AKB48「喜び組」問題の裏に無節操プロデューサー・秋元康の金満体質 | 芸能ニュースワイド

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いまや、モーニング娘。を追い抜いたといってもいいAKB48。

このグループを中心としたプロジェクトを運営する「AKS」の窪田康志社長とグループ・メンバーとの「不適切な関係」を、先週発売の「週刊文春」(文藝春秋)が報じて騒動になっている。

同誌いわく、窪田社長は特定のメンバーに対して、同じマンションに住まわせたり、クレジットカードを使わせたりしており、まるで"喜び組"状態だというのだ。

一方、窪田社長側は、記事は事実無根であるとして、「文春」に対して法的手段も辞さない構えだ。

だが、AKSのある幹部は、複数のマスコミ関係者に「文春に書かれたことは半分以上当たっている。でも、事務所の資金を出してもらっているので、窪田社長に注意できる人間が誰もいないんだよ」とぼやいているという。

ご存知の通り、AKB48はその昔、「おニャン子クラブ」を仕掛けた作詞家の秋元康氏が総合プロデュースを務めている。

おニャン子での成功体験を元に、都内で電子部品製造業を営む資産家の御曹司である窪田氏に20億円という資金を出資してもらい、プロジェクトはスタートした。

それから5年目に起こった今回の騒動は、"機を見るに敏"ではないが、"金を見るに敏"という秋元の金権体質が引き起こしたような気がしてならない。

秋元は、90年代後半、CSK名誉会長でセガの会長兼社長だった故・大川功氏に気に入られ、セガの社外取締役になり、家庭用ゲーム機「ドリームキャスト」の宣伝戦略プロデューサーを務めていた。

"湯川専務"を起用した自虐的な広告などは話題になったが、莫大な宣伝費をかけた割には、肝心のゲーム機は思ったほど売れず、その責任を取らされて役員から外されたといわれてきた。

しかし、筆者が知るその舞台裏は違っている。

生前、大川氏は京都から連れてきた愛人を東京のマンションに住まわせていた。

東京に不慣れな愛人は、同じマンションに住む秋元の妻で元"おニャン子"の高井麻巳子と親しくなった。

このとき、秋元は夫婦共々、大川氏に接近。

そして、大川氏に信頼されたことで、秋元は仕事面でセガに食い込み、また金銭的な工面も含めて、大川氏におんぶにだっこ状態になったようだ。

秋元はラスベガスでカジノにハマり、高井はブランド物を買いあさっていたという。

だが、その放蕩ぶりが大川氏の逆鱗に触れ、セガを出入禁止になった。

その後、秋元はなんとか許してもらおうと、大川氏の常連のフランス料理店で、大川氏に土下座している現場を筆者は目撃している。

大川氏が01年に亡くなってから、秋元の名前を耳にしたのは、ライブドアによる"ニッポン放送買収騒動"の時だった。

このとき、秋元がライブドアの関連会社の取締役になっていることを知った芸能界の重鎮が、「秋元という男は"金を見るに敏"。節操がない」と憤ったのを記憶している。

フジと蜜月関係にあったかと思えば、競合関係になりうるIT企業の役員も務める。

その重鎮の目には、秋元は芸能界の人間というよりは、芸能界でうまく金儲けをしているビジネスマンと写っていたのだろう。

秋元は、かねてより芸能界の大手プロ関係者からは人望がなかった。

その分、業界を知らない人間に擦り寄るのはうまかったようだ。

その後、AKB48プロジェクトのスポンサーとして見つけたのが、窪田氏。

しかも、運営会社の社長に就任させたことで、窪田氏はスタッフやメンバーたちから祭り上げられる。

芸能界に免疫がない窪田社長が勘違いして、メンバーに対して誤解を招くような言動を取ったのは想像に難くない。

"素人社長"をマネジメントするのも、プロデューサーである秋元の重要な仕事のはずだが、おニャン子のメンバーを嫁にして、ファンから批判を浴びた自分には、"殿のご乱心"を咎める権利などないと思ったのだろうか。

いずれにせよ、「文春」を提訴する以前に、AKSの幹部たちは「資金を出してもらっているから何も言えない」なんていう情けない状況を変えなければいけない。

AKSは、その運営体制の脆弱さをファンに非難され続けてきたようだが、AKB48自身やファンの名誉のためにも、この機会に体質改善すべきだろう。



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