現在、国と電力会社が積極的に導入を推し進めているスマートメーターであるが、スマートメーターとは、名ばかりであり、その実は、盗電メーターであることについて、その事実としての根拠をここで述べたいと思う。

 
   私の家で使用されている、スマートメーターは、富士電機メーター株式会社製のスマートメーターである。
 
   そして、私は、東京電力パワーグリッドのメーター調査を依頼し、私の家での通常時の使用アンペアをクランプメーターで測定してもらった結果、0.1アンペアであった。
 
   クランプメーターの誤差は、±0.05mA(ミリアンペア)であるとしても、この実測値は、ほぼ、正確な値である。
 
   この実測値から、使用電力は計算により求めることができ、力率を考慮しない場合については、私の家の使用電力は、1時間あたり、0.01kWhと計算できる。(力率を考慮した場合については、cosθを掛け算するため、cosθ<=1であり、つまりは、0.01kWhより小さな値になる。)
 
   しかし、電力会社がホームページ上で、30分毎に公表している、通常時の使用電力を見ると、2時間毎に0.1kWh、または、1時間半毎に0.1kWhであり、私の家の使用電力の5倍以上の電気使用量が表示されていることが確認できた。
 
   つまり、電気料金の請求金額が、5倍になる時間帯があることになるわけである。
 
   このことに疑問を持った私は、すぐさま、電力会社に、メールで問い合わせを行なったが、その回答が以下の回答になる。
 
  「 【東電PG回答】

・計器調査にて使用した電流計は正確に計れるものではないため、
参考値として需要者さまに説明しております。
・使用量としての回答はしておりません。
・弊社設備(計器)は2月20日誤差試験を実施異常なし、正常計量しております。
スマートメーターで計量されている値を2019年2月分の検針値に反映しており、
正常な値を公開しているため問題ございません。」

 
    このような、到底、納得の出来ない回答しか、東京電力パワーグリッドはできないのである。
 
    実際に、クランプメーターで測定した結果、私の家では、通常0.1アンペアしか使用していないことがわかっているのに、0.4アンペア分の電力が加算されて、請求が来ていることになるため、私の家の使用電力の4倍もの電力を使用している、他の何かが、電力を使用していることになるわけであり、その電力を消費している犯人が、スマートメーターに他ならないのであるという事実を私はつかんだ。
 
   それは、富士電機メーター株式会社が公表している、スマートメーターの電線接続図である。
 
   この電線接続図を見ると、電力会社の電源と、各家庭の負荷が、間に、スマートメーターを介した形で、一直線になって接続されていることがわかる。
 
   この電線接続図から、電源は一つしかないため、電力会社の送電電源から直接、スマートメーターも、電源を取っていることになるわけである。
 
   つまり、スマートメーターで、実際に、計量される使用電力に、スマートメーターの使用電力も含めた形で、計量されているということが理解できるのである。
 
   また、スマートメーターは通信機能を備えているため、かなり強力なコイルが使用されていると考えられ、無効電力も発生していると思われるため、そのことを電話で、私が告げると、後日、東京電力のスマートメーターの調査に来た、職員の2人のうちの一人から、電話連絡があり、「確かにスマートメーター内部で無効電力が発生しています。しかし、無効電力は戻るため、請求は行かないようになっています。」
 
   という、非常に不自然な回答を得た。
 
   実際にメーター内部で無効電力が発生しているのであれば、その無効電力の分の電力をスマートメーターが計量しているはずであり、無効電力が戻るのであるから、電力会社は、スマートメーターを使って、電気を盗んでいるのと同じことになるわけである。
 
   そこで再び、東京電力パワーグリッドにメールで質問を行い、回答を求めた結果、以下の回答を得た。
 
   <東京電力パワーグリッド回答>

①無効電力の発生に関して
弊社の使用している計器につきましては、JIS規格に基づき製造されており、
計量法に基づき特定計量器として検定に合格したメーターを使用しております。
お客さま宅に施設されております計器は有効電力量のみを計量しておりますので
無効電力の影響により正しく計量できないことはございません。
また、計器内部の消費電力につきましては、計量しておりません。

②スマートメーター本体の消費電力に関して
スマートメーター本体の消費電力(液晶など)は、計量される前の
電源(一次側)を使用しているため、計量されることはありません。

③「スマートメーター内部で無効電力が発生している」と回答した事実確認
「スマートメーター内部で無効電力(消費電力)が発生している」と伝えていますが、
ここでいう「無効電力」とはスマートメーター本体の「消費電力」の意味で説明しております。

 
   このような回答を得たが、明らかに疑問が残る回答であることに違いはない。
 
   まず、一次側からスマートメーターの電源は取っているため、計量されることはないという回答であるが、一次側が送電電源であるため、そこから電源を取っているのは、各家庭も全く同じであるため、全く、回答になっていないことになるわけである。
 
   つまり、電源がメーターの電源と各家庭用の電源の2つに分かれていない限り、このような回答は、とても、不自然で非常におかしな回答であり、一つの電源から電源を取っている以上、このような説明は、実際にあり得ないことなのである。
 
