関東ユースのブログ

関東ユースのブログ

コントラクトブリッジのお話を徒然とかきましょー

Amebaでブログを始めよう!
グループラインに6つのハンドを投下して「自分が4人座ってたらどうビッドしますか?」と質問してみたところ、日本代表の方々の貴重なご意見を頂きました故、僭越ながらご紹介させて頂きます。

Board:  1
Dealer: North
Vul:    None

       S:10
       H:1094
       D:QJ1092
       C:J952
S:943   *NN* S:AKQJ862
H:A53   W  E H:Q8
D:83    W  E D:54
C:KQ876 *SS* C:A10
       S:75
       H:KJ762
       D:AK76
       C:43

N   E   S   W
P  1S  ?

まず運命の分かれ道。Sで介入するかしないか。パートナーがノンパストハンドなら介入を余儀なくされるが、パストハンドならゲームは薄いとみて介入しないのも十分ある選択肢だろう。
4♡を目指す、もしくはパーシャルでの競り合いに備えて恐れず介入したのが、D氏、矢田ちゃん、いもっち、Y玉君。介入の仕方は前2人が2♡、後ろはX。
2452ならまだしも2542でXの選択肢は私にはあまりない。
介入しなかった残りのテーブルでは、シングルレイズを選んだK地、ponと3カードレイズを使った中西、めーてる。
どちらも4Sに落ち着いた。

Board:  2
Dealer: East
Vul:    N-S

        S:1082
        H:J42
        D:A986
        C:853
S:J      *NN* S:AK976
H:K3     W  E H:Q75
D:KJ7542 W  E D:Q
C:QJ106  *SS* C:K942
        S:Q543
        H:A10986
        D:103
        C:A7

N   E    S    W
1♠  P   1N   P
2♣  P   ?
二度目のSのビッドも意見が分かれた。3♣をビッドしたのは矢田、pon、いもっち、めーてる、中西、Shelling。K地は一風変わったアクションの2NT。MプロとD氏は控えめに2D、KD氏、Y玉は3Dとビッド。
パーシャルで終わったのは少なく、他のメンバーはみんな3Nになった。
1NがFなら2♣はクラブを持ってる(持ってないときはどうせ3Nになる)から3♣で悪くない気はする。大したことのない10点で2♢と控えめなジャッジもありそうだが、ゲームルーズするリスクを考慮するとどうなのだろう。


Board:  3
Dealer: South
Vul:    E-W

       S:AKQ1054
       H:103
       D:87
       C:Q102
S:3     *NN* S:8762
H:AKJ84 W  E H:Q7
D:J94   W  E D:A532
C:A543  *SS* C:K86
       S:J9
       H:9652
       D:KQ106
       C:J97

S  W  N  E
P  1♡ ?

Nのアクションとして1♠オーバーコールは望ましくない。パートナーがパストハンドであることを踏まえると、短いところがないNのハンドでゲームは薄いと考え、プリエンプトするのが良い。
2♠は矢田、pon、いもっち、K地、Shelling、バルと♠の内容を評価して3♠を置いたのはめーてる、D氏、KD氏。
矢田、Shelling、MプロはEが2♠にXをしたが、もし仮にパスしたとして
2♠ーP-P-にWはバランシングでXをするのは必須だろう。
だがしかし3♠ーP-Pとなると話は変わってくる。もしXをすればEWのフィット枚数は多くて8枚。とすれば流すのが良さそう…?との意見もあった。3♠をビッドしたプレイヤーは全員WがXをしている。

Board:  4
Dealer: West
Vul:    Both

      S:10
      H:106432
      D:AJ5
      C:KQJ2
S:KQ32 *NN* S:J8765
H:97   W  E H:AK85
D:Q84  W  E D:32
C:9543 *SS* C:A8
      S:A94
      H:QJ
      D:K10976
      C:1076

W  N  E  S
P  1♡ 1♠ 2♢

大体のテーブルではこうなった。Wが3♠とビッドしたのは、Mプロ、Shelling、D氏、K山。
残りは2♠とビッドし、Nに3♢と競られて流したのが矢田pon、3♠まで競り合ったのがその他大勢。大事なのはWのセカンドアクションで、後で3♠まで競るつもりなら最初から言ったほうがいいとは思う。個人的には死んでるDQの4234で3♠はやりすぎかと思ったが、♠KQを抑えているときは捕まりにくいし3♠はオポーネントのコントラクトのディフェンスがないことを教える意味でも丁度いいのかもしれない。2♠からの3♠は少しディフェンスに耐えてる3枚サポートなのではないか。

