Ⅰペテ1:18「ご承知のように、あなたがたが父祖伝来のむなしい生き方(罪の奴隷)から贖い出されたのは、銀や金のような朽ちる物にはよらず、1:19 傷もなく汚れもない小羊のようなキリストの尊い血によったのです。」

 

あるところに、仲良い2人兄弟がいました。彼らは貧しい暮らしでしたが、亡くなった両親が残した借金が500万円あり、とうとう、その返済のために弟の次郎くんが奴隷として売りに出され、工場で働かされました。さて、兄の一郎くんは、弟を取り戻すために一生懸命働き、ついに500万円を貯めて、奴隷が働いている工場に行きました。「500万円、持ってきました!私の弟を返してください!」
こうして次郎くんは、また一郎くんと幸せに一緒に暮らせることになりました。
感謝に満ちた次郎くんは言いました。

「ぼくは、お兄ちゃんによってあがなわれたのだ!」

これは、私たちと神様の関係を表しています。現代では、人を奴隷化して束縛するものは、文字通りの人身売買の奴隷制度でなく、薬物中毒やアルコール中毒、精神的なギャンブル中毒やポルノ、他人依存症や恐れなど種々ありますが、共通点は自力で依存物から抜け出すのが困難で、束縛解放には、その人以上の力が必要です。

 

私たちは、罪の奴隷となっていました。神様の定めでは「罪の報いは死」。罪を犯した全人類は一度死に死後に裁かれ地獄に行きます。このような強力な死の裁きから人類をあがないだすには、正反対である強力な命が必要でした。罪と死の力から脱出するには、強大な正義と命の力が必要です。

 

レビ17:11 「肉のいのちは血の中にあるからである。わたしはあなたがたのいのちを祭壇の上で贖うために、これをあなたがたに与えた。いのちとして贖いをするのは血である。」

 

ヘブル9:22「血を注ぎ出すことがなければ、罪の赦しはないのです。」

 

エペ1:7 「この方にあって私たちは、その血による贖い、罪の赦しを受けています。これは神の豊かな恵みによることです。」

 

キリスト教国際NGO「ワールド・ビジョン」の英国支部が行ったデジタル調査(英語)によると、世界で最も人気のある聖書の一節(最も検索された節、210万回)はヨハネの福音書3章16節ですが、それに次いで2位、エレミヤ書29章11節11 「わたし自身、あなたがたのために立てている計画をよく知っている─主のことば─。それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」(8万千回)と、ピリピ人への手紙4章13節「私を強くしてくださる方によって、私はどんなことでもできるのです。」でした。

 

神様は、イエス様を信じるすべての人を罪の奴隷からあがないだし、救って天国に入れて下さいます。