みなさんこんにちは
フッテモと申します
2017年10月半ば、タキソテール+ハーセプチンの2回目が済み、
味覚障害+発熱+体力低下でぐったりしていた頃
この頃の興味は、
1.老後の資金作り
2.平穏死(終末期に過剰医療をしない穏やかな死に方)
3.実家の仏壇や相続
4.新しい入試に即した授業方法
5.終活
たくさんの本を読み漁っておりました
↓例えばこんな
この頃から、終活とか、平穏死とか、死にまつわることを沢山考えるようになりました。
今日元気に過ごせていることに感謝です
平穏死(人生の最期にに過剰な医療をせず、穏やかに死ぬこと)について興味が高じたのも、終活コーディネーターになりたい、などと一瞬考えたのも、
この平穏な心をを最後までずーっとつなげていきたいという気持ちからかもしれません。
ところで、「以前続きを後で書きます」と言っていた、匿名の医者、NATROMさんの本
「『ニセ医学』に騙されないために」
について、お話ししたいと思います。
私は抗ガン剤による標準治療が一番だと選択しました。
これは、私のステージがIIbで、抗ガン剤を使った場合、5年後の生存率が80パーセントという臨床研究結果があると知ったからです。
(もっと軽い方は、抗ガン剤を使わなくてもすむ場合もあるようです)
私の乳がんはグレード3で、繁殖力の高い、いわゆる顔つきの悪いタイプでした。
しかし、抗ガン剤治療を経て、術前療法で手術前までに、病巣の目に見える範囲のガンは全て消えていました。(完治というわけではなく、目に見えないガンをやっつける治療はまだまだ続きます。今している放射線治療もその一環です)
ガンがみるみる小さくなっているのが手で触って日々確認できることが
乳がんのいいところです
術後の病理検査でも、取り出した患部からガンは検出せず、完全奏功(PCR)とのことでした
↑PCRとは?(国立がん研究センター がん情報サービスhp)
「抗ガン剤は毒にしかならない」などのような言説はネット上に山のように見られます。
それが本当か、嘘か、私みたいな一般人には分かりません。
例えば、「お医者さんは抗ガン剤使わないらしいよ」と聞いたところで、私が世界中のお医者さん一人一人に確かめるのは不可能です。製薬会社の陰謀論も、確かめようもなく…
みんな、誰かの何かしらの説信じるしかないですものね。
自分が選んだ治療法で身体がどうなるかは、神のみぞ知る。
みんな、これが最善だと思って必死に決断している。
それについては、もう信じていたい。ずーっと。
一旦こうと決めたら、私の選んだ道は正しかったと思い続けていたいです。
↑上記の本の話に戻ります。
世の中でよく聞かれるような言説について正しいか間違っているか、世界の研究結果や論文などを紐解いて、それを論拠に解説してくださっています。
人の寿命を左右しかねない(場合によっては詐欺目的の)「トンデモ医学情報」についても、一つ一つ論破していってくださっています。
私の決断を後押ししてくださった著者のNATROMさんに感謝しています。
私は、まずは専門のお医者さんに診ていただいて、納得できないなら、セカンド、サードオピニオンを受けてから決断すればいいと思いました。
それでどう判断するかは、その人の価値観によるのだろうと思います。
私の場合は、そうだった。
でも、病期や病状によっては、抗ガン剤を選ばない人、やめる人もいる。
南果歩さんも、そんな選択をしたことを表明されていましたね。
それはそれで、その人なりの病状よると思うし、その人なりの価値観や理由があるのだと思います。
迷いに迷って、
最後は、もう、野生の勘です
勉強して、色々な人の意見をよく聞いて、考えて、自分で決めるしかないかな