Board:  5
Dealer: North
Vul:    N-S

         S:J94
         H:A64
         D:A103
         C:K1062
S:873     *NN* S:65
H:KQ10832 W  E H:J75
D:84      W  E D:KJ7
C:94      *SS* C:J8753
         S:AKQ102
         H:9
         D:Q9652
         C:AQ

1♣ー(P)-1♠にまずWが介入するかどうか。
介入したのはMプロ、K地、めーてる、Shelling、K山。
その後4♡までレイズされるとSのアクションは苦しい。
1♣ーPー1♠ー3♡
Pー4♡ーX-P
4♠ーPー4NT(以下6♠
というのが最も多い回答だった。他には5♢とビッドしたのも。
介入しなかった場合は1NTリビッドにGFして、♠3枚を知らせ、スプリンターするか3Dというかの二択だろう。どちらにせよNのコントロールハンドは必ずスラムへ行く。

Board:  6
Dealer: East
Vul:    E-W

       S:AJ9765
       H:KQ852
       D:A7
       C:
S:Q     *NN* S:K1084
H:1093  W  E H:A64
D:Q9862 W  E D:K4
C:10975 *SS* C:KQJ4
       S:32
       H:J7
       D:J1053
       C:A8632

1N-P-P-2♣(Both Major)
P-2♢(同じ長さorインビ)-P-?

2♠はハイパーアンダービッド。勝負は3♠か4♠のどちらかだが、3♠をチョイスしたのはMプロ、矢田、いもっち、Y玉。4♠はめーてる、K山。
Shelling氏は3♢を経由して5530風を装い3♠とビッドする。Sはパートナーの♣がボイド風であり、♣の無駄点を考慮してP。確かにこのビッドだともう少し強くても止まることができる。
バルなら4Sをビッドするのもやむなしという感じはした。


なかなかジャッジがし辛い厭らしいハンドができたものだ。意見をくれた方ありがとうございました。




後5つも残ってるのか…めげそう。
せっかく勝ったんだし()思い出して書きます、はい。

3戦目はK山先生登場によりペアリングが変わります、はい。
今給黎→片山となって、N矢田ーS小林、EponーW片山となります
勝って気持ちよく1日を終えたいところ。

Board:  6
Dealer: East
Vul:    E-W

        S:A5
        H:AQ94
        D:7
        C:KQ9532
S:9864   *NN* S:Q10732
H:J10875 W  E H:K32
D:J9     W  E D:AQ5
C:J4     *SS* C:A7
        S:KJ
        H:6
        D:K1086432
        C:1086
Eが1NTオープン。そこでSが弱めに3Dとオーバーコール。WのパスにNの手を持っててどうするか。うーん。
パートナーサイドにまともに点数持ってればダイヤが取れなくてもなんとかなるかーと思い3NTと置いてみた。敵のバルの1NTをこちらのノンバルの3NTで買うとはなんとももったいない気分。
S3リードからplan the play。ウィナーを数える。
S2H1D0C5は取れると良いな。後一個はどうしようか。
SJが勝ったら別のスートにシフトしてくれないかなぁと思いつつJを出すとそれが勝つ。
ダミーからトップクラブを引くとJが被さりカバー、A。
S2!を返される。
おっとどうやらS5枚で1NTオープンした口のようだ。
んで、敵にテンポを渡したらスペードが取られるのは目に見えてるのでクラブをひたすら走ってみる。
T4:CK-7-T-4
T5:C9-H3-6-S8
T6:C5-D5-D2-S9!
結構出来そうになってきた。ブロック回避の為か分からないけれど、もしEがHKDAを持っていればクラブを走り終わったときSを捨てればダイヤを出してスローイン、HKを裸にすればAで叩き落してQがウィナーになる。1NTオープナーだし結構期待できそうだよね。実際はHを裸にしたので叩き落してメイク。
Wがスペードを捨てなければ。Eがスペードを1枚ディスカードして渡ってHを出せば落ちますね。

