だいぶ長いよ!

 

※自分への備忘録が主目的なので、そこんとこヨロシク


中古のVH0009CSを買ったのはいいんですが、
付属の「ND-DC1」(純正USBモデム)は
3年間の使用可能期間は切れていたようで・・・(苦笑)

 

AndroidスマートフォンからBluetoothでテザリングも出来ているんですが、
毎回スマートフォン側で操作しなければいけない煩わしさと、
クルーズカウンターのアップロードはテザリングでは機能しないという悲しみが・・・

 

なにか安く出来る方法は無いかなーって調べていたら
ND-DC1の中身を書き換えれば格安SIMが動く場合があるらしいので、
特攻してみようかなって(笑)


参考にした記事

 

サイバーナビのスマートループを無料で使い続ける方法(2)
http://naniwa-48.blog.so-net.ne.jp/2016-03-04

 

L-02Cを最初からUSBモデムで認識させる/手動でAPN登録する
http://trtr.hatenablog.jp/entry/2014/11/27/011913

 

L-05A日本語マニュアル(PDF)
https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/support/trouble/manual/download/l05a/L-05A_J_08.pdf


・作業を行った環境

 

AVIC-VH0009CS (地図データ 2016年版)

 

Pentium DC E2220
G31マザー
メモリ2GB(1GB*2)

※インターネット接続環境必須
有線LANだと勝手にドライバー当たるのでラク

上記環境だとUbuntu 16.04は重かったので、今回はUbuntu 12.04.1を使用
(重いだけで作業は行えた)

 

※「ND-DC1」には何でもいいのでSIMを挿しておく


CDブートだと手順途中の追加ソフトをインストール出来ないのでNG
参照元のようにUSBメモリに書き込むか、要らないHDにインストールすること

今回は余ってるパーツとSSD(64GB)があったので、それにインストール

 

どのご家庭でも転がっているPCパーツ(錯乱)

linux実行環境


Ubuntuが起動できるまでの内容は割愛
(CD焼いてCDブート -> HDドライブにお任せインストール出来るので、
 そこまでハードル高くないけど、常用PCでやっちゃうと

 Windows上書きしてチーンになるかもなんで、そのあたり要注意)


Ubuntuを起動後、「ND-DC1」をUbuntuマシンに接続

 

左上[Dashホーム] - [ツール] - [インストール済(79個の結果を表示)] - [端末] をクリック
( [Ctrl + alt + t] のショートカットでも可 )

linux画面1 linux画面2

 

ターミナル(端末)が起動するので
[sudo apt-get install minicom]
と入力し書き換え作業用ソフト(minicom)をインストール

linux画面3

※ この作業があるため、CDブート環境はNGなのでした
   「Ubuntuソフトウェアセンター」で「minicom」と検索すると
   「Cutecom」という似たような送付とが出てきますが、
    インストールしようとするとエラーでインストール出来なかった・・・orz


続けて [dmesg] と入力し「ND-DC1」のパスを確認

linux画面4
記事や書き込み見る限り「ttyACM0」ってので確定みたい

 

パスの確認ができたら
[sudo minicom -D /dev/ttyACM0]
と入力し、以下のような画面が出てきたらログイン成功

linux画面5


まずは今の時点で登録されている接続先情報の確認
[AT+CGDCONT?] と入力

linux画面6
純正は接続先1番に「PPP接続で、APNはfg2h.dcm.ne.jp」と設定されている模様
※書き戻し用コマンド [AT+CGDCONT=1,"PPP","fg2h.dcm.ne.jp"]

手持ちのSIMで「DMM Mobile」と「0SIM by So-net」の2種が搭載候補だったので、
今回はこの2種類を登録

純正は使わないだろうしと、たかをくくって1番にDMMを上書き

「0SIM」は5番に登録すると機嫌がいいとも言われているので、
2番と5番の2箇所に設定

[AT+CGDCONT=1,"IP","dmm.com"]  <- 1番にDMMを書き込み
[AT+CGDCONT=2,"IP","so-net.jp"] <- 2番に0SIMを書き込み
[AT+CGDCONT=5,"IP","so-net.jp"] <- 5番に0SIMを書き込み

入力しおえたら [AT+CGDCONT?] と入力して間違っていないかの確認
エラーがあれば下の方の書き込み参照

問題無ければ
[Ctrlキー + a] - [q] - [Enterキー] と入力しminicomを終了

[exit] と入力しターミナルを終了

[右上歯車のマーク] - [シャットダウン] - [シャットダウン] でUbuntu終了


~ ここまでがパソコンでの作業 ~


* ここからがナビでの作業 *


エンジンを切った状態で「ND-DC1」を取り付けておく

エンジンをかけてナビを起動する

メニュー画面を開いて
[設定・編集] - [システム設定] - [ 通信モジュール設定 ] - [マニュアル設定]
を選択

ナビ設定1


[接続先名称] は、なんでもOK (今回はMVNO事業者名)
[接続先電話番号] は、今回は1番に上書きしたので、そのまま
DMM mobile は[ID][パスワード]ともに無しなので何もしなくてOK

ナビ設定2
設定完了後、いざ通信・・・出来ませんでした(白目)


一旦エンジンを切って、SIMを0SIMに差し替えて再設定

ナビ設定3

[接続先名称] は割愛
[接続先電話番号]は[*99***2#] (5番を使う場合は *99***5#)
[ID] は「nuro」
[パスワード] は「nuro」

2番でも5番でもダメだったよ・・・orz


ナビの初期化したら出来たという情報もあるので、
データのバックアップを行えたら再挑戦してみる予定

「ND-DC1」はドコモ系MVNOなら理論上問題無いはずだけど、
いろんな情報見る限り相性きついんで、結構ハードルが高いなぁ・・・(苦笑)

 

*おまけ*

 

L-05Aのマニュアルから抜粋・参照

ATコマンドの補足説明

 

・書式
AT+CGDCONT=<cid>,"<PDP type>",<APN>"

 

cid は接続先情報で、L-05Aだと1~10までの10個なので、
ND-DC1(L-05C)も10個まで?

 

PDP type は通信方式 ドコモ系MVNOだと基本的にはIPだけのはず

 

APN はAccess Point Name(接続先名)のこと 各MVNO指定のAPNを入力すればOK


(例) DMM mobileで2番に書き込む場合
PDPはIP接続、APNは「dmm.com」なので、

AT+CGDCONT=2,"IP","dmm.com"

となる

 

コマンドが間違っていなくてCME ERRORなどが出て書き換えられない場合は、
・SIMの接触不良
・SIM未装着
の可能性あり

minicomとターミナルを終了させてから、
「ND-DC1」を取り外してSIMの状態の確認を


誤ったAPNを登録してしまった場合は、
正しいパラメータを入力すれば上書きされる


cid番号を間違った場合は、

AT+CGDCONT=*  (*には削除したいcidの番号を入れる)

と入力すると指定されたcid番号の情報を削除出来る


番号を入力せずに

AT+CGDCONT=

とだけ入力すると全部初期化されてしまうので、要注意
(cid1番に純正の接続先が書き戻され、2~10番は消去される)