おはようございます音譜

妹からチョコもらいましたニコニコ




おいしかったなあラブラブ





これまでの経緯、続きです。

2014年9月から食事療法を始めました。
ニンジンジュース1リットル以上、玄米菜食、無塩食。

マーカーは、9月分、10月分と下がってはいました。

マーカーが下がったことを医療否定のがんコミュに報告すると、

「やっぱり現代医学はダメだ!私たちが正しかったでしよ。はなさんはもう大丈夫!」

とコメントされ、凄く違和感がありました。

大丈夫って、抗がん剤止めてからまだ2か月しか経ってないのに、この先ずっと不安は続くのに…

医療否定の人たちは、月一の診察さえ、早くやめたほうがいい、と言って来ました。

この人たちの言うことを、鵜呑みにしていいのだろうか?

そんな疑問が湧いてきたころです。

11月の診察の帰り道、本屋さんに行き、習慣となっている、医療・健康コーナーに立ち寄りました。

そこで、『「ニセ医学」に騙されないために』という本に出会いました。

著者はNATROMという、現役内科医の有名なブロガーとのこと。

立ち読みで、パラパラと目次をみると、船瀬俊介や安保徹など、私が抗がん剤を止めるために参考にしていた本の著者たちが、
「ニセ医学」として紹介されていたのです。

そこには、食事療法についても書かれており「食事でがんを治そうとするのは、肺癌の原因が煙草だから、煙草を止めることでがんを治そうとすることと同じ。」と書かれていました。

「この本は読まなくては!」

早速買って一日で読み、もっと情報を知りたくなって、NATROMさんのブログもほぼ全て読みました。

本とブログから、一般書でよく見かける「体験談」は、医学的には何の根拠にもならない、ということを知り、驚きました。食事療法の本や、代替医療の本には、必ずと言っていいほど、「よくなった人の体験談」が載っているからです。



また、NATROMさんのブログで、『代替医療解剖』(サイモン・シン著)という本を知りました。この本が、NATROMさんの本やブログとともに、私を洗脳状態から救ってくれたと思います。


この本は、現代医学が臨床試験を基に発展してきた歴史を紹介し、臨床試験とは、「効果があるかどうか」を判定する唯一の科学的な方法だと書かれていました。

例えば、壊血病に対して、レモンがきくことが発見されたのは、たまたま、比較対照試験にレモンが入っていたからで、ビタミンCが重要だとわかったのは、ずいぶん後だということ。

つまり、臨床試験で、「効果あり」と判定されれば、メカニズムはわからなくても、現代医学に採用されてきたこと。

そして、代替医療の多くは臨床試験では、「効果なし」とされているものがほとんどだということ。

鍼灸、整体、ホメオパシー、ハーブ療法など、具体的な代替医療について、詳細に書かれてあります。


そのなかで、私が一番衝撃を受けたのは、参考にしていたゲルソン療法が、アメリカでは違法とされており、メキシコのティファナでしか開業できない、という記述でした。

ゲルソン療法を勧める本には、そんなことは一言も書いていなかった!

ショックでした。

抗がん剤を止める決断をする前に、こういった本に出会いたかった…


私のような人は、あまりいないかも知れないけど、病気になったら、藁にもすがりたい思いで色々なものを試すこともあると思います。

でも、それが本当に効果が実証されているのか?

立ち止まってカウンター情報を探すことは大切だなあ、というのが、私が得た教訓です。