「笑ってコラえて!イタリア支局」5/30 その2後編 | 長靴の国へ向かって!

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昆虫とイタリア、映画見聞録などですが、
最近は日々の出来事を気ままに綴ります。
yahooブログからの引っ越し組です。

 【笑ってコラえて!イタリア支局】5/30 その2後編
イメージ 4後日、待ち合せをしている支局長。

エマヌエーレ王子「コンニチハ! ミツバヤシ
三林「あ~王子。」
エマヌエーレ王子「元気かい?」
 
 

三林「どうですか?このトリノの王宮を見た気分は?」
イメージ 1
エマヌエーレ王子「とても感動しているよ。
トリノに来てサヴォイア家の記憶を残す場所を
見られるんだから。イタリアを作った街だよ!
トリノがイタリアを作ったんだ!さぁ行こう!」
 
真地ナレーター;というわけで久々のトリノでちょっと
ハイテンションな王子と行く!王宮ツワー。実は
亡命先で生まれた王子は1972年ジュネーブ生まれ、
トリノに来たのは2回だけしか来た事がない。
そこで王宮管理の専門家であるエンリーコ・バルベーロ王宮管理局副長にガイドをお願いした。
 
三林「ここが正面玄関ね。」                                   王宮      ウィキより
エマヌエーレ王子「ここが正面入り口です。1862年イタリア統一を祝して改築された『栄光の階段』」
三林「うわ~すごい玄関ですねこれ、王子。」
エンリーコ王宮管理局副長「ここは王宮の収蔵品が並ぶダニエルのギャラリーです。」
三林「うわぁ~凄いですね、これ!!」
エマヌエーレ王子「キレイだね。」
 
イメージ 3真地ナレーター;最初に訪れたのは17世紀後半に設けられた
ダニエルのギャラリー。
部屋と部屋とを結ぶ通路の天井に、
当時最先端の技法で描かれたフレスコ画の数々は、
トリノ美術界に新風を吹き込んだと言われる。
 
エンリーコ王宮管理局副長「ここは昔レセプションだったんです。よく見ると鏡が沢山ありますよね。
当時は電灯はなくロウソクでした。なので鏡をたくさん置いて
ロウソクを点けて明るくしたのです。
そうすることで光を反射させたのです。」
 
真地ナレーター;続いて訪れたのは食堂。
その食堂の裏側には――、
サヴォイア家が代々使用した食器が展示されていて、
 
エマヌエーレ王子「見て!あれを使って食事していたんだよ。」
三林「凄いですね。」
エンリーコ王宮管理局副長「これは大部分が日本の物です。」
三林「日本?」
エマヌエーレ王子「そうだよ。」
エマヌエーレ2世 ウィキより
 
三林「凄い良かった。日本とサヴォイア家がくっついてて。」
 
真地ナレーター;実はトリノの王宮では東洋趣味が数多く見受けられる。
ルネサンス以後宮廷は否ヨーロッパ文明への憧れを強め、
洗練された中国や日本などの東洋の陶磁器を買いあさった。
東洋からもたらされた食器類は寝室や応接室などに置かれ、
実用ではなく室内装飾に用いられることが多かった。
続いては3階部分へ。
そこは王位継承者の居住スペースであり、王子の祖父が皇太子だった頃も夫婦で住んでいた。
 
エマヌエーレ王子「これは祖母の寝室だよ。あそこに父を寝かせたんだよね?」
エンリーコ王宮管理局副長「いいえ、お父様はここでは生まれていません。」
王子「そうだけど祖父母はここに連れて来たんじゃないかな!?」
副長「お父様が来た時はもちろんそうです。」
王子「確かだよ絶対にそうだ!!」
副長「あのゆりかごは…」
王子「父はナポリで生まれたんだ!でも確かにトリノに滞在しているはずだよ。」
副長「確かにその通りです。」
王子「父はきっとあの中に眠っていたんだよ。」
 
ここは王子、自分の意見を押し通しました。
 
真地ナレーター;続いて訪れたのは――、
 
三林「あれ?あれがもしかして王様の椅子?」
エマヌエーレ王子「ここが玉座の間だよ。王様が座ってお客様を迎えていたんだよ。」
三林「うわ~凄い。」
 
真地ナレーター;大きな天蓋と豪華な手すりをめぐらせた荘厳な玉座はイタリア統一の先駆けとなった。
カルロ・アルベルト王によって完成された。
ここにある玉座は歴代のイタリア王達が実際に座っていたオリジナルだ。
 
三林「座りたいと思いませんか?」
エマヌエーレ王子「いや、僕は見ているだけで十分だよ。僕の家柄は名家かもしれないけど、
僕自身はただの観光客だよ。ただ見て感嘆してしる。それだけだよ、時代は変わったのだ!
親愛なる友よ。」
 
真地ナレーター;夢の王宮から出て、王子はエマヌエーレ青年に戻った。イメージ 2
 
そうするとそばにいた観光客達に、
「一緒に写真を撮ってもいいですか?」
三林「人気ですね。」

その観光客達に軽くインタヴューする、
王子は人気者なんですか。」
観光客達「王子を知らない人なんていないよ。
僕たちの王子ですよ。」
 
また別な人が、「一緒に写真を撮ってもいいですか?」
三林「すごい人気だ王様。」

観光客「素晴らしい人柄だと思うよ。」
観光客女性「とても親しみやすいわ。」
観光客男性「家柄がいいからじゃなくて、
人柄が良いから大好きだよ。」
 
真地ナレーター;かつてイタリアを統一した王家の子孫は
今もイタリアを愛し、イタリアに愛され続ける。
 
                           画像の引用先 
 
 
ここからスタジオトーク。
所「出ましたよ!王子が。」
ジュニア「でも、気さくでいたけど…あそこで父親は寝ていたはずだっていうのは、絶対に譲りませんでしたね。」
松本明子「ちょっと怒ってましたね。」
ジュニア「あれ多分ですけど、父寝てないでしょ!」
 
関根麻里「三林支局長~!」
三林「はいは~い!三林で~す。ここでこちらのサヴォイア王子に関する更なるお金持ち情報を、
紹介したいと思います。」

所「何何何…?」
三林「VTRで紹介したスイスのジュネーブ以外にも、サヴォイア家はスイスのグシュタード、フランス・パリなどに合計4つの豪邸があります。それらサヴォイア家の不動産価値は4000万ユーロ、
日本円でおよそ約40億円と言われています。豪邸のメンテナンス費用だけで年間200万ユーロ、
およそ約2億円もかかっているそうです。」
関根「毎年メンテナンスが…」
所「メンテナンス言い値でやり過ぎだろ!」

関根「王子から何か貰いましたか?」
三林「もちろん。皆さんこちらをご覧下さい。
こちらサヴォイア王子のオリジナルブランドprincipe d'italiaの王子特注Yシャツで御座います。」
と言って着ているシャツを見せる。
 
松本明子「素敵なシャツ。」
所「いいじゃない!スゴイことは分かった!ナニ満足気なんだよ。」
三林「はっはっ!!それではまたのちほどイタリアからお送りします。」
 
fine■■ 
 
 なかなかこの王子人が出来ていますね。
ところで王子のフルネーム何だったけなぁ~。