テーマ:人間の心理
薄い化粧をする、黒っぽい衣装を着る、小指をマイクの下のほうに入れる持ち方をする、シャープなアクションをしながらうたう━━こうしたロックシンガーを腐るほど見かけると思うが、グレイ世代の人たちはテルこそがその元祖だと思い込んでいるのではないだろうか?
実は元祖はテルではなく、グレイの人気が爆発し出した1990年代から遡ること10年ほど前、BOΦWY(ボウイ)というロックバンドのヴォーカリストとして一世を風靡した氷室京介という人こそが本家本元、正真正銘の元祖なのだ。グレイのテルはもちろん、その他すべての似たようなロックスターというロックスターひとり残らず全員、氷室京介に影響を受け、氷室京介に憧れ、氷室京介を真似ているというわけなのである。
第一人者というのは真似されるのが宿命ではあるが、テルをはじめとする氷室京介信者たちの気持ちはよく理解できる。氷室京介の姿を1回見ればわかるように、文句なし、説明不要のパーフェクトなカッコよさだ。男ならば誰しもが『ああなりたい!』と強烈に憧れて当然である。
氷室京介が日本のロックシンガー界の草分け的存在であることがわかってもらえたと思うが、真似される第一人者というのはもちろんロック界だけの話というわけではない。ブログ界においても似たような現象は頻繁に起こる。
たとえば私のこのブログ≪メシアのモノローグ≫に影響を受けているらしい、憧れているらしいことがパッとわかる雰囲気、内容のブログが多くあるのだ。
また、私のもうひとつのブログ≪真・鉄拳王への道≫にしても、明らかに私のブログを参考にしているブロガーや、私の文体や表現を真似るブロガーが山のようにいるのである。こうした点では私は“ブログ界の氷室京介”といったところだろうか。
私に憧れるブロガーたちの気持ちはよく理解できる。私は頭が良くて、博識で、革新的なアイディアまで次々と考えつくことができるただでさえカッコイイ男な上に、これから地球規模で起きることになるアセンションを牽引していく“神に選ばれしメシア”なのだ。カッコ悪いわけがない。私のブログの内容、方向性、文体などを真似るブロガーが山のようにあらわれて当然である。
中には私のメシアというニックネームと、≪メシアのモノローグ≫というブログタイトルそのものを丸ごと全部真似ている人までいるほどなのだ。改めて私の想像を絶するカッコよさを痛感してしまうところである。
カッコイイ男というのは真似される宿命を背負うもの。無数のロックンローラーたちに真似をされる氷室京介の気持ちが痛いほどよくわかる今日この頃なのであった。
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