 そして、JIS規格に準拠したメーターが、計測しない電力があるわけがない。
 
 正確に計測するためには、どのような電力でも逃したりしないはずであり、それこそが、実際に正確な電力を測ることができるというJIS規格を通過したメーターたる由縁なのである。
 
   つまり、電力会社のこのような説明は、全て、言い訳でしかないのです。
 
   そして、一つの電源から、電源をスマートメーターも取っていることから、0.4アンペアの電流使用の犯人が特定できたわけである。
 
   つまり、東京電力パワーグリッドは、スマートメーターの使用電力も各家庭の使用電力に含めて請求しており、このことから、スマートメーターを使って実際に電力料金を盗んでいることを暗に認めた形になるわけである。
 
   一次側から電源を取っていようが、同一電源から電源を取っている以上、スマートメーターは、スマートメーターの使用電力もきちんと計量しているのである。
 
   この事実を更に確認するために、私は、スマートメーターの製造元である、富士電機メーター株式会社に対して、現在、以下のようなメールでの問い合わせを行なっている。
 
   御社の製作しているスマートメーターの使用電力を教えていただきたいと思います。


また、スマートメーターの電源は、どこから取るようになっているのか、きちんと開示していただきたいと思います。

スマートメーターの接続図を見る限りでは、電源と、各家庭の負荷が直線関係にあることがわかりますが、スマートメーターの電源と電力会社からの各家庭への送電がきちんと分けられているのかどうかも疑問です。

その点を詳しく回路図等で説明していただけると助かります。

よろしくお願い致します。

      MK環境・省エネ戦略研究所
                            代表 兼 所長    松尾 浩一 」

 

  
 また、私は、経済産業省の世耕大臣に対してもこのような意見を述べさせていただきました。
 
 スマートメーター を導入してから、使用電力が大幅に増えるという現象が、全国各地で起こっています。

 私の家は、東京電力管内なので、東京電力に対し、スマートメーター の調査を依頼して、私の家の使用電流をクランプメーターで測定してもらったところ、0.1アンペアしか使っていませんでした。それにもかかわらず、電力会社のホームページで確認できる私の家の使用電力は、二時間当たり0.1kWhです。このことから、0.4アンペア分の電流を他の何かが使っていることになるわけです。そのことに私が疑問を持ち、東京電力パワーグリッドに対し、スマートメーター の使用電力まで、私に請求が来ていることが明らかではないかと、また、スマートメーター は通信機能を有しているならば、無効電力も発生しているはずだという意見を述べたところ、東京電力の職員からの電話連絡で、「確かに、スマートメーター 内部で無効電力を発生しています。しかし無効電力は戻る為、請求は行かないようになっています。」などという非常に不自然な回答を得ました。

 
 スマートメーター 内部で無効電力を発生しているならば、JIS製のスマートメーター ならば、確実に無効電力分の電力を計量しているはずですが、無効電力は戻るため、実際には、電力会社が電気を盗んでいることになるのです。

そのことを、再び、意見を述べると、今度は、JIS規格を通ったメーターであるため、そのようなことはあるはずがないという返答をしてきました。

 しかし、私の家の使用電力の4倍もの電流を使う何かが、存在するわけです。それは、スマートメーター 以外あり得ないのではないでしょうか?

 もしも、それを否定するならば、ただ単に、電力会社が意図的に電力料金を水増し請求していることになりますが、それを東京電力パワーグリッドという会社は認めようとはしません。

 このような使用電力の大幅な増加は、スマートメーター が原因です。

 国が、現在、電力会社とともに推し進めているスマートメーター の導入により、使用電力が大幅増加しているという現象が全国各地で起こっているのです。
 
 そして、電力会社は、電気料金を自らの設備で、違法な方法で搾取しており、このことを、私は、決して許すべきではないと思いますが、世耕大臣のご意見を頂戴したく、意見という形で述べさせていただきました。

 この件の解決を、私は強く望みます。」
 
  
 これまで説明してきたように、実際に、私は、0.4アンペアの電流値で計算できる使用電力の料金を、水増し請求されており、電力会社のしていることは、スマートメーターを利用して、私に対して嘘を言い、これまで、ずっと、私から金品をせしめていたことになるため、刑法の詐欺罪に該当する犯罪行為を行っていることにほかならない。 
 
 このような、理論立てた嘘ばかりを平気で言い、このような犯罪を犯すような、東京電力という企業の体質には、甚だ遺憾であるばかりであるが、自然科学という学問の前ではこのような嘘はまかり通らないということを、きちんと東京電力は理解しなければならない。
 
 つまり、このように、電力会社から、電力使用者側が、電力料金を、実際に詐欺罪という犯罪行為により搾取されなければならないような仕組みづくりを、国と電力会社が協力して行なっている事実がここに存在するわけであるが、このこと自体が、国家的詐欺犯罪行為として、公になる日も近いことであろうと、私は思っている。