こんばんは、はまかぜです。
何だかタイトルが「冷やし中華、はじめました」みたいになってますが気にしないで下さい。
以前、窓・サッシで悩んでいますでYKK APのAPW330のスペーサーを樹脂にするべきなのか、いっそのことトリプルガラスにするべきなのか、それなりの費用がかかるため悩んでいることを書きました。
そしていろいろなご意見をいただきましたが、結局メーカーには見積もりを取る暇がないまま今日に至っています。
ただ、1点だけ疑問点が解決しました
疑問点に思っていたことは、APW330のアルミスペーサーと樹脂スペーサーについてです。
熱貫流率とわが家にかかる追加費用で比較すると、
アルミスペーサー仕様:熱貫流率 1.37W/(m2・K) +0円
樹脂スペーサー仕様: 熱貫流率 1.31W/(m2・K) +10万円
【 参考 トリプルガラス仕様: 熱貫流率 0.99W/(m2・K) +50万円】
のように熱貫流率はほとんど差がありません。
ところがYKK APのニュースリリースで、2014年9月18日付けでアルミスペーサーと樹脂スペーサーが比較されており、
(※YKK APより引用)
のように樹脂スペーサーの方がアルミスペーサーよりも室内側のガラス周辺表面温度が約3℃も高いのです
熱貫流率の差は 0.06W/(m2・K)とわずかなのに、表面温度は3℃も差が出るのはなぜなのか?
そう疑問に思い設計さんに聞いてみたところ、メーカーに問い合わせてくれました。
その結果、なんとアルミスペーサーはアルゴンガスなし、樹脂スペーサーはアルゴンガス入りで比較してたのです!!
これは全然フェアな比較ではありません!
つまり、この3℃の差はスペーサーの差だけではなく、アルゴンガス+スペーサーの差だったのです。
具体的な数値は忘れましたが、アルゴンガスのありなしでかなり熱貫流率に差が出るそうで、スペーサーの差はごくわずかだそうです
設計さんは
「こんなのを公表するなんて消費者をだまそうとしているしか思えませんね」
とあきれてました。
設計さんいわく、さすがのメーカーも「このニュースリリースはまずいですね」と言っていたそうです。
3年以上前の記事ですが、こうしていまも検索できるのはダメだと思います
「じゃあ結局アルゴンガス入りで、アルミスペーサーだけを単純に樹脂スペーサーに交換した場合にガラスの表面温度は何度上昇するのよ?」
と設計さんに聞いてみたのですが、
「それは公表していないようです。おそらくそんなに差がなくてデータが取れないのでしょう」
とのことでした。
つまり、熱貫流率の差がわずか 0.06W/(m2・K)なので、ほとんど温度差が出ないってことなんでしょう。
というわけで、設計さんの「費用対効果を考えると、他にお金をかけた方がいいです」という言葉を信じ、私も+10万円の恩恵は全く無いと考えたので樹脂スペーサーはやめました。
ちなみにトリプルガラスもやめました
+50万円は高すぎます
それにモデルハウスを見学して、APW330のLow-E複層ガラス アルミスペーサー(つまり標準仕様)でも十分だと感じましたので
夫婦ともに納得の上での決定です
最後までお読みいただきありがとうございました。