Board:  10
Dealer: East
Vul:    Both

       S:102
       H:8
       D:AQJ86
       C:KJ1075
S:AK985 *NN* S:643
H:AQ764 W  E H:KJ53
D:5     W  E D:10942
C:86    *SS* C:93
       S:QJ7
       H:1092
       D:K73
       C:AQ42
(P)-1C-(2C)-?
はい、あなたの番です。3Hってスプリンターするのもありだけど、出来ればFSJ使いたいよね。
でもどこに入ってるんだっけ。一般的なユースのシステム(Tプリ)だと
2D…to play
2H…D5+FG
2S…Csupp INV+
だと思うんだけど。実際聞いてみたら3DがFSJなんだそうな。
じゃあ2Hはインビも含むのかも知れない。まぁ今日は絶妙に4Mが無くって上から3つない5mをやってしまいましたよ、と。已む無し。

後は特に思いつかないや。出来出来の4SXメイクされたり、つかみ間違えて7Cルーズしたりとか。僅差で勝って次へ進みます。

というわけで日を変えて4回戦。小林君がお休みなので東大生ペアを裏において僕は片山と組みます。

Board:  11
Dealer: South
Vul:    None

        S:AJ4
        H:KQ982
        D:KQ
        C:542
S:K95    *NN* S:1076
H:AJ6    W  E H:743
D:10     W  E D:J42
C:AKQJ93 *SS* C:10876
        S:Q832
        H:105
        D:A987653
        C:
やってしまった。Sで気持ち悪いなーと思いながらも3Dオープン。今思うとやらないなあ、うん。
3D-(X)-3H-(P)-?
3Sってお茶を濁したいのは山々なんだけど、トランプリードされたくないし、4Hも悪くないコントラクトかもしれないと思って4Hとビッドするとそれが流れて1ダウン。
余計な事考えるもんじゃないね、反省してます。3S-4D-4Hってこんなもんだろうし。

Board:  14
Dealer: East
Vul:    None

       S:1085
       H:K105
       D:A1064
       C:J85
S:AK4   *NN* S:QJ7
H:AQ2   W  E H:J74
D:KQ    W  E D:9752
C:K7643 *SS* C:1092
       S:9632
       H:9863
       D:J83
       C:AQ
(P)-P-(2NT)-P-(3NT)//
ディフェンスボード。S5リードから始まります。
T1:S5-Q-2-4
T2:CT-A-3-5
T3:S6-A-8-7
T4:CK-8-9-Q
T5:C7-J-T-H3
ここでNの番。パートナーのスペードがK9632だと思えばスペードを出さなきゃいけないし、
そうでないと思えばHKのガードがあるうちにダイヤを取りに行く(ディクレアラーアナーダブルトン読み)でDを出すか。
せっかくラビンサールを使用しているのでパートナーのディスカードを見て考えるのが良さそうですね。
Sが打ち抜けるときにスペードカモン出さない人は居ないと思うので。

Board:  19
Dealer: South
Vul:    E-W

       S:K95
       H:103
       D:8
       C:AQ108632
S:AQJ63 *NN* S:874
H:AQ7   W  E H:K5
D:A1095 W  E D:KJ642
C:K     *SS* C:J95
       S:102
       H:J98642
       D:Q73
       C:74
このボード面白い。どんな形であれNがCでプリエンプトして、Wが4Sを置くビッドになるでしょう。
まずWの4Sにダイヤを打ってはいけないという講義がありました。
敵が4Sをやるに当たって自分が点を持ちすぎているので、まだCAを打ってラフを期待するディフェンスのほうが良いと。ダイヤを振ってハイ終了、ってなるケースも多そうなハンドだし。
そしてこのコントラクトの落ち目を探そうというお話も興味深い。
T1:CA-5-4-K
T2:CQ-9-7-S3
T3:H7-3-K-2
T4:S4-2-Q-K
T5:C2!-J-ST-?
こうする事で自分の9がマスターに昇格する。
パートナーがT以上のダブルトンなら敵がフィネスをしてくれたら(プリエンプターだし)このディフェンスで落ちる。
だからこそクラブ続けられたらSA、SQと取るんでしょうね。
平凡にぷっしゅ。

Board:  20
Dealer: West
Vul:    Both

      S:1075
      H:KQJ653
      D:J4
      C:Q3
S:KJ4  *NN* S:2
H:A84  W  E H:972
D:A103 W  E D:K98765
C:K976 *SS* C:852
      S:AQ9863
      H:10
      D:Q2
      C:AJ104

