最後の審判の幻を見た黒人青年~

 

2014年10月2日、アメリカ人の青年ロッド・ピッキンズは、非常に特殊な幻を、夢を通して神から与えられた。その前の晩の水曜日の夜、彼はYoutubeで、クリスチャンによる体外離脱体験の動画を見た。それまで彼は、天国と地獄の様子を明瞭に描いているこの種の証について、内容が怖くて見るのを避けていた。しかし、その日の夜、彼は動画を見て、大きな衝撃を受けることになった。

そしてロッドは、神に祈り始めた。体外離脱体験の動画の内容について、神からの確信が必要だったのだ。そして次のように神に祈り約束をした。

「同じような体外離脱体験を与えてくれれば、必ずあなたの言葉を人々に伝えます。」

そして、次の日の朝、それは起こった。彼は夢の中で、肉体から魂が引き抜かれるのを感じた。そして、透き通った青の空間を導かれ、そこに何千人もの人々が列をなしているのを見た。そして、遠い彼方には灰色の蒸気のようなものがあり、人々の列はそこへ向かっていた。

(おそらく灰色の蒸気のようなものは、神の栄光―シャカイナグローリーを表しているのだろう。ロッドはそこに神がいることを認識していた。)

次の瞬間、そこから「消え去れ!」という大きな声が聞こえ、神の右側に大きな扉が開いた。その中には、凄まじい熱さで燃える大きな石があり、裁かれた人は素早くその中へ落ちていった。そして、少し遅れて、落とされた人の「あぁぁ!」という叫び声が聞こえてきた。

そして、列に並んでいる人々は次々と神の前に立ち、会話をした後に裁きを受け、「消え去れ!」という同じ宣告を下されていった。たくさんの人々が地獄へと落とされていくのをロッドは目撃した。

 

ロッドは、ある金髪の女性が、神の前に立って会話をしているのを見た。神はその女性にこのように言った。「あなたがフェイスブックに投稿した内容で審判を下すのではなく、皆がそれをどう捉えたかで審判を下す。あなたの投稿一つで、30万人が道を踏み外した。彼らの命は、あなたの手中にある。」

このように言い終えると、神は彼女に「消え去れ!」と言い放った。その時の言葉は、表現できないほど強烈なものだった。

性的不義、姦淫罪、様々な罪状が読み上げられ、列に並ぶ人は恐れた。そして、何千人もの人が地獄へ送られていったが、ついにロッドの番が来た。神が話される時、その内容が、巨大なスクリーンに映し出され、彼の人生の全てが再現された。いくつかの改善できた点が指摘された後、神は特定の女性の名前を挙げ、「なぜお前は赦さなかった?」とロッドに話しかけた。ロッドは、「私は赦しました」と答えたが、神は彼に「赦したなら、なぜ問題が再び起きたかのような態度で彼女に接したんだ?」と伝えてきた。

 

再び、ロッドは「でも赦しました」と答えたが、「ではなぜ胸にまだ“種”が?」と語った。自分の体を見ると、その中には種があった。(その種は、裁きの根拠となる何らかの罪を表していたようだ)そして、神は彼に言い渡した。「彼女を赦さなかったから、お前の罪を全部赦すことは出来ない」

ロッドの頭は混乱し、恐怖に満たされていった。彼はその言葉の先に待っている判決と地獄の運命を確信し、その時に感じた恐怖は言葉に言い表せない程だった。彼の思いは、ただ神に嘆願することに向けられていった。全ての行いが指摘された後、神は彼に面と向かってこう言った。

「もう終わった。お前はギリギリ助かった。」

 

すると、神様の左側から天国が開いて、美しい光が放たれた。それは言葉では表現できないような美しさであり、初めて見る色だった。

そして、ロッドは天国の方へ歩いていき、体がそこを通過すると、彼の体は成熟した次元における栄光に輝く身体へと変えられていった。そして、最後の足がそこを通過する瞬間に、彼は目が覚めた。

 

起きた後、大きな恐怖心は引き続き彼の心を捉えていた。そして何時間も放心状態になっていた。通常の夢とは異なり、意識ははっきりとしており、そこで感じた五感は今でも忘れることができない程だったからだ。神に「なぜこのような夢を見せたのですか?」と尋ねると、「お前が見た夢の出来事が、皆に待ち構えていると、警告して欲しいからだ」と返事が返ってきた。

 

「数え切れない人が、赦さなかったという理由で、天国へ行くことができなかった。沢山の人々が、地獄へ落とされていってしまったんだ。だから今日伝えたい。神様と正しい関係を築き、友人や敵と和解しよう。神は自分を恐怖に陥れたけど、そこには理由があった。だから愛を選ぼう。イエス・キリストをあなたの救世主として受け入れ、彼が我々の罪のために死んだと信じるんだ。そして三日後に復活をした神の子だと信じるんだ。聖書を読んで生活に活かそう。強く勧めるよ。」

 

「人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」(ヘブル9:27)

(黙示録20:11-14)

「また私は、大きな白い御座と、そこに着座しておられる方を見た。地も天もその御前から逃げ去って、あとかたもなくなった。12 また私は、死んだ人々が、大きい者も、小さい者も御座の前に立っているのを見た。そして、数々の書物が開かれた。また、別の一つの書物も開かれたが、それは、いのちの書であった。死んだ人々は、これらの書物に書きしるされているところに従って、自分の行ないに応じてさばかれた。 13 海はその中にいる死者を出し、死もハデスも、その中にいる死者を出した。そして人々はおのおの自分の行ないに応じてさばかれた。 14 それから、死とハデスとは、火の池に投げ込まれた。これが第二の死である。 15 いのちの書に名のしるされていない者はみな、この火の池に投げ込まれた。」