子供が死んだらどうなるのだろう 

メアリーバクスター天国の啓示

 

イエス様は言われました。

「私はあなたに、神の愛とすばらしさ、また天国の一部を見せようと思います。主の驚くべきわざをあなたに見てほしいのです。それは非常に麗しいものです。」

 

 私たちの前に二つの巨大な惑星が見えました。その輝きに満ちた中で、美しく栄光にあふれていました。そこを照らしている光は神ご自身でした。

 

一人の天使が私たちに出会って私に言いました。

「あなたの神であられる主のすばらしさといつくしみとを見なさい。彼のあわれみは、とこしえまでもあるのです。」その天使の周囲には、あまりにも強い愛と優しさがあったので、彼がふたたび話したとき、私は今にも泣き出しそうでした。

「神の力と権勢と威厳とを見なさい。神がその子どもたちのために創造した場所を見せてあげましょう。」

 

突然、地球の大きさほどの大きな惑星が、私たちの前にぼんやりと現われてきました。するとその時、父なる神が言われる声が聞こえました。

「父と、子と、聖霊は、全く一つなのです。父と子は一つであり、父と聖霊も一つです。私が私の子を送って十字架の上で死なせたのは、だれひとりとして滅びた者となる必要がなくなるためでした。」

 

「しかし」と彼は微笑んで言われました。

「私が私の子どもたちのために作った場所をあなたに見せましょう。私はすべての子どもたちのことを、とても心にかけています。私が心にかけるのは、我が子よ、あなたの胎の実が時期が来る前に命を落としてしまうように、母親がその子どもを失ってしまう時です。あなたにはわかっているように、私はすべてのことを知っており、すべてのことを心に留めています。」

 

「胎の中に生命がある時から、私は知っているのです。まだ母親のからだの中にいる間に殺されてしまう赤ん坊たちについて、私は知っています。見捨てられ、不必要とされて堕胎された生命です。死産の子どもたちや、肢体が不自由で生まれてくる子どもたちについて、私は知っています。妊娠した時から、それは一人のたましいなのです。

「そのような子どもたちが死ぬと、私の天使たちが下って行って彼らを私のもとに連れてきます。彼らが成長し、学び、そして愛を受けることができる場所を、私は用意しています。私は彼らに完全なからだを与え、彼らに失われているからだのどの部分でも回復させます。私は彼らに栄光を受けたからだを与えます。」

 

その惑星全体にわたって、愛されているという感覚、完璧な幸福感がありました。何もかも完璧でした。みずみずしい緑の草や、水晶のように澄んだ水の池などの中のあちこちに、遊び場があり、すわるために大理石の椅子や、綺麗に磨かれた木のベンチがありました。

 

また、子どもたちもいました。どこを見ても子どもたちがあらゆる活動をしていました。子どもは一人一人、しみのない白い服を着て、サンダルをはいていました。その白い服はとても明るく、その惑星上の華麗な光の中できらきら輝いていました。種類の豊富な色がどこにもあり、子どもたちの服の白さが引き立っていました。天使たちが門を守っており、子どもたちの名前はすべて、一冊の本に書かれてありました。

 

子どもたちが神のことばを学んでおり、金色の本から音楽を教わっているのが見えました。子どもたちがこの天使の学校にいる間、あらゆる種類の動物が子どもたちのところに来たり、彼らのわきにすわったりしているのを見て、私は驚きました。涙も悲しみも全くありませんでした。何もかもこの上なく美しく、喜びと幸せがどこにでもありました。

 

それからその天使は私に、もう一つ別の惑星を見せてくれました。それは大きな光のように、私の前で輝いていました。その光は百万もの星の輝きのように輝き、その惑星にある物はみな、美しくて生き生きとしていました。

 

遠方に純金でできた二つの山が見えました。私の近くには、ダイヤモンドや宝石が埋め込まれた、二つの金の門がありました。そこは新しい地球で、私の前に華麗に輝いている町は、新しいエルサレムで、地上に下ってきた神の都であることがわかりました。

 

そしてそれから、私はあの古い地球に戻って来ました。神の輝かしい目的のために地球を一掃して清める、あの最後の火が下る前の地球でした。そしてここにもまた一つの新しいエルサレムがあり、それはあの一千年期の首都でした。そして人々が洞穴や山々から出て来て、この都に向かって進んでいるのが見えました。ここではイエス様が王であり、地上のすべての国々は彼のもとに贈り物を携えて来て、彼に敬意を表わしました。

 

イエス様は私に、私が見た幻の解き明かしを与えてくださいました。彼は言われました。

「まもなく私は再来し、最初に義人として死んだ人々を私と一緒に天国へ連れ帰ります。それから彼らの後で、地上に生き残っている義人たちは引き上げられて空中で私と一緒になるのです。それに続いて、あの反キリストが定められた期間、地上で王として支配し、いまだかつてなかったような、またこれからも二度とないような艱難があります。」

 

「そしてそれから、私は私の聖徒たちと共に再来し、サタンはあの底なしの穴の中に投げ込まれます。そこに彼は千年間留まります。その千年の間、私はエルサレムから王として地上を支配します。その一千年期が過ぎると、サタンはしばらくの間解き放たれますが、私が来て、彼を打ち負かします。古い地球は過ぎ去ります」

 

「見なさい。新しい地球と、その上に下ってくる新しいエルサレムとが存在するようになるのです。そして私が永遠に王として支配するようになるのです。