この記事を読んでつくづく思った。
やはり衣食住に限らず、すべて「バランス」なのだなぁ、と。
最近「少年ジャンプ」関係の仕事をした。
あちゃー、やっぱりこうなのかと思いながら、でも我慢して仕事を成し遂げた。
ちょうどそんな時、高校からの友人(重度のオタク)がこうツイートしていた。
「『チェンソーマン』の良さがまったく理解できん!どうすればいいの!?」
僕はこうリプライした。
「『ジャンプ系』の作品で理解する必要はない。ただ刺激があるのみ」
ここで言っておくが、僕は「ジャンプ系」を忌み嫌っている訳ではない。
その50年以上もブレない創作方針は、一種の伝統だと言っていい。
ただ、ここからはしょうがない言い方になるが、「ジャンプ系」は一種の駄菓子だ。
駄菓子は旨い。ジャンキーな刺激で子供たちの心を鷲掴みにする。
しかし、駄菓子だけ食べ続けたら、きっと死ぬ。
今のアニメ業界に危惧することは、すっかりこの「ジャンプ系」という駄菓子まみれになったということだ。
なくなれとは言わない、しかし、こればかりを摂取するのは、やはり心に「栄養失調」状態を生む、ということだ。
他のものも観て、栄養バランスをしっかり取り続けないと、人は死ぬ。
人だけじゃない、アニメも死ぬだろう。
僕は「ジャンプ系さえあれば他は要らない!」という風潮を危惧する。
それは漫画やアニメの「栄養失調死」が生じる可能性があるからだ。
それを邪魔するのはいつも「売上厨」のバカどもだ。
死にたきゃ勝手に死ね。他人を巻き込むな。