多忙のため更新できませんでした。心配された方は申し訳ありません。
さて、いきなりですが、先日テレ東ミュージックさんに仲介していただく形で、エイベックスさんと直接お話しました。
エイベックスさんからは三人いらっしゃっていましたが、彼らの中には(何人かのワグナーはご存知でしょうが)『WUG』制作時のプロデューサー他スタッフは誰一人いない状態であり、名刺交換から話が始まった次第です。
事前に「エイベックスさんは大変恐縮している」と聞いてはいたのですが、僕としては、まず「10周年だからと言って何か事を起こしてほしくなかった。できればそっとしておいてほしかった」という一言から始め「今いる皆さんに直接非があるとは思ってはいないが、しかしそれまでの御社との複雑な経緯がある。そこで関係が拗れたという事実をしっかり認識しておいてほしい」とお願いしました。
あと「僕には作詞家・辛矢凡名義以外に、原案・元監督・山本寛という面もある。ややこしいでしょうがそれもご理解いただきたい」とつけ加えました。
その上で、僕の事情で言えば、監督解任の理不尽さから始まって、「新章」での「エンドクレジットに『7 Girls War』を表記しない」騒動、神前暁氏が解散直前に説得までしたという『大空のプリズム』の制作NG騒動、ファンの署名運動にまで発展した「東北三部作」の上映拒否騒動、しまいには「ラストライブで『新章』の監督は招待したのに『旧章』の監督を招待しないのはなんで?」まで、多岐にわたって事実を説明した上で、
「こんなに僕をパージして、なかったもののようにしているのに、僕の楽曲だけはしれっと使って悦に入るのは、人間としてどうだと思いますか?」と皮肉めいたお訊ねはしましたが、
「結局それは前任者のやった非常識な悪行の数々なので、後任で『WUG』を良く知らず預かっているだけの皆さんをここで殊更責めるつもりはありません。しかし『WUG』というプロジェクトを全面凍結・終了しない限りは、未来永劫このことを社内で共有してほしい。それを主旨として言いにきた」、と締めました。
最終的には「和解、あるいは雪解けのような気持ちでこれから皆さんと向き合いたい」と申し上げました。
ただし、そのために二つのミッションをお願いすることになりました。
まずアマプラ他で配信中の『旧章』の映像がなぜパッケージリテイク「前」で、『新章』はリテイク「後」なのか?
チーフプロデューサーに当たる方が「配信の映像はOAと同じ状態で……」とか言い出すものだから「じゃあ『新章』もそうしていただけますか?完全なダブルスタンダードですよね?」と切り返しました。
「即確認する」というご返答をいただきました。
それと、「10周年とは聞こえがいいが、現存するパッケージ素材を再販するだけですよね?そこに新しい要素は何かないのですか?それがファンサービスだと思っているのですか?」と訊ねた上で、
「では、もう同梱は無理でしょうから、サブスクかYouTubeか、BOXの発売後でも結構なので、『大空のプリズム』を完成させて披露することはできないのですか?」とご提案いたしました。
これも「前向きに検討する」というご返答をいただきました。
彼らが今後、またどんな嫌がらせをしてくるかしないのか、もちろん散々やり散らかした前任者のようなモチベーションすらないはずなので、可能な限り穏便なご対応をしていただけるとは思いますが、彼らの『WUG』への情熱が如何ばかりのものか、あるのかないのか、それを計る上でも、今後の動きを注視したいと思います。
以上、ご報告まで。
続報はまた書きます。