Wが1NTオープン。Sの手を持っててやったぁと思ってたら、パートナーが2D(1Major)
萎えぽよである。
パートナースペードであることはありえないので、この手をどう捌くか。
後でお聞きしたところ3Sというとこんな手だそうな。そうするとサポートはあるけどルーざーの多そうなハンドのNはパスかもしれないなー。バルのオーバーコールの癖に弱いし。
リードはC6。音速でQをあがり、CA、CTと出すとノンカバーなのでダイヤを捨てて1ダウン。
カバーされると腐っちゃうので新鮮さが大事なプレイでした。3S-1の裏とぷっしゅ。

このラウンドは負けました。ぜんぜん優勝できそうな気配がありません。2勝2敗です。
5R目以降フォーメーションBを使う事にしました。

2戦目は良く知っているメンバーとの対戦。
Board:  11
Dealer: South
Vul:    None

       S:K102
       H:Q1072
       D:86
       C:A864
S:54    *NN* S:QJ93
H:AJ86  W  E H:K95
D:KJ432 W  E D:AQ75
C:95    *SS* C:102
       S:A876
       H:43
       D:109
       C:KQJ73
P-(P)-P-(1D)-P-(1H)-P-(1NT)-2C-(2D)-3C-(P)-P-(3D)//
CKリード。K-5-4-2となり、アップサイドダウンなのでパートナーが4枚であることがわかる。
すると、Cは2枚なので右のシェイプはビッドから4342or4252となる。上記のようなハンドだとSからHを2回出せば落ちる。もしくはスペードを挟んでHのゲスを迫るのが正しいかもしれない。
だからそれを教えてーって言う意味もこめてCCQを続けるのが良いんでしょうね。
パートナーはクラブをAでオーバーテイクしても損しないの知ってるからHを返して欲しいときは、ローエストを出して、スペードをNから出したいときはオーバーテイクしてスペードを返すだろうし。落とし損ねたのが残念。

Board:  16
Dealer: West
Vul:    E-W

       S:J63
       H:K1084
       D:J852
       C:84
S:K9854 *NN* S:A1072
H:975   W  E H:J32
D:      W  E D:10976
C:QJ962 *SS* C:A10
       S:Q
       H:AQ6
       D:AKQ43
       C:K753
これはビッドがよくなかった。(P)-P-(P)-1D-(P)-1H-(P)-3C-(P)-3D-(P)-3H-(P)-3NT/
サイドも悪いしコントラクトも…。Sが買う3NTはほぼ鉄板だが、Nが買う3NTはスペードリードで容易に落ちる。
どうせパートナースペードシングルトンなら5D置けばよかった。今回はちょっと辛そうだけど。
たとえば3S-3NTってなったときはK9854からKリードってのもあるのかもね。ダミーA××、ハンドQもあるし、エントリーも唯一っぽいし。リードって深い。(小並

Board:  17
Dealer: North
Vul:    None

        S:AQ96
        H:K85
        D:A
        C:AQJ64
S:72     *NN* S:KJ854
H:QJ94   W  E H:A10
D:J98632 W  E D:K1075
C:3      *SS* C:95
        S:103
        H:7632
        D:Q4
        C:K10872
フリーランで2NT-3C-3S-3NT。色々あってメイクしたけどもし仮にスペードリードを9で勝って、Cを5発取った後HをダミーからKに向けて出して、Hを全部取られたとしよう。
そうするとHの4順目にハンドはどうなってるかというと
AQ6
-
A
-
となっているはず。ここから1枚捨てないといけない。ここで6を捨ててしまうとEは迷わずダイヤを捨ててSKをガードする。しかしQを捨てるとどうだろうか。
ハンドをしっかりカウントしているオポーネントには当然通用しないかもしれないが、ディフェンダーは神ではないのでこういうディスカードをするのもいいだろう。
Tプロのためになる話その2であった。ハンドレコードを見てこういう面白さに気づけるようになりたい。

Board:  19
Dealer: South
Vul:    E-W

      S:965
      H:AK106432
      D:85
      C:4
S:KQ3  *NN* S:J1072
H:Q8   W  E H:
D:AQ64 W  E D:J10972
C:K752 *SS* C:A983
      S:A84
      H:J975
      D:K3
      C:QJ106
裏のビッドを紹介しよう。
1NT-(3H)-X-(P)-3S-(P)-4S//
今回はダイヤのふぃねすが効くのでメイク。
敵が4HにレイズしたらXとかいって4NTでマイナーチョイスとかして良い5Dに到達できたりするのかねぇ。

