筆跡鑑定協会が休眠状態となり退会することになりました。これを機に,筆跡鑑定の信憑性の低下からの脱却と信頼性の向上の実現を図るため,鑑定人の技術レベルがわかる正答率の公表もしくは資格制度の制定,正しい筆跡鑑定の体系化を確立すべく新たな協会の立ち上げと運営を目指して活動する予定です。

 

私がこの業界に入ってから,このブログに書き留めているように,一般企業では到底考えられない驚くべき実態が明らかとなっております。依頼人の悩みや苦悩に寄り添うよりも既得権(元警察)に胡坐をかき続け,さらには稚拙な鑑定や根拠の乏しい鑑定結果にそぐわない高額な鑑定料の徴収など,いまだに信じられない悪しき習慣が蔓延っています。

 

筆跡鑑定人の仕事は,筆跡が同一人のものか否かを調査する仕事ですが,それが偽造と判断されれば依頼人,弁護士,筆跡鑑定人がタッグを組んででも,依頼人が勝訴していただけるよう努力を惜しまない姿勢は,善良な方の財産や権利を守るために非常に大切なことです。もちろん私にとっては当然のことです。

 

このように言えるのは,間違いなく当該筆跡が偽造であると確信できる技術力があるからで,それが無ければこのようなことなど言える筈など無いのです。自信のない鑑定結果を出す鑑定人は,間違えても仕方がないくらいにしか思っていないのですから,依頼人が勝訴しょうが敗訴しようが何の関心もないのです。要するにお金だけもらえれば彼らはそれでよいのです。本当に人の痛みのわからない鈍感な輩が大勢いるのです。こういう輩は,鑑定人と名乗る資格などないのです。

 

このような輩を排除するために,正答率の公表,もしくは高水準の技術力(正答率)を担保する資格制度は絶対に必要なのです。ですから,今まさに筆跡鑑定業界を変えていく必要があるのです。

 

筆跡鑑定人やその他の方であっても「今日から筆跡鑑定業界を変えたい」という熱い思いの方がいらっしゃればご連絡ください。

 

筆跡鑑定の信憑性が高くなれば,偽造された筆跡にまつわる苦悩や悩みを抱えていらっしゃる数多くの方が救われるのです。筆跡が争点になっている裁判も大きく変わざるを得ないのです。

 

決して,日本を偽造天国にしてはならないのです。

 

AD