長野の映画館と言えば長野グランドシネマズというくらい
一番新しく大きい人の集まる映画館。
ショッピングモールの併設でない地方の映画館は とても珍しいそらしいですが
やはり新しいものの波に逆らえなかったのか・・・・
結局、次々と映画館は閉館しました。
でも いくつかの残った小さな映画館とは
上映作品がかぶらないようにし、共存共栄した運営をしているようです。
今年はよく映画を見に出掛けていましたが
見たいと思う映画はいつもグランドシネマズでした。
小さな映画館のひとつ「長野松竹相生座ロキシー1・2」は地元の商店街にある映画館。
上映作品を気にすることさえありませんでした。
この商店街は善光寺まで20分くらいでしょうか?
いつも通り過ぎるだけの場所。
でも、先日、善光寺に出掛けた時 たまたま掲示板を見ました。
そこには、地元出身の監督の作品やプロデューサーの作品のポスターがありました。
地元愛です。しかも、舞台挨拶の計画もありそうです。
その時気になった「ボンジュール、アン」を見に行きました。
切符を買う。。。
そう、中央にある この切符売り場の感じ。
小さな売店とその前での切符のもぎり。
初めて映画を見た時の記憶がよみがえってきました。
そうです、あの昭和の映画館にタイムスリップした感じです。
そこには 大きなガラス、高い天井、移動はエレベーター
きれいで新しくて広々とした映画館にはない 懐かしがありました。
チラシやポスターが張られた狭い廊下
そして、数回来たら お互いに馴染むであろう
映画館の方々との距離感が
そこにはあるような気がしました。
入口でお茶のサービス。
大きな映画館に慣れていた私には
作り立てのポップコーンやホットドックがない寂しさはちょっぴりありましたが
ご自由にお持ちくださいの飴を2ついただいて「ロキシー2」に
平日ということもあるのか5人ほどしか入っていませんでした。
贅沢な時間の始まりです。
帰り際、切符をもぎってくれた映画館の方に
「お客さんと主人公が被っている気がしました」と言われました。
主演は ダイアン・レインで とっても綺麗で上品な女優さんでしたので
とっても嬉しかったんですが、
どうやら カメラで写真を撮っていたからみたいです
正直 経営が心配になってしまいましたが 頑張れ昭和な映画館