いかなそうな4Hに行かれて作られたり、ディフェンスエラーで作られたりして32-40と僅差で負け。7.93VPを獲得して3戦目へ。2戦目を終えて8位につきます。

新年あけましておめでとうございます。(今更
朝日新聞社杯は私が初めて出たナショナルでもあり、2年前の雪辱を果たすために昔のチームメイトponさん、早稲田のK山氏、1年生のめーてる君、IMAKIRE君で優勝を狙いにいきました。
目標は黒船サプライズよろしく先行逃げ切りスタイルで。
N矢田-S小林 Epon-W今給黎

Board:  2
Dealer: East
Vul:    N-S

        S:A93
        H:
        D:10986
        C:1096432
S:108652 *NN* S:4
H:Q52    W  E H:K98643
D:K      W  E D:AQ73
C:AKQJ   *SS* C:75
        S:KQJ7
        H:AJ107
        D:J542
        C:8
私のテーブルではEの2HのオープンにWがオーガストして、3H(bad suit Max)と答え、4Hに。
SKリード、SQコンティニューからのH4-7-Q-C6となってHを3敗したので1ダウン。
さてSKを取られて、HをローtoQとしてからメイクする方法はあるのでしょうか。
まぁ一応答えはあります。Sを3回切ってダイヤを1回切ってエリミネートしてからクラブを出すと、Sの手がHのAJTだけになってしまうので、Tで切らざるをえず、ハンドのK9に向けて打ち込みになるのでメイクですね。そのためサウスは損しないのでSJとかを早めに捨てる必要がありそうです。

Board:  4
Dealer: West
Vul:    Both

       S:AJ
       H:K53
       D:10653
       C:10732
S:75    *NN* S:KQ43
H:9764  W  E H:A102
D:KJ742 W  E D:AQ
C:A5    *SS* C:Q864
       S:109862
       H:QJ8
       D:98
       C:KJ9
(P)-P-(1NT)-P-(2C)-P-(2S)-P-(2NT)-P-(3NT)//
OL:ST-5-A-3
さぁ何をリターンしましょうか。
スペードはおそらく5-4-2-2ブレイクで、パートナーがKT9××とかQT9××とかあるかもしれないけど、例えそうなっていたとしてもすぐ打ち抜ける事はない。損をしないのはほぼ確かなんだけどね。
んで、ダイヤを自分がTの4枚持っているので、ディクレアラーがAQダブルトン、もしくはパートナーがQ×の時はブロックして5枚目が取れない可能性があるのでエントリーを飛ばしに行こうディフェンス。んで、C2シフト。
T2:C2-Q-K-5
T3:C9-A-3-6
こっから先はトリックが生まれ得ないので3NT-2。もし自分がCのK×××を持っていたとしても自信満々に出すんだろうね。ディクレアラーがQJT×とかだったときは申し訳ないけど()

Board:  5
Dealer: North
Vul:    N-S

        S:AKQJ105
        H:J9
        D:AJ62
        C:10
S:       *NN* S:98764
H:AQ63   W  E H:107
D:K10985 W  E D:Q4
C:KQ32   *SS* C:9864
        S:32
        H:K8542
        D:73
        C:AJ75
ビッドは1S-(P)-1NT-(2D)-4S//
大分野蛮な感じだけど2Hオーバーコール以外なら4Sやっても良いかなぁと思った。
3Sとかに抑えるのかねぇ。そんな気がする。
OL:DQ-3-8-?
シフトされると落ちそうなのでAであがりたいところだが、ダイヤを1回フィネスするエントリーが足りないのと、序盤のほうがディフェンスエラーが置きやすい事もあり6をディスカード。
続くD4コンティニュー。
T2:D4-7-K-A
ここから先は割りと1wayで、Sを5つキャッシュしてCA、Cラフとして残り4枚にしたときにHAQが残っていればダイヤでスローインしてメイク。Wのディスカード見てればメイクしそうですね。
裏も2Dオーバーコールしたらしいですが、こういう手はダブルのほうが良いですね。

