最近、日本精神科病院協会関係者の暴走が目に余るようになってきました。ドル箱となる認知症領域に対して、自分たちが主導権を握りたいという彼らの露骨な戦略です。以下、情報をまとめました。
 
新オレンジプランの不可解な変更
日本精神科病院協会理事長による「認知症は精神疾患でない」発言への抗議文


日本精神科病院協会政治連盟と主要な政治家との関係(献金)

日本精神科病院協会政治連盟の政治資金収支報告書(平成25年分)
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/141128/2363200019.pdf

石井みどり 500万円

http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/141128/1200500031.pdf

衛藤晟一 800万円
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/141128/0031300064.pdf

木村義雄 500万円
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/141128/0032100037.pdf

古川俊治 100万円(他にも埼玉精神科病院協会から50万円)
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/141128/1173200043.pdf

武見敬三 100万円
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/141128/1149600075.pdf

新オレンジプランが最後の最後で歪められたのは、特に石井みどり議員の働きかけが大きいと言われています。石井みどり議員は、父親も兄も精神科病院の経営者であり、兄は日本精神科病院協会の幹部です。
http://www.ishii-midori.jp/nts/2013/02/post-185.html
http://tijinkai.or.jp/aisatu.html

2014年10月16日参議院厚生労働委員会における、石井みどり議員の発言
 オレンジプランの最大の特徴として、認知症の人の精神科病院の長期入院が不適切なケアの流れの結果であるとしていますが、そもそも疾患の種類、病気、病像が多様なために対応についても多様にならざるを得ず、早期退院を阻害する要因の解明なしには長期入院解消の施策を提言することはまさに短絡的であると言わざるを得ません。
また、認知症治療病棟の入院日数の数値目標として入院日数の中央値を二か月にすることとしていますが、根拠となったこのデータは、近畿地方、僅か四施設の少数例のデータであります。このデータが日本全国の精神科病院に当てはまるかどうか、非常に妥当性に疑問が持たれるところであります。
そこで、大臣に、このオレンジプランの見直しやフォローアップ、あるいは新たな認知症国家戦略の策定が必要かと思いますが、いかがでございましょう。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/187/0062/18710160062002a.html

首相と精神科病院協会との関係
6時13分、東京・新橋の第一ホテル東京。宴会場「ルミエール」で精神科医らでつくる首相の後援会「晋精会」の会合に出席し、懇談。萩生田光一自民党総裁特別補佐同席。54分
http://www.asahi.com/articles/ASH2D62XQH2DUTFK00W.html

萩生田光一氏は東京精神科病院協会の顧問
http://www.toseikyo.or.jp/org-n1.html
 
首相動静から抜粋した、安倍首相と晋精会及び日精協のつながり
・2013年2月7日18時33分 新橋の第一ホテル東京で後援会「晋精会」の懇親会。
・2013年12月24日1時28分、山崎学日本精神科病院協会会長ら。萩生田光一自民党衆院議員同席。
・2014年2月13日午後6時31分、東京・新橋の第一ホテル東京着。同ホテルの宴会場「ルミエール」で精神科医らでつくる首相の後援会「晋精会」会合に出席し、懇談。
・2015年2月12日6時13分、東京・新橋の第一ホテル東京。宴会場「ルミエール」で精神科医らでつくる首相の後援会「晋精会」の会合に出席し、懇談。萩生田光一自民党総裁特別補佐同席。

患者の自殺は病気によるもの 提供した医療の責任ではないとし、自殺を事故調の対象から外せとする日本精神科病院協会常務理事(高宮構成員)の発言(第4回 医療事故調査制度の施行に係る検討会 2015年1月14日)
○西澤構成員
…この中の一番上ですが「自殺に関連するもの」と書いてございますが、これは患者の意思行動であるため、表の中から削除するという意見がありましたが、一方では、可能性が低くても医療に関連することが疑われる自殺もあり得るということで、残したほうがいいという意見がありまして、ここで一応書かせていただいております…簡単でございますが、今、研究班で議論している途中でございますが、現在での考え方を提出させていただきました。ありがとうございます。

○山本(和)座長
ありがとうございました。それでは、さらにこの点について御議論を。
高宮構成員、どうぞ。

○高宮構成員
今、西澤構成員から説明していただきましたが、グレーボックスの中の自殺に関して、やはり自殺というのは提供した医療に起因するというよりは、患者さんの病気そのもの、患者さんの精神症状、精神状態そのものから来るものであって、提供した医療に起因する場合はほとんどないと思われるのです。
ですから、提供した医療のプロセス、システムの不具合を分析して再発防止策というよりは、自殺の防止というものは医療の内容そのものの向上によるものでなければならないと思うので、今回の医療事故調査制度の目的とはならないと思いますので、その点をもう一回皆さんに御理解いただければと思っております。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000072793.html