ジャパンライフ、破綻前に新契約提案       その1

 

 「ジャパンライフ」による巨額詐欺事件で元会長の山口容疑者らが破綻前になって新たな契約を客に提案していたことが分かったという。最後の最後までだまして金を儲けようとするから当然のことだが。そもそも、最初から配当など払う気はないわけだし。金持ちのお年寄りだけを選んでだましたのは実に効率的な詐欺だが、協力した人間の罪も重いと思う。
 ジャパンライフは高齢者を中心に、のべ1万人からおよそ2100億円を集めたのち、2017年に経営破綻し、元会長の山口隆祥容疑者(78)ら14人は配当の見込みがないのに出資金をだまし取った疑いで逮捕されている。警視庁へのその後の取材で、山口容疑者らが、破綻前になって会社の資金の流出を防ぐため、客に対して配当金を元手にした新たな契約を提案していたことが分かったという。短期契約の客に対しては、20年などの長期契約に変更することを勧めていたということだ。また、被害弁護団によると、ジャパンライフは中央省庁や新聞社のOB6人を顧問に就任させ、宣伝に利用していたが、顧問料として元経済企画庁・長官秘書官におよそ9000万円、元消費者庁・課長補佐に360万円、元朝日新聞社・政治部長におよそ3000万円など、6人にあわせて1億6000万円が支払われていたという。弁護団は、こうした著名人の顧問に対し、顧問料を破産管財人に返還するよう要請しているが、 これに応じた元顧問はいないということだ。桜を見る会に関係した顧問料のことは調べてないのかな。

 

 

人をだまして金をとる詐欺は卑劣な犯罪だ。だが、もっとも悪質な詐欺は健康を奪う詐欺だ。金を取られても健康なら頑張って働くという手もあるが、健康を奪われたらそれもできないのだから。

 薬は危険だ。昔から「薬も毒物です」と言われている。投薬ミスで大病院の患者が亡くなって訴訟になったこともある。「お薬は必ず確認してください」と薬袋に書いてあるがきちんと確かめて薬が変わったら問い合わせるくらいの注意は必須だろう。薬を間違えたり量を間違えることは意外と多い。間違えてなくても薬なんて、例えばオプジーボも魔法の薬のように言われている数千万円もする薬だが効かないばかりか肺の障害を負う場合もある。今は一億円を超える薬もあるんだからなあ。金儲け主義には本当にあきれる。

 てんかんの薬を16倍も出した医師に薬局の人が問い合わせてもそれでよいと言い張り、患者は皮膚炎を起こして亡くなった事件があった。治療に見せかけた殺人という詐欺みたいなものだ。16倍も出せば危険なのは素人でもわかる。もう、ミスというより故意による殺人だ。医者を盲信していないで適量を飲んでいれば死なずに済んだのに。だが、似たようなことは非常に多い。お医者様意識はなくならない。盲信は死につながるのに。
  
 だが、結局詐欺に引っかかる人は二次詐欺三次詐欺にひっかかるように医療ミスで苦しめられる人間は死ぬまで医療ミスで苦しむようにできているようだ。医者を妄信しているからいつまでも被害にあう。普通そうだ。医者を心から信じているものだ。まさか、医者がだましているなんて思わない。いつ気づくかによって死ぬか、重い障害者になるか軽い障害者ですむかが決まる。

 医療ドラマでは患者の方が医療ミスを訴えることしか考えていない悪い人間のように描かれているものが多いが、本当は正反対だ。ただ、ドラマはスポンサーなどの関係でそういう設定になる。医療ミスでもないのにそれを訴える患者がいてまともに治療もできないなどという設定になっているともう見る気がしなくなる。そもそも医療ミスで患者を殺したのなら訴えられて当然だろう。ミスでなければ別だが。

  医療ミスの隠ぺい体質がなければ大量の死者は防げたという報告もある。ガバメントが悪いなんてわかりにくい言葉でごまかしているが、要は医療ミス隠ぺい体質が問題だったということだ。(表向きは医療ミスを発見する体制ができていなかったということだが。)だが、そういうことは決して表に出ない。表向きの理由は、人手不足、過重労働、研修不足、そんなところかな。こんないいわけでごまかしているから何も変わらない。医療ミスを認めてそんなミスを続けて犯さないのにはどうしたら良いのか考えるべきなのに。
 連続した医療ミスがあった場合は、お互いにミスを指摘して再発を防ぐ体制が必要だろうに。ミスはなかった、単に病院のシステムが悪かったなんて言っていたのでは何も変わらない。
ミスを認めると患者になめられるとかえって高圧的になるようでは話にならない。

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