Board:  14
Dealer: East
Vul:    None

         S:7
         H:1094
         D:92
         C:QJ109875
S:QJ10865 *NN* S:94
H:7       W  E H:KJ632
D:AJ864   W  E D:K7
C:K       *SS* C:A643
         S:AK32
         H:AQ85
         D:Q1053
         C:2
Eは少し点が足りないけど1Hオープン。Sは良い15点だけどHが4枚もある。
直感は1NTオーバーコールだったんだけど、試合後の講習会では1Sオーバーコールが良いとTプロ。プレイ向きのハンドだし、スペードAKもあるので1NTより良いとのこと。
なるほどね~。

Board:  20
Dealer: West
Vul:    Both

       S:3
       H:A862
       D:10432
       C:AQ62
S:9765  *NN* S:AKQJ4
H:KQ943 W  E H:107
D:J     W  E D:K765
C:974   *SS* C:K5
       S:1082
       H:J5
       D:AQ98
       C:J1083
P-(P)-1S-(P)-?
今回はパストハンドだから2Sになるけど、もしアンパストならちょっと無理して4枚のミクストレイズしますかね。長いところに点があるし、ダイヤはシングルとんだし。
この後は右がダイヤヘルプスートでもしてぴょーんと行く感じでしょうか。
裏ペアのponさんは1NTで開けたらトランスファーされて2Hジャストでした。日頃の行いが伺えます(笑)
他にもラッキーが重なり1戦目は63-33で16.23VPを獲得して次へ進みます。


週末の試合であったボードをいくつか紹介します。

    KQTxx
    Q9xxx
    -
    KJT


    x
    AKJxxx
    JTxx
    Ax

上から、フリーランで1S-2H-4D*-5C-5D-6C-6H///

となって、鉄板の6Hにたどり着きました。
結果としてはよかったわけですが、STの方法を検討した結果、結構難しいということがわかりました。
4Dのスプリンターを聞いて、Sの目から見て、NにSAかDボイドがあれば6ができそうなわけですが、RKCBするとSAがなくてDボイドの人が果たして0キーでも5NTというのかどうか疑問なので使えない。ならばと5Cでキュービッドすると、今度はSAを持っているがDはシングルトンの人が5Hを超えるのか、という問題が出てきます。
たとえば、SAJの5枚、HQの4枚、Dシングルトン、CKJxの人は、SKがないことを知っていても6Hを置くべきなのかという話で、結論は出ませんでした。Sのハンドから見ると、CKがない場合SでCを消す必要があるので、SAKまたはSA+CKで6に行ってくれれば十分と考えれば、5Cというのが良さそうに思えますが、詳しい人にぜひ教えてほしいと思います。

次はこのボード。

    AJTxxxx
    xx
    xx
    KQx


    KQx
    Axx
    Kxx
    JTxx

ビッドはフリーランで、Nから1S-3C*-3S-3NT-4S  (3CはS3枚サポートのINV以上)
リードはDQ。ダミーからスモールを引いて、続くDJにもスモールを引いて、3巡目もDが来たのでC負けに行ってメイクしました。
3巡目にHシフトしていれば落ちているわけですが、Eに座っているのは後輩の小林君なので、「これはプッシュかもねー」とパートナーの矢田さんと話していました。
スコアを合わせると、やっぱりプッシュ。
「Hシフトできなかった?」「いやしました。」

どういうことか。なんと小林君は3巡目にシフトしたのに、CA負けに来られた時Wの日野君はまさかのDA。ラフされてジャストメイクしたらしい。
後輩のいいディフェンスと、同輩のいもに二度びっくりですね。

最後にこのボード。

    Kx
    Txx
    AKx
    JTxxx


    AQ
    AKJxx
    Qx
    xxxx

ビッドはフリーランで、Sの僕から。
1H-2NT*-3H///

いもりました。
2NTはH3枚サポートのINV以上です。僕はちゃんとアラートをだし、右の人は何も言わずパス。
よくあるジャコビー2ntだと思われてるんだろーなーとか思って(僕たちの約束ではそれが2Sに入っています)、だったらマキシマムだしスラムが近い、最強の3Hリビッドをすればいい→3H.
本来なら僕は3C(ART FG)と言わなければならないのに、謎の思考回路が組み立てられてこんなことになりました。
当然鉄板も鉄板なので、10とられ。すみませんでした。