進めてくれました。参加者は全部で18人。小学校低学年以下の子どもをもつお母さんが10人くらいと二宮・中井町の町会議員さんなどですべて女性でした。

←ここは町役場

アイスブレイクの後、Kさんが「世の中にはいろんな意見を持つ方がいる。お互いの考えを知り、共有できるといいですね。」という話をして、若いママさんたちからいろいろなお話が出てきました。
アレルギーを持つ子どもの話、子ども同士のケンカの話、トラブルの解決に間に入るべき先生が問題に向き合えていないこと。学校や教育委員会の根本的な問題。「子どもの素朴な質問に親がきちんと応えるにはどうしたらいいのか」という前向きな意見も・・・。
中井町のお母さんたちは意識が高く、子どもへの愛情が深く、とてもステキでした 

boy ハイハイ2人目 男の子 園児 boy クマ帽子ベビー+ 女の子 あかちゃん2

今日の座談会を振り返って、子育ても後半を迎えるママから言わせてもらうと
・トラブルは子育てしてたら、“あって当たり前”
 後で思うと、子どものトラブルから得られることは多かったと思います。それは、渦中にあるとなかなか見えないけれども、トラブルを通して、他人のいろいろな意見、考え方を知ることができたし、それによって自分自身の人間性や巾、意識を磨くことになったからです。子どもに感謝なんですよ~。今日の座談会だって新たなママ友に出会えたのもそのトラブルのお陰でしょ?
・他人に期待してもしかたない
 他人・・・それは他人であっても子どもであっても“人格の違う人間”。常識も感覚も全く違うので、いくら「ここで誤るのが常識~!」って怒って相手に自分の納得のいく謝罪を求めても満たしてはくれませんよ。相手とは育ってきた環境が違うんですから~。(私もこれに気付くのに何年かかったことか )
もし、相手に本当に心から誤ってもらいたいのなら、まず自分の反省点を相手に伝え、相手の心を温めてあげてみたら?「北風と太陽」のお話がまさにその象徴ですよ。 広くは今のイスラム国問題にも通じることだと思います。
疎外の中の子どもたち (←クリック)
 今日も話題にさせてもらいましたが、先日紹介したこの本が今の先生の教育環境の悪化を危機感を持って教えてくれています。これを読んで理解した上で学校への対策を各市町村で考え直した方が良いと思います、ママたちも交えて。先生が悪いのでなく、システムが悪い。構造的な問題です。
学校でも地域でも座談会を
昔、小学校の道徳の時間に、あるテーマで同級生の様々な考え方や意見に接して、大人しい子がとても深い意見をもっていたことがあって今でも忘れられません。最近の子どもは個々でゲームしているから、深くものごとを考えられず、自分優先で相手の考えや感じ方への配慮がない傾向がありますね。それは親も同じ。子どもは親の縮小版で、私たち親は子の行動を客観して、自分の考えや行動を修正していくのが、家庭という場だし“人生”なのではないかと思えるようになりました。

学校は、道徳の時間にはまず会議や座談会をたくさんすることです。他人を知ることが子ども自身を豊かにします。大人も地域でこのような座談会が行われると、地域は豊かで安心で寛容な社会になると思えてなりません。

子も親も“素敵な大人”になっていきたいですね~
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